日本の衆院選は与党の過半数割れという結果になりましたね。前回与党が過半数割れした2009年の時は政権交代につながったのですが、今回はどうもそうはいかないようです。自公の少数与党が法案ごとに野党の協力をもとめることになる? 15年前の結果は今回よりももっと決定的だった(民主党が圧勝、余裕で単独過半数獲得)というのはありますが、それでも今回野党側に政権交代の機運が全くもり上がらなかったのはなぜ?

 

数字だけみれば立憲(立憲民主)、国民(国民民主)と維新が連立すれば自公に近づきそうなもんですが。更にれいわが参加すれば主導権が握れるかもしれないのに?国民、維新は「政策が立憲とが違い過ぎる」と発言しているようですがすり合わせの余地は十分あるのでは? 意見の違いは党内でもありますし、国民も維新も数年前まで立憲と集散を繰り返した間柄のような。というか3党ともルーツを自民党にもつ議員すらまだ少なからずいるのでは?

 

自民はもともと55年体制時代から「社共以外の全て」が寄せ集まったみたいな集団でした。所属議員は政策面で大きく幅があるのに党内での政策面での議論は極めて乏しく、派閥力学で万事を進める私からみたら特異な政党です。ただこの政策面でのつかみどころのなさ、全てが現状維持指向のように見えるところが一番の強みなのかもしれません。支持率維持、政権維持のために党内での政策論議を敢えて封印してようにすら見えます。結果日本の政局は自民党内の魑魅魍魎跋扈する党内ポリティクスに動かされていくパターンが何十年も(一時期を除いて)続いているわけですね。

 

でもそうだとしたら野党間で政策面のすり合わせができないと当面は政権交代は難しそうです。政党は政策ごとにまとまった集団であってほしいと思う私としては自民はからの離党者がもっと増えてよいと思ってます。実際90年代以降は社会党の衰退とともに自民からの離党者が相次ぎ、それが15年前の民主党による政権交代につながったわけですが。

 

議席を大きく伸ばした国民民主は自民にすり寄っているようにも見えます。目立って存在感を見せることが大事なのかもしれませんが、「手取りを増やす」などというポピュリズム全開主張が国民民主躍進の原動力だったとしたらまあこんなもんなのかな。私は税金を減らすなら逆累進性の高い消費税を下げるのが最優先だと思っています。米国のように食料品は消費税非課税というのも大賛成です。そして減税を提唱するなら税収減の埋め合わせをどうするのかはっきりしておくのが政策政党としての責任だと思っています。

 

ところで日本を選挙では私の苦手なものがあります。あのスピーカーで名前を連呼する選挙カーと音量の大きい街頭演説。米国に来てからは全くないことに慣れてしまって久しいのですが、日本にいたころはやめてほしいと切に願っていました。なんでこんなの必要なんだろう?何が起源?これって文句いってるのは私だけ? 

 

昔は候補者の名前を知らせるすべが少なかったので仕方なかったのかもしれませんが、今はネットで候補者の名前と政策くらいは調べられるのでは? たまたま一時帰国と選挙活動時期が重なった時はかなりうんざりでした。日本の皆さん、忍耐強いです。

 

米国大統領選までは3日になりました。メディアは拮抗、接戦と報じていますが、どうも最悪の結果になりそうです。
 

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