イスラエルとイランの戦争が停戦合意から終結に向かうとすれば喜ばしいことです。ただ体面を保ちたいイランが何と言おうと、実情は米国・イスラエルの連合軍の攻撃にイランが屈伏したということ。カタールの米軍基地への報復攻撃なんて形だけでしたから。超大国(米国)が軍事的劣勢にある側を攻撃して戦闘を終結させることを称賛すべきではないと思います。

 

攻撃そのものが正当化されるかどうか(ある国がウラン濃縮を続けた場合、他国が軍事力でそれを破壊していいのか)は別の話です。イスラエル側についてイランを直接攻撃した米国はその時点で当事国。直接攻撃によって戦闘が終結したとしたらそれは戦闘に勝利したということにほかなりません。戦争が終結したとしても戦闘勝利国、当事国である米国が「平和を仲介」した、平和が実現したのはトランプの「功績」だという見方は絶対にすべきではないと思います。過去の戦争で戦勝国・当事国が「平和を仲介」した、あるいは「平和を実現」したと言える立場にあったでしょうか。

 

私は強大な軍事力を持つ国が自国の都合で戦争・紛争に直接介入し結果を自在に左右することが咎められない――どころか称賛される時代になることを恐れています。トランプやプーチンのような指導者には国際法による秩序、正義も大義もありません。トランプが当選した時点でそれはもう崩壊していたという見方もできますが。

 

すみません。長々と脱線してしまいましたが本題です。このブログでも何回か米国では地域別に政治的な状況がかなり異なっていることをお伝えしました。

 

今回はLGBTQに寛容な州はどこかという調査をご紹介します。Out Leadership (https://outleadership.com/driving-equality/climateindex25/) という組織がまとめた LGBTQ+ Business Climate Index という指標です。元々職場環境のLGBTQに対する状況の調査ですが、各州の状況が比較されていて興味深いです。

 

まずは地図で見てみましょう。緑色がLGBTQに寛容な州、続いて黄緑、黄色、橙色、そして赤が一番厳しい週です。

 

昨年3月の投稿で州ごとに民主党と共和党のどちらが優勢かという話をしましたがその時の地図と比べてみると非常に似通っていることがわかります。

 

 

 

続いてランキングの表です。

 

 

米国の分断がカルチャー戦争と言われる所以ですね。以前にも述べましたがニュースの情報源となるメディアが異なっているのでもう建設的な議論ができない状況です。残念ながら米国では偽ニュースに影響される人口の方が大きくなってしまいました。トランプの任期が終わっても状況が好転しないと私が悲観しているのはそれが理由です。日本ではまだそこまで行っていませんが、先日の都議選では悪い傾向も鮮明になってきています。

 

今回掲載した資料はいずれも州別の調査ですが、各州内でも大都市、大学町はリベラル 、人口密度の薄い地域は保守的という傾向があります。西海岸の州でも海岸線から100kmも離れるとかなり保守的。大学町だとテキサス州オースティン、ジョージア州アセンスなどはリベラルなのでブルードット(赤い地域に囲まれた青い点)と呼ばれています。LGBTQの皆さんに米国訪問の機会があったとき、あるいはLGBTQのご友人の方が米国に滞在・居住している場合などにご参考頂ければと思います。

 

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