今回は前回の投稿の付け足しです。

 

まずしぐさについてですが――「私の歩き方(カミングアウト)前から女性っぽかったって言われたのブログに書いたよー」と妻に言ったら「そうね、うん、走り方なんてもっと女性っぽかった」ともう一発。 えええ?!走り方に女っぽいとか男っぽいとかあるの? 私、結構足速かったんですけど。球技はダメなのに運動会の時とかいつもリレーの選手だったんですけど。「女性っぽい」走り方なんてしていたら人より速く走れるわけないじゃん?

 

でも実はこれ言われたの初めてではありませんでした。30年前に1回だけ。パラグライダーの練習をしていた時、講師から「お前の走り方女っぽい」と一言。そんなこと言われたこともないのでそんな訳ないじゃん、私の方が絶対速いし、とスルーしましたが、まさか。まさか学校時代のクラスメートもそう思ってた?

 

オリンピックのスプリンター競技(の録画)を見てフォームをチェックしようと思ってますが、男女差なんてほんとにそんなのあるんですか?あってもどうしようもないですけど。タイムが全てでしたから。もちろん今は女性っぽい走り方って言われたほうが嬉しいので全然OKです。

 

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それからこれも前回の付け足しですが、 ryuchell さんのことに関連して一言。原因をホルモン治療(HRT)に帰するべくトランスヘイターたちが怒涛のSNS投稿をしているようなので、実際にHRTを4年半続けている当事者(私)の例について述べたいと思います。今までこのブログのHRT関連の投稿では精神状態についてはほとんど触れてなかったので。

 

というか触れてこなかった理由は「書くことがないから」の一言につきます。私のHRTが期待に反して効果が出ないことについては何度も文句をぶちまけましたが、ネガティブな副作用である精神状態不安定化、というのも全くありませんでした。前回の投稿のプラットフォームやバルコニーへの恐怖心はカミングアウト後HRT開始以前からあったもので、HRT開始前後で変化はありません。私の場合はむしろHRT開始後精神的に安定した、心が穏やかになったということを強調しておきたいと思います。

 

とにかくこれでテストステロンの影響から身体を守れる、男性化の進行を抑えられるという気持ちが大きかったですね。HRT以前の絶望的な性別違和、その苦しさから一気の解放され、心理的には格段に安定したと思います。特にHRT開始初期、HRTによる身体的な効果がほとんどでなかった私にとってこの心理的な効果は大きかったです。

 

私の場合、HRTの摂取量を3年近くかけてかなりゆっくりと増量し、定期的な検査でホルモンバランスが常に安定していることも確認しています。「ホルモンによる精神状態不安定化」が信憑性をもつ理由はホルモンバランスの状態が原因なのではなく、(理由に関わらず)ホルモンバランスの急激な変化が原因なのではないかというのが私の理解です。つまり医療機関の監督のもとでHRTを行いホルモンバランスをモニターしていれば問題はないということですね。

 

HRTそのものが精神上良くない治療だ、禁止すべきだなんて非当事者の論外の暴論投稿に社会が惑わされませんように。影響される人、同調する人の少ないことを祈ります。HRTは多くのトランスジェンダー当事者にとってずばり、命を救う治療であることを力説しておきたいと思います。

 

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