ロシア下院選での統一ロシア敗北の意味 | 旅人のコウ(maplenet)さんのブログ

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先日のロシア下院選では、与党・統一ロシアは大きく議席を減らし、過半数を維持するかしない程度まで議席が落ち込みました。野党の共産党や公正ロシアなどが大幅に議席を伸ばし、プーチン首相の大統領への返り咲きと3選禁止規定の撤廃などの思惑が簡単に実現できなくなったと思われます。プーチン氏の長期政権化に対する国民の不信感や危機感が如実に出ているとも感じられます。現在のロシア与党は今後、厳しい舵取りを迫られ、この選挙は来年の大統領選にも影響してきます。プーチン氏に対する反感は、まだまだおさまる気配がなく、ロシア各地で抗議行動が続いてるようですし…選挙をめぐる不正疑惑もあり、これはソ連崩壊以来の国民の大きな抗議の意だったと報道されていますね。

ただ、次の大統領選にプーチン氏以外の有力者が出るかどうか、微妙みたいです。他の野党もプーチン氏にこれまで協力的だったようですし、統一ロシアが牛耳っていたロシア政界に一定の歯止めをかける事はできたといえる選挙だったのではないでしょうか。

2012年はロシアだけでなく、フランスや韓国、そして超大国アメリカの大統領選もありますので、世界情勢は大きく変わる可能性があります。来年はとても注目すべき選挙が多く実施される1年になりそうです。