今回の大震災と原発事故は、影響が世界中に波及しています。原発政策で意見が割れているドイツで、原発反対派の緑の党が州議会選挙で大躍進を果たしました。しかも保守の牙城といわれたドイツ南部の州でです。福島第一原子力発電所の事故の影響を受けて、「反原発」を掲げる野党が大きく得票を伸ばした形ですこれは、中道保守のメルケル政権にとってはかなり大きな打撃。ドイツだけでなく、原子力に電力を依存している他の国にもです。。
原子力発電は、本格的なクリーンエネルギーの実用化までの過渡的なものだと考えておいた方が良いと思いました。将来的には、水力や風力、そして太陽光などのクリーンエネルギーをメインにしないといずれは資源が枯渇します。
原子力は、放射性廃棄物がずっと残るわけだから、地層処分をしても、いつか放射能除去の技術が確立されないとどうにもならないわけですから。
太陽光発電と風力発電を中心に据えた、エネルギー開発を21世紀は進めなきゃいけないってことでしょう。今回の震災は、世界中のエネルギー政策に大きな影響を与えることになりました。EUの大国・ドイツは日本の原発事故で揺れています。