2012年の米大統領選で接戦が予想される州 | 旅人のコウ(maplenet)さんのブログ

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2012年の米大統領選まで2年を切りました。
オバマ大統領が「チェンジ」を掲げて地滑り的勝利をおさめた2008年の大統領選、そして2010年に民主党が惨敗した中間選挙…アメリカの政治は振り子のように左右にバランスを取りながら揺れるんだなって感じています。

さてさて、2010年中間選挙における州知事選・上院選・下院選から見て分かることは、接戦が予想される州(スイング・ステート)がどこで、どの州で勝利を勝ち取るかで大統領に当選できるかが分かってきます。この前、インターネットでそんな2012年大統領選の予測をしているサイトを見つけて、興味深く見ておりました。英語はあんまり分かりませんが、知っている単語をつなぎ合せたり、ウィキペディアなんかを参照したりしながら見ております。

まず、民主党が安定勝利する州は…
ニューイングランドの大半の州、西海岸のワシントン・オレゴン・カリフォルニア3州・オバマ大統領地元のイリノイ州です。

共和党が安定勝利する州は…
中西部の南北ダコタ・ネブラスカ・カンザス・インディアナ・ワイオミング・モンタナ・アイダホ、そして南部の大部分の州。

勝利を決するスイング・ステートは…
フロリダ・オハイオ・ニューハンプシャー・アイオワ・ニューメキシコ・コロラド・ペンシルバニアなど。南部で民主党が勝利する可能性があるならフロリダ州・バージニア州くらいでしょうか。ノースカロライナ州は、2008年ほどオバマ大統領に勢いがないので、厳しいと思われます。中西部のインディアナも同じく。

2012年の大統領選で、自分が気になるスイング・ステートは、ウィスコンシン州とバージニア州です。
ウィスコンシン州は先の中間選挙で民主党大物上院議員が落選したり、共和党知事が公務員の労働基本権をはく奪するなどの動きが見られています。バージニアはもともと共和党の牙城でしたが、近年は民主党が伸長しており、スイング・ステートになっています。

あと10~20年くらいして、ヒスパニック系住民の人口比率が増えれば、アリゾナ・テキサスなどでも民主党の勝利する確率が高まります。実際に、テキサス州南部では民主党が強くなっています。移民に寛容な民主党の支持が伸びる可能性が南部ではありますが、民主党の牙城だった五大湖周辺の州は幾分共和党が巻き返しをしそうな感じがします。人種や宗教の人口構成比率が変化すると、民主党が有利になるか・共和党が有利になるかが地域間で変わってくるようです。

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今の時点では、共和党に有力な候補がいないため、現職のオバマ大統領の勝利する確率がやや高いようです。もし、オバマ氏が1期でやめるなら、民主党はヒラリー・クリントン国務長官が大統領候補となる可能性が高いと思われます。国務長官としての職務に対する評価は国民的にも高いようですので。ヒラリー氏が民主党候補になった場合、南部のアーカンソー州・ウェストバージニア州あたりで勝てる可能性が高くなり、オバマ大統領よりも南部では有利になりますが、全体で見るとオバマ大統領が勝率は高いかと…。

オバマ大統領は中東外交で岐路に立たされており、また失業問題やねじれ国会でも難しい選択を迫られています。ここ1年くらいが正念場でしょう。原発推進派でもあったけれども、日本の原発事故の状況を見て、政策転換の可能性もあります。さて、オバマ大統領はどんな選択をなさるのでしょうか?