アラル海の縮小は人間のエゴ | 旅人のコウ(maplenet)さんのブログ

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ADHD(アスペルガーもちょっと入ってる)のサラリーマンが綴る意味不明な奮闘記録のブログ。社会の出来事、ジェンダー、発達障害、マニアックな趣味など、いろいろ綴っていきます。

中学生か高校生の頃だったかな。
地図帳を見ていて、カスピ海の近くにアラル海という大きな湖があることが気になりました。

アフリカのチャド湖と一緒に取り上げられることがありますが、砂漠化や灌漑用の水を許容量以上に使い過ぎて、水面の面積が著しく縮小しているのです。

ここ数年、ときどきテレビでも取り上げられている「アラル海の縮小・消滅」。何かのドキュメント番組で見て以来、時々気になっております。

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そんなアラル海は、年々縮小をづつけて大部分が既に消滅してしまっています。旧ソ連時代の無謀な農業政策のために悲惨な結果になりました。自然を無理に改造しようとすれば、このような悲劇が起こるのであると、今後人類は教訓としてアラル海の悲劇を繰り返さぬようにしなければならないと思います。

ただ、アラル海の再生の取り組みもされていて、回復の見込みのある小アラル海は強固な堤防(コカラル堤防)を海外の援助などで建設し、環境が改善してきています。テレビ番組で見たことがあって、印象的でした。

でも、大アラル海に関しては、事実上放置されたままで、ここ数年で消滅してしまうかもしれないとの事でした。砂漠化して、残った水の塩分濃度も高くなり、そして砂嵐なども発生し、地域住民の深刻な健康被害が報告されています。漁業も壊滅的です。船の墓場と化しています。今後、小アラル海だけでなく、大アラル海の回復もしていかなければならないと思います。

人間のエゴで干上がるアラル海。しかし、そのせいで周辺住民の健康や暮らしは破壊されました。
こういった悪循環を止めることが21世紀に課せられた課題なのです。