2極化するアメリカ~保守とリベラルの対立先鋭化 | 旅人のコウ(maplenet)さんのブログ

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アメリカのアリゾナ州で8日、ガブリエル・ギフォーズ民主党下院議員ら数名が死傷した銃乱射事件を受け、米国内で銃規制をめぐる論議が改めて高まっています。たまたまその場に居合わせた裁判所の判事や、2001年9月11日(同時多発テロの日)に生まれた子どもさんなんかが犠牲になっていますしょぼん



この事件、かなり衝撃的でした。とても恐ろしいです叫び

国会議員の立場って、命がけなんだな…。日本でも、以前こんな事件がありましたよね。旧社会党の委員長が暗殺された事件なんかとも重なります。今回の事件はギフォーズ議員の一命を取り留めたのが不幸中の幸いでした。

民主党穏健派の女性議員で中道的な立場だけど、保守地盤のアリゾナ州の地域性にも配慮しながら、投票行動は是々非々の立場のようです。イラク戦争は反対で、太陽光発電に力を入れたり、妊娠中絶は賛成派。でも不法移民対策は中道~やや保守的なスタンスの印象を受けました。

今回は、アメリカ国内のリベラルと保守の対立が先鋭化する中での事件でした。2006年の中間選挙以来、共和党の穏健派(ロックフェラー・リパブリカン)が激減して、2010年の中間選挙では民主党の穏健派(青い犬)が減ってしまい、ますます保守とリベラルの2極化が進んでしまって、その矢先のこの事件。中道派・中間派が保守とリベラルの間に入って調整をしてきたアメリカ政治の歴史が変わってしまっていますリサイクル

ギフォーズ議員は保守的なアリゾナ州選出の民主党議員ということと、医療保険制度に賛成票を投じたことで保守系の人たちから攻撃されていたようです。2008年大統領選で共和党の副大統領候補になった保守強硬派・ペイリン氏からも批判されていた模様です。

殺人や暴力で政治を動かすことは避けて欲しいものですあせる
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