不幸なカメラ? | 楓 邦也のブログ ☆カメラ狂の詩☆

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内容は、写真とカメラに関する話題中心です。
興味の有る方も無い方も、良かったらお読み下さい。


今や、


マイクロフォーサーズのミラーレス一眼の代表的なメーカーであるオリンパス.....。


昔から、独創的な技術で個性的なカメラを多く輩出してきた。



個人的には、


いろんな意味で印象深いカメラだと思っているが、OM-2だ。



何と言っても、当時の画期的な小型軽量をウリにしていたOM-1と、


同じ形で同じサイズのボディに、絞り優先のTTLダイレクト測光のAE機構を詰め込んだ逸品!



分解してみると、


よくもまぁ、このスペースにこれだけの部品を入れられたものだと感心してしまう......(^_^;)


小ぶりなペンタ部分には、プリズムの上にも細いリード線がびっしり......(^o^;)



当時としては画期的だったTTLダイレクト測光は、


簡単に言えば、フィルム面に当たった光を直接測って、AE制御するシステムで、


例えば、シャッターが開いている間に急激に明るさが変わっても、


シャッター速度をリアルタイムで変化させて、適正露出に導く方式だ。





なぜ、このカメラが不幸?なのかと言うと、


ウリであるはずのTTLダイレクト測光が、ある意味、ネックになっている場合が多いためだと思う。



つまり.....,


フィルムを入れていない状態では、適正なAE制御が行なわれないのだ。



TTLダイレクト測光は、絞り優先のAE時のみ働き、


マニュアル露出時は通常の方式のため、


OMに詳しくない店員は、AE不良としてジャンク扱いする中古カメラ店が多かった......(゜д゜;)


(フィルムが入っていない状態だと、裏ブタに反射した光を測るため、実際よりかなりスローになる...)


おそらく、OM-2を実際に愛用している人以外は、


どうしてもAE不良に思えてしまうという、なんとも不幸なカメラだったと言える......(-"-;A



実は、もうひとつ誤解があって、


OM-2の適応電池は、SR44(酸化銀電池 1.55V)のみである点だ。


つまり.....、無知な人が何気に入れてしまう同じ形のLR44(アルカリ電池 1.5V)では、


マニュアル時の露出値も適正ではなくなってしまうのだ.....(゚_゚i)



以上のような要因により、


もともと、OM-1と同様にプリズムの腐食が多い、このカメラは、


大手チェーン店などで、本当はまともな個体であったにもかかわらず、


ジャンク扱いされ叩き売りされていたという、不幸な歴史が存在した.....(;´Д`)ノ



でも、おかげで一時期、


とっても安く買うことができた何台かのOM-2は、


今でも十分現役で活躍してくれている......(^_^)v



プリズムの腐食は、定番のOM-10のジャンクから移植し、


電池はSR44を入れれば、実は問題のない個体が多い....(^^ゞ



さすがに最近は、中古店でもあまり見かけなくなってきたが、


今なお、美しいスタイリングと、実用性の高い正確な測光方式は侮れない......σ(^_^;)



良いカメラだと思う......( ̄ー ̄;