一眼レフ用のズームレンズが世に出たのは、
もう数十年も前になるのだけれど、
その初期のものは、当然ながらひどい性能だったと思う......。
交換レンズといえば、単焦点のものしかなかった時代に、
連続的に焦点距離を変えられるズームの出現は、
そのことだけでも画期的だったはずである。
初期のズームレンズは、設計の容易な望遠系のものしかなく、
大きくて、重くて、F値が暗くて、最短距離が長くて、
ピントが甘くて、ボケ味が汚くて、収差が多くて.........etc
おそらく非常の高価だったにも関わらず、
写り自体は単焦点レンズに、遠く及ばなかった性能で、
しかも特殊レンズ扱いだったように思う。
当時のカメラメーカーは、その写りの悪さゆえ、ズームの開発には消極的で、
その隙間をついたサードパーティ製のズームレンズが普及に拍車をかけたように思う。
性能はさておき、サードパーティメーカーの果敢なチャレンジにより、
いろんな種類のズームレンズが発売されるようになり、
カメラメーカーもその存在を無視できなくなったようで、
次第にズームレンズ全体の性能も上がっていく結果になった。
今ではレンズと言えばズームが普通で、むしろ単焦点レンズが特殊扱いになってしまった........(^_^;)
しかも、どんなに安い普及型のズームでさえ、とても高性能になっている。
これが高級タイプのものになると、本当に驚くほどの高性能なものばかりだ。
で、例によって、へそまがりなカメラ狂は、
カメラ店のジャンクコーナーに転がっている初期のズームレンズに興味が移ってしまう.......(^o^;)
狙い目は、70年代の前半~半ばくらいのサードパーティ製のもの......f^_^;
それ以降になるとかなり性能が良くなってしまうので......(;´▽`A``
内面反射の多いねむい?描写、ピントの山がわかりづらい甘い?焦点、
被写体の輪郭がにじみ、四隅の流れる各種収差等々.......σ(^_^;)
そこには、今の高性能レンズでは絶対に得られない個性がある......。
高性能レンズの隙のない描写を、後でいろいろソフト加工するならば、
リアルな低性能?を楽しめる心の余裕みたいなものも必要ではないだろうか......。
ほとんどコストのかからない、この楽しみは、
きっと高性能高画質を追求する人たちにはわからないだろうね..........(^▽^;)