5日の月曜日に、NPO多言語多読の「多読支援セミナー」に参加してきました。内容については後日レポートすることとして、とても印象に残った事があります。
それは、「多読」って、語学学習よりも「趣味・マニア」の世界に近いという確信です。
セミナーでは、英語多読と日本語多読の学習者のインタビューし、本人たちが多読を通じて、どんな事を感じているか率直な感想を動画で流していました。
その中で、日本語多読教室に通う、(すでにかなり日本語の会話が達者な)韓国の大学生が、このような感想を述べていました
「日本語は、高校生の時に日本の漫画とアニメが好きになった事から興味を持ちました。そして沢山の漫画を読み、アニメを観て、日本語を覚えていきました。楽しく学んでいます。韓国では、英語は小学校の時から義務で取り入れられていますが、学校の勉強として習うので途中で嫌いいなってしまう人が多いです。でも多読だと楽しく続けられるので、これからも本や漫画を通じて学んでいきたいです
自ら湧き上がる学びの楽しさ、と、教科として教えられ、点数で評価される内に本来の「学び」の喜びを感じることなく嫌いになってしまう英語教育の現場。
そうではなく、目指すべきは「自ら湧き上がる学びの楽しさ」を感じながら、「読める」「聴ける」「しゃべれる」「書ける」状態になること、ですよね!
しかし、学習者が好き勝手に多読をしはじめると、英語学習テキストも、TOEICのノウハウも、不要になるため、ビジネスにならないので、「英語学習ビジネス界」にはうまみがないんですよね。
そこには、「上達のノウハウ」も「試験」も「テキスト」もないですからね。
一部の日本語学校は定員の何倍もの留学生を受け入れて問題になっているので、日本語学習ビジネスが存在しないとは言えませんが、
世界中の「日本の漫画・アニメ好き」が作品を楽しみながら日本語が上達する中で、儲けている日本語学習ビジネスは少ないのではないでしょうか。
英語だったら、日本語以上にWeb上に映像、音楽、ニュース、電子書籍、オーディオブックのコンテンツがあふれています。
セミナーでは、サンプルとして料理動画の紹介がありました。自分の好きなジャンルを英語で発信している動画を探してみるところから、始めてみるのもいいかもしれませんよ~
Jamie Oliver "How To Make Perfect Scrambled Eggs - 3 ways" (5分程度の動画です)
8月4日(日)大阪多読オフ会 終了しました
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