犬や猫に流行の種類がある。
流行っているから欲しい。
その気持ちはもちろん分かる。
でも、犬や猫は物ではなく、
感情や命があるいきもの。
流行は1~2年程で変化する。
犬や猫の命は10~20年程続く。
「流行の終わった犬を散歩させていると恥ずかしい」
信じられないけど、誰かが言った台詞。
犬や猫はインテリアやファッションの一部ではない。
10年以上前に、ゴールデン・ラブラドール
シベリアンハスキーなどの大型犬が流行った。
数年前からは小型犬ブーム。
チワワ・ダックス・トイプードルなど、
CMやTVや映画に出た犬種が流行る。
流行ったから飼い始める。
きっかけは、何でもいいが
それが絆となり家族の一員としてずっと続いて欲しい。
だけど、残念ながら流行が終わった犬種の放棄は多い。
センターにいる種類を見れば
数年前に流行った犬種が分かる。
流行が終わっても
シニアになっても
病気になっても
純血種でも
雑種でも
みんな同じ命。
1つしかない命。
平等な命。
命の価値が分かる人が1人でも増えて欲しい。
最後に・・・
こんな現実もある。
地方によっては、定期的にいらなくなった
犬や猫を集めて回る制度がある。
回収車で集めている。
「いらなくなった」と言う気持ちが私には分からない。
元いらなくなった子は、
私にはいなくてはならない子になった。