より安全に効果的に
フッ素を応用して虫歯予防をしていくために、
歯科医院でのフッ化物歯面塗布
について院内で勉強会を行なっております
今回のテーマ
フッ素中毒
ちょっと怖い響きですが…
1番怖いのは、しっかりとした知識なく
施術をする事です
一般向けのテーマではありませんが、
せっかく勉強会でまとめた事なので、
スタッフがいつでも、どこでも、
復習が出来ますように、
どなたかのお役立ちになれば、
と思いブログにまとめております。
中毒…というと
やめられない~とまらない~
病みつきになるー
をイメージする方もいらっしゃると
思いますが、
それは依存・addictionの事で、
フッ素が欲しくてたまらない~
という方はいないと思います。
今回お話しする中毒は医学的な定義
生体に対して毒性を持つ物質が許容量を超えて体内に取り込まれることにより、生体の正常な機能が阻害されること。
poisoningです。
お酒でも、水でもなんでも摂り過ぎて適量を越えるとカラダに異常をきたすものですが、飲み過ぎ食べ過ぎなど、一過性の不快症状は‘負荷’といって中毒ではありません。
その負荷と中毒のボーダーは
何らかの生体機能が障害され悪影響がみられることです。
私達が今テーマにしている
フッ化物歯面塗布
もちろん中毒があります。
前回、使用する薬剤のフッ素量の
計算をお話ししました。
9,000ppm
使用薬剤1g中9mgのフッ素量でしたね。
今回はフッ素の中毒量の計算についてです。
安全にフッ化物歯面塗布を行うために最も重要な項目です。
施術を行うために必要なインフォメーションは
◯年齢
◯体重
です。
年齢は薬剤を飲み込まないで受けられるかどうか?
の目安となり、施術方法の選択に必要です。
で、
体重はどれくらいのフッ素量で不快症状が出たり、中毒症状が出たりするのかを算出する為に必要です。
中毒量の算出はいくつもの方法がありますが、
日本中毒情報センターはヒトのフッ化物経口投与中毒量を次のようにまとめています。
消化器症状約3~5mg/kgで生ずる
中毒量:約5~10mg/kg
国際的に広く認められているフッ化物の推定中毒量PTD (probably toxic dose)は
5mg/kg(体重)です。
(直ちに治療が必要とされる中毒量)
中毒量はその量に達すると必ず中毒が起こる
という量ではなく、個人差もありそれ以下でも
起こり得る目安、すなわち推定中毒量です。
高濃度フッ化物を扱う歯科関係者は絶対に知っておかなければいけない事です。
大切な事は、もう一度
消化器症状(嘔吐など)体重×3mg~
急性中毒量は体重×5mg~
メープルリーフデンタルクリニックでは、軽度の中毒症状、何かしらの不快症状(嘔吐など)が出る可能性のあるフッ素量 体重×2mgを安全の為施術前に計算しています。
フッ化物摂取による急性中毒症状としては、一般に軽度なもので、流涎、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、重度だと痙攣、昏睡などです。
なんか怖いな…っと思われるかもしれませんが、
私達は歯を守っていくプロフェッショナルです。
これくらいの危機感を持って施術しないといけません!
ちなみに小児で起きやすいのは嘔吐です。
ちょっと怖くなってきた所で、次回
具体的に計算してみましょう。
こんな感じで、
メープルリーフデンタルクリニックは
スタッフ一同、少数精鋭で
真剣に虫歯予防に取り組んでおります。
しっかり復習してね…
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます
本日も台風、強風の中
ご来院誠にありがとうございました。
いつも感謝の気持ちを大切に!
1日1日を大切に!
雨風に負けず頑張ります
それでは、今夜もしっかり磨かNight
私達はこんなデンタルクリニックです
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