↑、過去記事です。ロシア・ウクライナ紛争に関して、この時は楽観的なことを書いていました。ただ最近またロシアが新たな動員を開始するのではないか、というような不穏な空気も出てきているように思います。
以前の記事で、自分はゼレンスキーが排除されればウクライナ紛争も終わるかもしれない、という記事を書きました。ただ現状を見ると、未だにゼレンスキーは政権の中央に居て、紛争を指示しています。既に4年以上戦争状態が続き、両軍の戦死者の合計は100万人以上ともいわれます。
第2次世界大戦の日本の民間人を含めた死者数が、300万人程度でしょうか。ウクライナ・ロシア紛争での死者数はそのほとんどが戦闘員でしょう。それだけで100万人以上の死者数となれば、相当な大規模の戦争というような印象を受けます。
個人的な意見をいえば、以前も書いた通り、ゼレンスキーはこの件での最悪の人物だという認識を持っています。現在のウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているそうで、国内に若い男性がいないそうです。このままだとウクライナという国が無くなりかねません。
方やプーチンですが、初期の頃はこの戦闘を「特別軍事作戦(今でもそういっています)」といって、短期で終わらせる名目でした。本当に短期で終わらせるのであれば、この件はそれなりの大義があったと思いますが、現状だと、ウクライナを滅ぼしかねないと思います。
戦争が始まる前、1万4千人ほどのロシア系ウクライナ人が殺されたといわれ、そのロシア系住民の擁護のためにロシアは介入したといわれています。個人的には、これは明らかにウクライナ政府(ゼレンスキー政権)の方に問題があったと思います。ロシアがウクライナをまだ征服していないから、ロシアの負けだ、みたいな論調が日本国内にありますが、元々ロシアはドンバス地方の割譲のみを求めていただけで、これは律義にまだ守っています。
ただこれも、短期に作戦を終わらせるから意味があったと思っていて、現状のように数万人を守るために、100万人以上の死者を出す戦争を続けるべき、というのもおかしな話です。当然単純に戦死した人間の数を比べることや、人道上の問題もありますが、さすがにこのままいけば、「あの時ゼレンスキー側がおかしかったとはいえ、本当に軍事介入しか選択肢がなかったのか」といわれかねない状況になってきていると思います。
ロシアは新たに30万人から50万人以上の兵員の導入を行い、反攻に出るかもしれないといわれています。
初期のころの徴兵で、プーチン政権は不人気となりました。そのせいで、ワグネルなどを使って、囚人の動員を始めます。これが済むと今度は「多額の借金を抱える者」の動員を開始しました。前線に出れば借金を帳消しにし、戦死すれば多額の慰問金が入る仕組みです。地方の貧しい人たちを前線に送りながら、これでしばらくロシア軍の前線はもっていたようですが、近ごろはその人たちも底をつき始めているといいます。動員された人たちもほとんど訓練されずに前線に駆り出され、数日で死んでしまうものがほとんどだといいます。
ロシアも本格的な徴兵を始めなければ、兵士が足りなくなっているということです。
そのため、新たな徴兵を始めるという噂があり、戦域も他国に及ぶのではないかと懸念されています。ロシアも追い詰められているという感じが出てきました。両国共にチキンレースの様相です。
これで第3次世界大戦にもなろうものなら、ロシアのウクライナ侵攻がその発端になるという話になって行きます。
やはり問題解決に軍事力を安易に使う怖さがここにあると思います。
方や、米国のイランへの攻撃も終わらず、長引いてきています。西側の暗部に詳しいロシアのプーチンですが、彼もD・トランプに対して次のように発言しているそうです。
イラン戦争を見ていると、プーチンの発言もうなづけるような気がします。ベネズエラでの軍事作戦は上手くいったようですが、イランへの攻撃は終わりが見えません。
イランの国是には「イスラエルの消滅させること」、というのがあり、イスラエルにとっては仇敵だったわけです。
シオニストの意向が断れないトランプは、結局イランへの攻撃に出ました。
D・トランプが世界的な共産的傾向を軽減させたのは事実で、これは必要だったと思います。そういう意味ではどこか、正義の味方的な雰囲気もありました。
しかしイスラエルのガザでの民族浄化を止められるのは、米国とトランプしかいないと思われるのに、ほとんど何もいいません。
上の記事で書いたように、モンロー主義的な配慮から、各地域で核となる「国」を作り出したいという意向が、トランプ政権にはあるようです。極東では中国、それに対しては太平洋では日本とオーストラリア共同で均衡状態を作ってもらう、というような。
トランプが中東で核となる国として見ているのが、どうも「イスラエル」のようで、これが問題になっていると思います。イスラエルのガザの住人に対する行いは、さすがにハマスの件があったとはいえ、「非道」としかいえません。
飢えたガザの住人に配られる食料がありますが、それを目的に集まってくる現地人を、イスラエル兵たちが狙い撃ちにしているといいます。彼ら(イスラエル兵のこと)はひどく選民思想が強いといわれており、他民族を人とも思っていないかもしれません。
こうした国が中東で力を持つという発想自体、かなり恐ろしいように思います。
そしてそれを止めないトランプ政権というのも、先のプーチンの発言ではないですが、その本性の一部を垣間見る気がしています。
東欧と中東でこのように戦闘が固定されてしまって、現状相当に危険な感じがあるのではないかと個人的には感じています。


