ジェームズ・フェデックのブルックナー |  ヒマジンノ国

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昨日はサントリー・ホールで、ジェームズ・フェデック指揮、読売交響楽団によるブルックナー交響曲7番を鑑賞。

 

当初の予定ではスイスの指揮者、マリオ・ヴェンツァーゴが指揮する予定でしたが、体調不良でニューヨーク出身のジェームズ・フェデックに変更になりました。

 

2月はフルシャ&N響か、このブルックナー7番か迷ったのですが、フルシャはあんまりプログラムにそそられなかったので、こちらに出向いてきました。

 

ヴェンツァーゴは前回の来日時、ブルックナー4番を聴いて結構癖の強い内容だったので、今回もそれなりに内容を予想して出かける予定でした。しかし初めて聴く指揮者に変更となり、予定は真っ新に。

 

前半はソリストに諏訪内晶子を迎え、細川俊夫氏のヴァイオリン協奏曲「ゲネシス」をやります。現代音楽といって良いと思います。割と聴きやすい曲で、18分ぐらい。ブルックナーとかマーラーの前座でたまにこういった現代音楽をやる時があります。ヴェンツァーゴの時はスクロヴァチェフスキの交響曲をやりました。

 

しかし何だろう、こういった現代音楽って、もう1回聴き直したい、と思う曲がまずないですよね。

 

最近SNSで「クラシック音楽の衰退」を憂うスレッドを見かけましたが、こういった現代音楽を聴くと「そういうとこやぞ」と思いますね。作曲家とか専門家しか認めないような音楽ばっかりだと、誰も聴かなくなると思いますね。「芸術」は自由なのかもしれませんが、何をしても良いってことにはならないのでは?自分には贅沢病としか思えんけどね。

 

後半はメインのブルックナー7番。どうなるかと思いましたが、ヴェンツァーゴと違って、フェデックは自然体の演奏で、非常に良かったです。

 

初めの2つの楽章は滑らかすぎるきらいはありましたが、先を急がない演奏で、結構じっくり聴かせました。朴訥というか、作為のない演奏で、ブルックナーのこういう演奏は定番かな、と感じます。

 

スケルツォも力瘤の入り方は興奮を呼ぶもので、満足。

 

フィナーレも軽くなりがちの内容ですが、フェデックは強弱の変化をつけて、重心が低く、立派に仕上げていました。後半の2つの楽章の方が集中力があったと思います。

 

まずまずのブルックナーだったのではないでしょうか。

 

しかし、この日は自分が座った席の2列か3列目ぐらい後方、割と真後ろからフライング・ブラボーが炸裂。第3楽章が終わったぐらいから、年配男性の妙な声が漏れ、2人でコソコソ話している声が聴こえました。第3楽章、中々良かったので「興奮しているのかな」と思いました。

 

そして曲が終わってフライング・ブラボー。先の2人組と同じ方向から聴こえてきたので、直感的にそいつ等だと。自分はあんまり気にしない方なんですが、フェデックは明らかに嫌な顔をしてました。あれだけ話題になって、我慢できないとは、動物か?

 

それ以外は皆さん盛り上がって、良いコンサートでした。