インディ・ジョーンズ5 |  ヒマジンノ国

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インディ・ジョーンズ5を鑑賞しました。ハリソン・フォードが今作でジョーンズを引退するという作品です。

 

インディ・ジョーンズ・シリーズは人気があります。しかし自分は嫌いではありませんが、そんなに好きなシリーズでもないです。今回は時間があったので初日に鑑賞しました。

 

自分がこのシリーズの苦手なところは、あの悪ノリというか。おふざけな映画なのは分かっているのですが、雑なストーリー、都合の良い展開など。好き勝手に人の乗り物を奪ったり、割とあっさり人を殺したり。こんな事ばっかりいってると、映画は観れなくなりますけどね。ただこのシリーズは、有名な割に、他の映画より、雑な印象が強いですね。シリーズ4作目の最後で宇宙人が出てきたときは、このシリーズも終わったな、と思ったりしましたけど。しかし、続編の登場です。

 

・・・とはいいつつも・・・今回は面白かったので、感想を書きます。

 

このシリーズは、数々の有名な「古代の遺物」が登場します。聖書のアークとか、クリスタル・スカルとか。今回はアンティキテラ島の機械ですね。当然本物とは違うものになっていますが、それを基に想像された物語ですね。日本では恐らく有名でない遺物だと思います。

 

話をちょっと横道にそれます。

 

1901年にエーゲ海の、アンティキテラ島付近に沈んでいた古代の沈没船から、27の歯車からなる不思議な機械が発見されました。紀元前60~70年ぐらい前のものだそうです。古代のワイン壺や、彫刻の外に、この見慣れない機械が見つかったのです。これをアンティキテラ島の機械といいます(アルキメデスが作ったといわれている)。

 

シラクサの戦いで、ギリシアからローマに奪われたものです。

 

 

これを現代の研究者たちが、何十年もかけて詳しく調べた結果、惑星の「食」の周期を予測するものであることが分かりました。古代の高度な天文学から導かれた機械で、2000年前に作られたとは考えられないような精巧な品物です。非常に込み入った歯車式(金属製)の機械で、現代の水準でも精度の高いものであることが分かりました。歯車の歯の数を使って、太陽系の天体の動きを表現しています。

 

この機械が後にアラビア(6世紀ぐらい)に渡り、その後ルネサンスのヨーロッパに逆輸入(13世紀ごろ)されることで、時計の原型になったものともいわれています。

 

紀元前の時代にこれだけ精度の高いものが存在していた、ということが現代の学者に非常な驚きを与えました(機械の全容が分かるまで、発見から100年近くかかっている)。

 

 

↑、アンティキテラ島の機械の完成模型です。古代では「食」(日食や月食)は不幸の前兆と思われており、それを予測できる技術が望まれていたようです。そしてこの機械は、それを正確に予測できました。

 

ということで、これが多分今回の映画の遺物のモデルです。当然、実際の物より誇張して描かれています。しかし映画の中ではこんな解説もなく、登場します(知らなくても楽しめる内容かと思います)。

 

このシリーズはJ・ルーカスが子供の時に思い描いた、冒険活劇の具現化なんでしょう。いつも通りのカーチェイスあり、世界を股にかけた冒険ありで、楽しかったです。

 

モロッコでのカーチェイスなど、相変わらず無茶苦茶ながら、良く練られていて中々興奮しました。水中のシーンや、冒頭の若いインディ・ジョーンズのシーンなど、多分CGをうまく使って作っているんでしょうけど、全然おかしくありませんでした。技術の発展はすごいと思います。

 

今回の物語のオチも奇想天外で、ちょっとびっくりです。ネタバレになるので書きませんが、自分はおかしくってちょっと笑ってしまいました。馬鹿々々しくて、かなり面白かったかな。

 

年老いたインディ・ジョーンズの描き方も良かったと思いますね。

 

有名人物の最後のシリーズは悲劇で終わることが多いですけど。これはそうではないですね。

 

もしかしたらディズニー辺りが2代目インディ・ジョーンズとか作りそうな気もしますけど。1作目の「失われたアーク(聖櫃)」の公開が1981年ですから、40年以上かけてこのシリーズも、遂に完結ということになるんじゃないでしょうか。

 

幾分名残惜しい気もしますが、今回のインディ・ジョーンズは娯楽大作として、期待を裏切らない映画でした。