廉価盤の中古LPで過去の名演奏を集めたいと考えています。いくつか買ってみたので書いていきますね。('ω')ノ
アルフレッド・コルトー(1877-1962)によるショパンのエチュード集(1933)。
有名な1933年の演奏で、芸術的な美しさが傑出した演奏だと思います。現代のピアニストでも美しい演奏をする人はいますが、その美には硬さがあります。しかし、コルトーのピアノに宿る美は柔らかく、至純です。
ロマン派の生き残りだった人ですから、作品内部に物語を求め、どの楽曲からも作品の意義が聴かれます。作品に対する文学的理解はこれ以上を求め得ないでしょう。細かいニュアンス、感じ切ったピアニッシモ、全ては演奏家本人が心から感じ切っているとしか思えません。
ショパンのサロン音楽に、香り高い、コルトーのフランス風のしゃれっ気と、品の良いポエジーが絡みます。
夢みるような美しい演奏です。現代人にこういう演奏は絶対に無理です。まさに、失われた時代を取り戻す歴史的な記録です。
同じ演奏を赤盤でも持っていますが、こっちはさらにノイズが多く、聴くのに苦痛です。ですが、音はこちらの方が良いです。
出だしから透き通った、張りのある音が出ます。ノイズさえ入らなければ、まるでピアノの音色に虹がかかるようです。
しかし・・・油で炒め物をするような音が入り続けるので、手放す予定です。(-_-;)
久しぶりにCDでも同じ演奏を聴いてみました。こちらも美しくリマスタリングされていると思います。しかし、やはり音が固く、コルトー独特の柔らかい美を幾分は損なっていると思います。
CDでも良いとは思いますが、アナログ盤で聴けるなら、そちらがお勧めでしょう。
文春新書の「クラシックCDの名盤、演奏家篇」の中で中野雄氏が次のように述べています。
<音楽史に遺る女流では、この人(ジョコンダ・デ・ヴィ―ト)とジネット・ヌヴ―が双璧だと思う。>
とあります。
この前、ヌヴ―を聴いて驚いたばかりです。そのヌヴ―と比較される人とはどんな人なのか興味があったので、デ・ヴィ―ト(1907-1994)を1枚買ってきました。
ジョコンダ・デ・ヴィ―トはイタリアの女流ヴァイオリニストで、最近まで存命だったようです。しかし1962年に引退していますので、ちょっと知名度が低いのかもしれません。
ここでの曲目はブラームスのソナタ1番、3番です。一聴して、ヌヴ―のような衝撃はありませんでした。大人しく、しみじみとしています。音色と演奏には気品があり、ブラームスには良く合うようです。
繰り返し聴くほどに良く感じられる気がします。
後はバリリ・カルテットのヴェートーヴェン13番と15番を買ってきました。こちらもCDで持ってますが、倍音などLPの方が良く聴こえますね。
これも当分聴いていきたいと思います。
('ω')ノ<イエス、NO MUSIC、NO LIFE!






