今年の秋は暖かいらしいです。紅葉が遅いそうです。中々綺麗に朱に染まった木々は少なかったですが、いくらかの紅葉を見てきました。
しかし、今は冬なのでしょうか?秋なのでしょうか?
この時期は内省的になった方が落ち着きます。
ラフマニノフを聴いています。ピアノはダニール・トリフォノフ。ピアノ協奏曲の2番と4番(2015,2018)。セルゲイ・ラフマニノフ(1973-1943)は20世紀に活躍した作曲家、兼ピアニストでした。作風は完全にロマン派のもので、豊かな感情表現と、甘美なロマンの味わいが美しいと思います。
チャイコフスキーなどと同様のスラヴ臭があります。時々くどいと思うことは個人的には、あります。
批評家には酷評されるタイプの作曲家ですが、彼の作品がコンサートから外れることはありません。有名なのはピアノ協奏曲2番です。ロマンティックで内省的、特に第2楽章は美しいと思います。
4番は2番に比べると、豪華で、派手な効果があります。映画音楽のように煌びやかに響きますが、それでもやはり第2楽章は2番同様にロマンティックな美しさを感じます。ダニール・トリフォノフは透明なタッチで表現しています。
もう一枚。
マリス・ヤンソンスの指揮でラフマニノフの交響曲3番と、交響的舞曲(1992)。両作品ともラフマニノフ晩年の作品で、特に交響的舞曲は彼の最後の作品です。どちらも20世紀に入ってから書かれたとは思えないような19世紀風の作品で、哀愁に満ち、過去を思い起こすような哀切な旋律が聴けます。
交響的舞曲は純粋な管弦楽曲ながら、ハープやピアノなども入り、第一楽章の中間部はたゆたうようなロマンティックな雰囲気を描き出します。
ヤンソンスはいつものように、角の立たない、よく練られた柔軟な音質で過去の残照を思い起こすような演奏をしています。音を揃えるべき部分もきっちりと揃えています。
寒くなってきましたが、日々落ち着いた生活ができれば人生に不満もない、というところでしょうか。






