お盆休みに入りました。
しかし・・・暑いです。どこまでも暑いです。どこにいても暑いです。うかつに街中に出られないです。ギリギリ早朝、涼しい?ような時間があるような・・・。
余裕があるときは朝から音楽を聴きます。どうせなら涼みたいので、涼しげな曲が良いですね~。
ピアノ、エレーヌ・グリモー。モーツァルト、ピアノ協奏曲23番(2011)。
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モーツアルトのピアノ・コンチェルトが涼しいです。モーツアルトの書いた、カラフルで自然、さっぱりした管弦楽と、水の音を思わせるピアノの音が絡むので、爽やかな朝には最高だと思いますよ。
エレーヌ・グリモーのピアノの音色はいつもほど切れ味はないと思います。モーツアルトの音楽はピアノの音がキンキンすると駄目なので、少し押さえてるのかもしれないですね。管弦楽もそんなにこだわった演奏でなく、これぐらいだと楽に聴けて良いですね~。朝、何も考えずに聴いています。
ジョン・エリオット・ガーディナーと、マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)によるモーツアルトのピアノ・コンチェルト集(1983-1988)。
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モーツアルト存命時の楽器や演奏法にこだわったピアノ・コンチェルト集です。
グリモーの演奏よりずっと芸術的なものを目指しています。そこは朝聴くには若干堅苦しい気がしてます。しかしそれを考えても魅力なのは、演奏の美しさです。イングリッシュ・バロック・ソロイスツの奏でるアマデウスの管弦楽の夢見るような美しさは筆舌に尽くしがたく、最早天国の音楽です。フルートは本物の天使が吹いているに違いないんです。
カラフルな22番、23番あたりは色とりどりの花々が香る、天使たちの庭園そのもの。
これに比べると、モダーン楽器による演奏はブヨブヨ~。
アリアナ・グランデのベストアルバム。日本独自盤。
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アリアナ・グランデの良さが良く分からなかったんですが、このベストアルバムのおかげで開眼。可愛いだけかと思ってました。
ノリが良くて涼し気、ただこちらは夜の涼しさかな。シュワシュワしたセクシーな音楽。確かに高音部のピアニッシモはマライヤを思わせます。何枚分のアルバムをまとめたのかは知りませんが、初めから10曲目ぐらいまで聴いていて飽きないし、開放的で気持ちが良いです。
アリアナの可愛さが倍増するアルバムです。
しかし・・・暑い。モルディブに戻りたいよ~。
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涼し気な音楽からは離れます。
急に重い音楽で申し訳ないですが、最近、ショスタコービッチの交響曲11番「1905年」を良く聴いています。ロシアの帝政が翳りを見せ始めた、1905年の民衆弾圧を描いた標題音楽です。
1番身に迫るのは人々を帝政側が銃撃するシーンを描いた第2楽章。権力の暴力を音楽で描かせたら、ショスタコービッチの右に出る者はいません。描かれる虐殺シーンの、行進する軍隊の堂々とした姿に聴き手は異常な興奮を覚えますが、それは本来なら興奮すべき音楽であってはならないもの。そのグロテスクな行進は皮肉ですが、それは皮肉を超えて、軽蔑でもあります。
ショスタコービッチはこの曲と交響曲12番を書いたことで、共産党に推薦され入党します。これ等の音楽で、共産主義を礼賛したと思われたわけです。
そして・・・彼は泣いたのです。何故か?
うれし泣きなどではありません。多くの友人が拷問され、殺された権力側にどうしてつきたいと思うでしょうか?この第2楽章のロシア軍の残虐さに、ソヴィエト共産党の残虐さを聴き取るのは自分だけではないでしょう。
マルセル・メイエの録音集(1925-1957)。
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ジャン・コクトーやフランス6人組周辺で生きた伝説的女流ピアニスト、マルセル・メイエ(1897-1958)のスタジオ録音全集。旧EMIから出ていたボックスとほぼ同じ内容らしいです。実はEMIのボックスがずっとほしかったんですが、結局再販されずじまい。新品はネットで2万を超える値段ですし、ワーナーが再販しないようなので、観念してメルブランのボックスを購入しました。サンソン・フランソワのボックスもワーナーは再販しない気でしょうか?強く抗議したいです。
シャブリエ、ラヴェル、ドビュッシー、バッハ、ラモー、スカルラッティ辺りが含まれています。職人的ですが、楽曲に対する優しい眼差しがあり、愛情が感じられます。表現は機械的なところがなく、洒落ています。
こういう演奏を聴いてしまうと今の演奏家は固いし、創造力が足りないように思えるところがあります。おそらく現代人は時間がないのではないでしょうか。メイエの演奏を聴いて、当時はまだまだ自由な時間があった時代ではなかったかと思えました。
現代人はこういうものを再び取り戻すべきです。寛容さがなければ世界は救われません。






