最近観た古い映画の感想を書きます。まずは1950年のアメリカの作品「キング・ソロモン」。主演はスチュワート・グレインジャー、デボラ・カー。
アフリカをロケ地として繰り広げられる、冒険活劇。スピルバーグとジョージ・ルーカス監督の「インディー・ジョーンズ」シリーズの原型ともいえる作品。キングソロモンの財宝を探して疾走した、エリザベスの夫を求めて、危険覚悟でアフリカへの奥地へと冒険をするお話です。
50年以上前のアフリカの映像を見るのには中々興味を覚えました。冒頭など、ゾウが本当に銃で殺されるシーンが記録されており、ちょっとびっくりします。しかし、近代の映画的なエンターテイメントと比べるとずっと地味で、ややもすれば記録フィルム的な印象を覚えます。展開も現代の映画に比べると一本槍で、面白いとは言いにくいです。途中かなり退屈しました。どちらかといえば、当時まだ、アフリカの動物や現地人がまだよく知られていない時代の人々に向けた感じです。当時の人達はこうした映像を見るだけでも相当楽しかったのではないかと、想像します。
主演のデボラ・カーもそんなに好きではないです。「クオ・ヴァディス」みたいな映画の方が彼女にはあってる気がしますが・・・。
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続いて同じくアメリカの映画で1961年の作品です。「荒野のガンマン」。主演はブライアン・キースとモーリン・オハラ。
西部劇です。激しい銃撃戦を見せる、というより、人情優先な感じの内容で、割と楽しかったです。音楽も結構良くって、愛がある映画だと思いました。当然こちらも古い映画なので、現代映画の銃撃戦の刺激的な表現に慣れてしまった人にはユルユルな感じは否めないと思います。人によっては盛り場がないという人もいるでしょう。しかしそこに視点を合わさなければ、人間そのものは描いていると思います。寡黙な男性と勝気な女性の物語です。音楽のおかげで観た後は良い気持ちになりました。
また、物凄い悪人が出て来るかと思いきや、そうでもなくて、登場する人達は皆、何か楽天的な感じがしました。これも時代の差でしょうか。
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バリリ・カルテットの録音集を聴いています。ウィーンフィルの首席奏者、ワルター・バリリが率いる四重奏団の録音集です(CD22枚組)。1952年から1956年にかけての録音です。
ウィーン・フィル奏者ばかりということで音色に濃い味わいがあり、おっとりした雰囲気があります。ベートーヴェンの演奏はどれも良かったです。ウォームな音色ですが、やにっこくはないし、演奏には落ち着いた雰囲気と優しさがあると思いました。今モーツアルトを聴いているんですが、モーツアルトは音色にもっと明るさがあってもよい気がしましたね。
いずれにせよ、一人で落ち着いて聴くには悪くない演奏だと思いました。ウエストミンスターの音源を集めたものです。




