雑考6 |  ヒマジンノ国

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長谷磨憲くんち


先日、東京都が新たに、現今の教育制度である6・3・3制に変わって、4・4・4制の導入を提案しました。何でも成長が早まった現代の子供のために、基礎を学ぶ時期を現在の4年から6年に縮めようということらしいです。力を入れるのは、理数系と、英語教育になるとのこと。都は平成29年に開設予定。


この新制度で、世界で活躍する人材を育てたいらしいのですが・・・。教育の新制度の開発は面白いといえば面白いんですが、そんなことよりも教育の現場では、もっと色々先にしなければいけないことがあるのではないのでしょうか。


僕が学生時代、学校で威張っていた先生は理数系の先生や英語の先生でした。受験戦争なんて言葉がはやった時代で、自分にとっては暗黒時代です。


受験にさいし、いつも困ったのはその「数学」とか「英語」の科目で、何故か理系を選択した僕には、いつも付きまとっていた科目でした。何でいつもこの科目が付きまとってくるのか・・・。・・・よくよく考えてみれば、国際化社会の中で活躍しようと思えば、英語ができなければならないし、他方、経済的に潤うつもりがあるのなら、計算ぐらいできないといけませんから、数学もできないといけないということなんでしょうか・・・。


文系の科目なんてのは、直接的に現実の利益に結びつきにくいんでしょうから、そんなに本気で相手にされません(!?)。・・・むむ・・・違います?・・・すいません、主観で書いています・・・。


とまあ、相当な偏見込みで自分の学生時代の、学習科目に対する印象を書いてみました。・・・当然、僕とは違う考え方の人が多いんでしょうが、当時の僕には僕にはそれが正直な印象でした。


ただ今回の4・4・4制に関しても理数系と英語教育に力を入れるといっているのもですから、そういった印象のある僕は、少し引っかかったわけです。


英語教育なんかも、最近は年齢の低い時から教えようとしていますけど、本当に大丈夫なんでしょうか。英語が喋れるなら、それに超したことはないんでしょうけど、そのまえにちゃんとした国語教育をしないと、他の問題が増えそうです。


我々日本人は、まず日本語でコミュニケーションを取るのですから、ちゃんとした意思疎通をしようと思えば、まず国語教育をしないと意味がありません。人間同士が意思疎通ができないと、学生の場合だったら、喧嘩やいじめなんかも起きやすいでしょうし、また、お互いの勘違いなんかも増えやすいでしょう。


英語教育と理系教育だけで、やや利益優先的な人材を作ると、そういう人の発想はやはり、現実的な融通のきかない発想に傾きがちになるのでは・・・という懸念が僕にはあります。あんまり発想が豊かすぎて、口ばっかり達者になっても困りますが、ある程度の柔軟性は必要でしょう。


4・4・4制で世界に活躍できる人材を育てたいということは、それなりのエリートを育てようということなんでしょうから、今書いてきたような僕の指摘は、そんなに問題がないのかもしれません。しかし、別にエリートでもない、僕の学生時代の印象と照らし合わせてみると、こうしたことは、僕の主観ですが・・・教育全体の根底にある問題だと思えてきます。


人間がなぜ「歴史」の勉強をするかといえば、人間の持っている本来の好奇心というものもあるでしょうが、結局、過去に起きたことから教訓や、良いところを学び、現在に生かすことが一つの主要な部分でしょう。時には偉人の生涯を学び、人生の目標を見つけることだってあるでしょう。


ただ今の歴史の授業なんかは、歴史上に起こったことを、時系列に学び、受験のために、その年号や事件の名前を暗記するだけです。確かにこういったことをたくさん覚えている人は優秀に見えますが、はっきりいってしまえば、そういった優秀な人間も、結局赤の他人の話。


歴史の暗記が全く役に立たないとはいい切れませんが、でもそれなら一体、実際の授業で行った内容が、我々個人の人生の根本に、にどれ程影響になっているといえるのでしょうか?歴史の授業なんかは、物事を覚えてる数を競う、というような競技じゃないと思います。


このあたりもちょっと、うがってみれば、理数系の匂いがします。・・・こういう書き方は怒る人も多いでしょうけど・・・ちょっとそちらの方のせいにしすぎですかね・・・。・・・偏見がすぎるかもしれませんが・・・申し訳ないです。


とはいえ・・・やはり、今の日本の教育を大真面目にそのまま受け止めていると、「教養」というものが育たないような気がしてきます。今の教育のおかげで日本は豊かになってきたのだろうし、この先もそうした豊かな社会を望むのなら現在のような、教育も続けていく必要はあるのでしょう。


ただ、ちょっとバランスは悪いんじゃないか、というのは感じています。もっと総合的な教育が必要なんじゃないでしょうか。


今のままだと、物事を損得だけで考えるような、殺伐とした印象の人間が、もっと増えていきそうな気がしています。