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認知症ちいきマップ

製薬会社にて認知症担当(主に自治体)。埼玉県川越市在住 (市民活動にご興味のある方はメッセージください) 認知症情報発信のブログ「認知症ちいきマップ」http://mapchiiki.comと市民活動「オレンジカワゴエ」https://orangekawagoe.onlineを運営しています。

「はいかい」という言葉の使用についてはここ数年議論が続いているように思うがまだ明確には方向は決まっていない。
ただ愛知県大府市では「徘徊(はいかい)」という言葉を使用しないというメッセージを出している自治体もあり、ある一定の方向に収束しているようにも感じている。

高齢者の外出や行方不明のニュースは毎年報じられ、残念ながら不幸な事故に遭われた方も少なくありません。そのたびに徘徊(はいかい)の言葉が出て、しっかり見ておかないといけない、線路に入らないようにという話になり、当事者や介護者の精神的負担も増しているように感じる。

言葉を変えるだけで解決するわけではないが何かイメージが変わるようなものになると良いと感じました。

このテーマは以前の投稿にも載せましたが、別の自治体ですが宮崎県延岡市で認知症高齢者への対応を学ぶ訓練が行われましたので掲載しておきます。

大府市では「徘徊(はいかい)」という言葉を使用しません大府市公式ウェブサイトwww.city.obu.aichi.jp

 

 

延岡市で認知症高齢者への対応を学ぶ訓練が行われました

MRT宮崎放送

延岡市で認知症高齢者への対応学ぶ訓練(MRT宮崎放送)|dメニューニュース認知症による「はいかい」への対応を学ぼうと、延岡市で訓練が行われました。延岡市北浦町で行われた30日の…topics.smt.docomo.ne.jp

 

 

 

兵庫県三田市で面白い取り組みが掲載されていました。
健康イベントとして兵庫県立大学2年生の皆さんとの認知症予防にむけたプログラム「親子で対決、時々団結 ひとはく健康チャレンジ」が開催されるそうです。

自治体が地域の高齢者向けのサロンで脳の健康チェックをしたり、検診で実施したり、前述の図書館のような場所を活用して実施したりなど知る機会はこの数年で大きく拡大しているように感じる。
また今回のような学生さんのような多世代にまたがる活動はだれにとってもWin-Winでありビジネス的な要素も少ないため反発も起こりにくい。
(準備する学生さん、包括支援センターさんは大変ですが)

こちらでは様々な取り組みを包括支援センターさんが集約して、データを把握していること、その取り組み市役所も一緒に実施していることが素晴らしいと感じました。

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WHOの推奨する認知症予防の取り組みの中に地中海食の内容がある。肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防・改善に有用であり、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患予防する。また地中海食を続けることで認知機能の低下が抑制され、認知症の予防につながる可能性も言われている。

 

 

 

上記のニュースでは大規模な長期の臨床試験での結果を載せているが、食生活に気を遣う方と、気を使わない方で差が出なかった。
もちろん一つの結果であり、バランㇲの良い食生活は体にとっては良いだろう。認知症予防は多くの人が興味のある内容であるが、偏った意見や食事内容にならないよう注意すべきと感じた。

今年の神経医学の専門誌に、スウェーデンにおける大規模な臨床データが発表されています。2.8万人を超える、認知症のない一般住民を対象として、詳細な食事内容の調査を実施。その後の経過を20年以上にわたって観察したという、非常に大規模で長期間の臨床研究です。現在、世界的に推奨されている、食物繊維や魚を多く取り、赤身の肉や加工肉を減らした食事を厳しく守っている人と、そうした注意を食事にまったくはらっていない人とを比較したところ、意外なことに認知症の起こるリスクには、はっきりとした差は見られませんでした。

日刊ゲンダイ

 

最近では脳の活性化を図る健康スポーツとして、シニア世代にeスポーツへの参加を促す動きが出てきています。下記の記事では佐賀の取り組みを掲載しました。そもそも、その先駆け的な存在は埼玉県さいたま市が実施している「さいたま市民シルバーeスポーツ協会」と言われています。さいたま市民シルバーeスポーツ協会は「ゲーム=若者」の競技という既成概念を壊し、シルバー層に特化してeスポーツの普及振興を図る団体として2018年に発足されています。
テトリス、ぷよぷよといった落ち系のゲームだけではなく、多種多様にeスポーツは進化しているように見えます。
何となく配偶者や息子に言われていやいや実施する認知症予防の取り組みとは違い、心が躍る取り組みとして通常の介護予防教室には出てこない男性へも今後も普及が進むと思う。
ルールも設け、下記のような内容で実践している所もあり、非常に健全な取り組みとしても賛同が出来る。
1.ゲームの前に準備運動する
2.ゲームの時間は30分以内
3.ゲームの後は30分の休憩をする

 

 

 

愛知県豊橋市社会福祉協議会東部地域包括支援センターが10月27日、つつじが丘校区で「認知症行方不明者捜索模擬訓練」を実施しました。また新潟県新潟市中央区入舟地区においても地元住民や介護、医療関係者らでつくるグループが9月下旬に「はいかい模擬訓練」を実施しています。

全国各地で毎年秋ごろ模擬訓練は実施されていますが、サポーター養成講座と一緒に啓発もかねて実施されたり、地域の消防団、警察も含め大人数で実施するやり方など様々みかけます。
また新しい技術としてBluetoothやGPSで作動する見守り支援ツールの活用も進んでいます。

実施にあたっては準備や当日のアナウンスなど市役所、地域包括支援センターの努力にはいつも頭が下がります。認知症の人の見守りに必要なものはやはり人であり、普段からの気遣いやおせっかいが大事になると思います。そしてそれらを気づかせてくれ、アラートを出してくれる新たなツールがうまくサポートして活用されるとさらに良い取り組みになると感じました。

2022年10月29日 東愛知新聞

 

2022年10月30日 新潟日報

難聴と認知症について記事になったり、この内容へのコメントが少しずつ増えてきたように感じる。わかっていることとして65歳以上の難聴の方が増えていること、WHOの推奨する認知症予防ガイドラインの12個の取り組みの中にも難聴の対応が入っているということである。

先日、ある地区の住民さんとお話をする機会があり、その方は右耳に補聴器を付けておられた。お話の中で最近奥様との会話で聞き返すことが多くなり、会話もうまくいかなくなったことから付けるようになったことのこと。ただその補聴器も3つ目で過去の2つは落としてなくしてしまい、また今の補聴器も色々な雑音を拾ってしまい、耳が痛くなってしまうとのことであった。

数十万の費用を払ってメンテナンスすれば多少の改善は期待できるのだろうが今の価格帯ではとても定年後の高齢者には手が出ない。下記にある補聴器購入費助成制度は全国でも広がっており、1~2万と言わずどんどん進めて欲しいし、出来れば補聴器という名前も新たに変更して、皆が気軽に取り入れられるものに変えられないだろうか。

 

 

 

 

 

令和4年5月13日から道路交通法の改正に伴い、運転技能検査が新設されました。免許証更新の際に75歳以上で、一定の違反歴のある方は、高齢者講習と認知機能検査に加え、運転技能検査の受検が必要となります。

この手のニュースがあると高齢者の事故が増えている、返納を促すべきだとの議論がされ現在運転に問題ない高齢者にも注目が集まってしまう。都会のように返納後の交通インフラが整っていない地方では返納後の移動手段がなく、外出も減り、フレイルの悪化、認知機能の低下も起こりつつある。
一過性に騒がず、出来るだけ安全に長く運転を続けられるための支援をしたら良いと思うし、このテーマは男性が主な対象になるため自治体の介護予防事業でも出来るだけ多く取り上げる機会を作って欲しい。

          引用 神栖市立深芝小学校HP

茨城県神栖市で認知症サポーター講座が開催されました。全国でも市役所職員やキャラバンメイトが活躍してキッズサポーター養成講座として総合の授業で4、5年生を対象にやるケースが増えましたね。

小学生から認知症を学び、学んだことをオレンジリングを見せながら話をするのは良いことだと思います。親も同じように学ぶためには親子でのサポーター養成講座ももっと広がると良いと思います。

根室市図書館で認知症カフェをやるようです。
静かでゆっくり話ができる所としては良い場所
ですね。
認知症カフェのやり方も様々工夫していますが
またnoteでも記載していきます。
よろしくお願いします。

ここ数年で図書館に認知症関連のコーナーを設置したり、啓発活動が盛んである。また認知症の人の視点生かして当事者が利用しやすい図書館を目指しているところもある。
日本図書館協会の特別検討チームの内容も今後広がりを見せるだろうが期待したい。

2021年度の全国事例も掲載していますのでご参考まで。

認知症バリアフリー図書館特別検討チーム

https://www.jla.or.jp/committees/tabid/902/Default.aspx 

https://www.jla.or.jp/tabid/945/Default.aspx