■2013年セントライト記念分析1〜人気馬の取捨て〜
■2013年セントライト記念分析1
ローズSの分析を一区切りし、
今日と明日は
セントライト記念の分析をしていきます。
▼人気馬の取捨て
いつものように
過去5年の3着内馬15頭を
見ていくのではなく、
過去5年の1~4人気馬20頭の
着順を見ていきます。
加えて、重賞を制覇したことが
あるかどうかについても記載していきます。
【2012年】
1着1人気
フェノーメノ
青葉賞制覇
3着4人気
ダノンジェラード
「重賞制覇実績なし」
9着2人気
ニューダイナスティ
「重賞制覇実績なし」
11着3人気
ベストディール
京成杯制覇
【2011年】
2着3人気
トーセンラー
きさらぎ賞制覇
3着1人気
サダムパテック
弥生賞制覇
朝日杯FS制覇
4着2人気
ペルシャザール
「重賞制覇実績なし」
11着4人気
ユニバーサルバンク
「重賞制覇実績なし」
【2010年】
1着4人気
クオークスター
「重賞制覇実績なし」
2着3人気
ヤマニンエルブ
「重賞制覇実績なし」
*3連勝の逃げ馬
3着2人気
アロマカフェ
ラジオNIKKEI賞制覇
14着1人気
ゲシュタルト
神戸新聞杯制覇
【2009年】
1着2人気
ナカヤマフェスタ
東京スポーツ杯2歳S制覇
2着4人気
セイクリッドバレー
「重賞制覇実績なし」
4着1人気
アドマイヤメジャー
「重賞制覇実績なし」
5着3人気
ヒカルマイステージ
「重賞制覇実績なし」
【2008年】
2着1人気
マイネルチャールズ
弥生賞制覇
京成杯制覇
4着4人気
ダイバーシティ
「重賞制覇実績なし」
7着3人気
キングスエンブレム
「重賞制覇実績なし」
14着2人気
クリスタルウイング
「重賞制覇実績なし」
という結果になっています。
これをまとめると・・・
「重賞制覇実績のある馬」が
1~4人気に支持された場合
(2-2-2-2)
複勝率75%
「重賞制覇実績のない馬」が
1~4人気に支持された場合
(1-2-1-8)
複勝率33%
と、大きく好走率が異なっています。
なので、重賞制覇実績のある馬は、
いくら荒れやすい中山非根幹距離レースと言えど、
無理には切らない方が良さそうですね。
▼今年の該当馬は・・・
今年のメンバーにおいて、
1~4人気なりそうな馬で
かつ重賞制覇実績があるのは2頭。
ヒラボクディープ
青葉賞制覇
ケイアイチョウサン
ラジオNIKKEI賞制覇
■2013年ローズS分析2〜リファールとニジンスキー〜
■2013年ローズS分析2
▼リファールとニジンスキー
ローズSは血統の傾向がハッキリとしているレースです。
まず有利な血統は
「リファール系」と「ニジンスキー系」です。
それぞれをカンタンに説明すると、
リファール系は、
スタミナを兼ね備えた血統で
ハイペースに強く、スローペースに弱いです。
ホワイトマズルのしぶとさは
この血統の血が濃かったからでしょう。
(ホワイトマズルは父リファール系)
ニジンスキー系は、
とにかくスタミナとしぶとさが売り。
その分、ニジンスキーの血が強いと
ややキレ負けしてしまって
勝ちきれない馬も多いですが…
このような特徴を持った
2つの血統を持つ馬が
毎年のように好走しているのがわかります。
【2012年】
1着1人気
ジェンティルドンナ
父母父リファール系
母母父リファール系
2着2人気
ヴィルシーナ
父母父リファール系
3着3人気
ラスヴェンチュラス
父母父リファール系
母母父リファール系
【2011年】
2着10人気
マイネイザベル
母母父ニジンスキー系
3着7人気
キョウワジャンヌ
母母父ニジンスキー系
【2010年】
2着6人気
ワイルドラズベリー
母母父ニジンスキー系
【2009年】
1着5人気
ブロードストリート
母母父リファール系
2着1人気
レッドディザイア
母父リファール系
3着10人気
クーデグレイス
父リファール系
【2008年】
1着7人気
マイネレーツェル
母母父ニジンスキー系
2着9人気
ムードインディゴ
父母父ニジンスキー系
過去5年の好走馬15頭のうち
11頭にどちらかの血が流れていました。
しかも、年によって
わかりやすい傾向になっていて
2012年、2009年は
リファール系の独占となっていて、
2011年、2010年、2008年は
ニジンスキー系の血が活躍しています。
これはどういうことなのか?
まず2012年は上位人気独占。
しかも全馬ディープインパクト産駒。
これは完全に力の差でした。
2009年はタイムが1分44秒台と
1800Mに変更されて以降、
最も速いタイムになっています。
先ほど述べたように
「ハイペースに強いリファール系」の
特徴が存分に発揮された
レースだったという事でしょう。
ではニジンスキー馬場になった3年は?
2011年はタイムが1分48秒台と
1800Mに変更されて以降、
最も遅いタイムになっています。
逃げ馬不在のレースでした。
よってスローペースなので
リファールは苦手な馬場となり
渋とさのニジンスキーが台頭した
レースとなりました。
そして2010年はリファール系未出走、
2008年は11人気の1頭のみの出走で
そもそもリファール系が
出走していなかったのです。
よってまとめると
基本的にはリファール系が有利です。
しかしながらスローペースになることが
想定されるならニジンスキー系と
ペースによって狙いとかえるといいでしょう。
今年もまずは天候と
メンバーの逃げ馬の数を把握し、
どちらの馬場になるかを
見極める必要がありますね。
▼今年の該当馬は・・・
リファール系が流れているのは
アサクサティアラ
ウリウリ
エバーブロッサム
シャトーブランジュ
ダイワユニティー
ディープサウス
デニムアンドルビー
トーセンソレイユ
ピクシーホロウ
リメインサイレント
レッドオーヴァル
ニジンスキー系が流れているのは
インカンデサンス
レッドオーヴァル
▼リファールとニジンスキー
ローズSは血統の傾向がハッキリとしているレースです。
まず有利な血統は
「リファール系」と「ニジンスキー系」です。
それぞれをカンタンに説明すると、
リファール系は、
スタミナを兼ね備えた血統で
ハイペースに強く、スローペースに弱いです。
ホワイトマズルのしぶとさは
この血統の血が濃かったからでしょう。
(ホワイトマズルは父リファール系)
ニジンスキー系は、
とにかくスタミナとしぶとさが売り。
その分、ニジンスキーの血が強いと
ややキレ負けしてしまって
勝ちきれない馬も多いですが…
このような特徴を持った
2つの血統を持つ馬が
毎年のように好走しているのがわかります。
【2012年】
1着1人気
ジェンティルドンナ
父母父リファール系
母母父リファール系
2着2人気
ヴィルシーナ
父母父リファール系
3着3人気
ラスヴェンチュラス
父母父リファール系
母母父リファール系
【2011年】
2着10人気
マイネイザベル
母母父ニジンスキー系
3着7人気
キョウワジャンヌ
母母父ニジンスキー系
【2010年】
2着6人気
ワイルドラズベリー
母母父ニジンスキー系
【2009年】
1着5人気
ブロードストリート
母母父リファール系
2着1人気
レッドディザイア
母父リファール系
3着10人気
クーデグレイス
父リファール系
【2008年】
1着7人気
マイネレーツェル
母母父ニジンスキー系
2着9人気
ムードインディゴ
父母父ニジンスキー系
過去5年の好走馬15頭のうち
11頭にどちらかの血が流れていました。
しかも、年によって
わかりやすい傾向になっていて
2012年、2009年は
リファール系の独占となっていて、
2011年、2010年、2008年は
ニジンスキー系の血が活躍しています。
これはどういうことなのか?
まず2012年は上位人気独占。
しかも全馬ディープインパクト産駒。
これは完全に力の差でした。
2009年はタイムが1分44秒台と
1800Mに変更されて以降、
最も速いタイムになっています。
先ほど述べたように
「ハイペースに強いリファール系」の
特徴が存分に発揮された
レースだったという事でしょう。
ではニジンスキー馬場になった3年は?
2011年はタイムが1分48秒台と
1800Mに変更されて以降、
最も遅いタイムになっています。
逃げ馬不在のレースでした。
よってスローペースなので
リファールは苦手な馬場となり
渋とさのニジンスキーが台頭した
レースとなりました。
そして2010年はリファール系未出走、
2008年は11人気の1頭のみの出走で
そもそもリファール系が
出走していなかったのです。
よってまとめると
基本的にはリファール系が有利です。
しかしながらスローペースになることが
想定されるならニジンスキー系と
ペースによって狙いとかえるといいでしょう。
今年もまずは天候と
メンバーの逃げ馬の数を把握し、
どちらの馬場になるかを
見極める必要がありますね。
▼今年の該当馬は・・・
リファール系が流れているのは
アサクサティアラ
ウリウリ
エバーブロッサム
シャトーブランジュ
ダイワユニティー
ディープサウス
デニムアンドルビー
トーセンソレイユ
ピクシーホロウ
リメインサイレント
レッドオーヴァル
ニジンスキー系が流れているのは
インカンデサンス
レッドオーヴァル
■2013年ローズS分析〜素直に前走オークス組から〜
■2013年ローズS分析
こんばんは。
今日は珍しく夜に更新です。
夏競馬が一段落して、
先週のセントウルSでは
ハクサンムーンがサマースプリントシリーズを
制覇しましたね。
夏の回顧は時間があるときにまとめてします。
というか最近は全く回顧に
時間が取れていないので
なんとかしたいところです(汗)
とりあえず、
今週末の分析を更新しておきます。
▼素直に前走オークス組から
秋華賞トライアルレースで、
ここで出走権を取って
クラシックへ進む馬も少なくないです。
しかし、前走オークスに出走していた
各馬の牝馬がここでは
そのまま好走しています。
【2012年】
1着1人気
ジェンティルドンナ
前走:オークス1着
2着2人気
ヴィルシーナ
前走:オークス2着
【2011年】
1着1人気
ホエールキャプチャ
前走:オークス3着
2着10人気
マイネイザベル
前走:オークス6着
【2010年】
1着4人気
アニメイトバイオ
前走:オークス4着
3着5人気
エーシンリターンズ
前走:オークス14着
【2009年】
1着5人気
ブロードストリート
前走:オークス4着
2着1人気
レッドディザイア
前走:オークス2着
【2008年】
2着9人気
ムードインディゴ
前走:オークス8着
3着1人気
レジネッタ
前走:オークス2着
5年間の15頭の好走馬のうち、
10頭が前走オークス組です。
つまり別路線からは
5頭しか出走権を取る事が出来ていません。
ではこの10頭はすべて人気馬か?
実はそうでもないんです。
1人気は過去5年で
4頭好走していますが、
中穴人気も好走しています。
▼今年の該当馬は・・・
エバーブロッサム
前走:オークス2着
デニムアンドルビー
前走:オークス3着
トーセンソレイユ
前走:オークス15着
メイショウマンボ
前走:オークス1着
リラコサージュ
前走:オークス8着
レッドオーヴァル
前走:オークス17着
ローブティサージュ
前走:オークス9着
と、該当馬は多いですが、
今年の牝馬路線は非常に混戦です。
人気馬よりも人気薄馬の方が
期待値は高いでしょう。
次回の分析でこの該当馬を
さらに掘り下げていきたいと思います。