引き続き、コロナウィルスで世の中は浮き足立っています。
2020年は、本当に歴史に残るだろう事件ばかりです。
オリンピックが東京に決まった時、開催が難しいかもしれないと言う占い師は沢山いました。
星の運行が、どこまで歴史に関与するか調べれば調べるほど面白いです。
ふと懐かしい名前をサイトに見つけました。
「ノストラダムス」を覚えていますか?
「1999年の7の月に、恐怖の大王が空から降ってくる」と言う予言で世界の話題になりました。
あの予言を見直す記事を書いている人がいたんです。
「ノストラダムス」と言う人は、1503年に生まれたフランスの医師であり、占星術家であり、文筆家でもあります。
面白いところは、料理研究家でもあったそうです。
この発想、非常に自分に近いかも?と親近感を覚えました。
私は、どちらかと言うと料理は好きではありませんでしたが、ある時「科学の実験みたいだ」と思ったら俄然料理が面白くなりました。
料理が好きでない女性は皆私と同じかと思って、嫌いだという人に「理科の実験みたいで面白いよ」と言って逆にひかれてしまったことがあります。
話が逸れましたが、その「ノストラダムス」、ネットの記事を読んでちょっと引っかかった文字がありました。
「アンゴルモアの大王」です。
「1990年の7の月に、アンゴルモアの大王が蘇る」と言う「ノストラダムスの大予言」で有名な一節です。
んん?
Du ciel, un grand Roi d'effraieur viendra ressusciter le grand Roi d'Angolmois.
一瞬、原文を見たときに自分の読み間違えで「アンゴルモア」を間違えて読んでしまいました。
<mongole>?
いやいや、と思い直しましたが、ノストラダムスは「アナグラム」を多用することで有名です。
「アナグラム」とはアルファベットの順番を変えて、違う言葉に作り変えることを言います。
もう一度、きちんと語順を入れ替えてみたら、結構無理やりですが<mongolias>になりました。
「モンゴリア」です。
う〜〜ん・・・。
そういう単語はありませんが、無理に意味を取るとしたら、「モンゴルの国々」あるいは「モンゴライズした」的な。
これがきっかけで、ノストラダムスを検索してみたら、2018年〜の状況や今年のコロナのことではないかという話が、結構ネット上に出ていました。
こういう不安な時には、こういったオカルト話が盛り上がります。
この「Angolemois」ですが、「アングーモア」として、それが誰なのか諸説論じられてきたようでした。
例えば、「フランソワ1世」、「ルイ14世」、「アッティラ大王」その中に、やはりアナグラムのモンゴルに言及し、「チンギス・ハーン」であるというのをみつけました。
みんな考えることは同じようです。
「アングーモア」は、アングロサクソンの「アングロ」から英国の原点であるフランスの地方の名前を指していると考えているひとが多いようです。
でも、私は違うと思うのは、声に出してこの文を読んだときに「アングーモア」では韻が間延びしてしまいます。
その前の「un grand Roy」(アングランロワ)の音と、合うのは(アングーモア)ではなく、「Angolmois」(アンゴルモア)の方が合うという音の感覚です。
なので、もし音を大事にしているなら、その文字の並びに意味を持たせるのはナンセンスではないかと感じます。
ノストラダムスの予言書といわれるものは、その文体が比喩的で何を指しているのか、その起こる日付さえあやふやなようです。
かの「1999の7の月」というのも、果たして西暦1999年の7月なのでしょうか?
L’an mil neuf cens nonante neuf sept mois, | ||||||||||||||||
Du ciel viendra un grand Roy d’effrayeur, | ||||||||||||||||
Resusciter le grand Roy d’Angolmois, | ||||||||||||||||
Avan apres, Mars regner par bon heur. 実際に何をどう予言したかは置いておいて、7の月は多分「9月」のことでないかと思いました。 |
1999年と「9」で韻を踏んでいて、私的な解釈をすれば、やっぱりここは「9」にしたい。
その前の1999の「90」ですが、「nonant」を使っています。
現在「90」を表すフランス語は違う言葉(4X20+10という言い方)を使います。
いつ頃から別の言葉になったのかは不明ですが、現在「nonante」を使うのはベルギーやスイスの一部です。
わざわざ使ったとしたら、やっぱり「9」にこだわっていると思うんですが如何ですかね。
9月は、もともと7月でした。
っていうのは変ですが、暦は様々変遷を遂げ、元々は「7<sept>の月」という意味の「septembre」がずれて9月になってしまいました。
ちなみに、7月の「july」はカエサルの誕生月だったのでその名のジュリアス「Julius」から、また8月はその子のアウグストゥス「Augustus」から取ったとされています。
さて、問題の「恐怖の大王」ですが、この分の一番注目したいのは「un grand Roy」です。
その次に来る例の「アンゴルモアの大王」と同じに「grand Roy」(王)を使っていますが、冠詞に「不定冠詞」を使っています。
一方アンゴルモアの大王の方は「le grand Roy」と「定冠詞」を使っています。
両方とも、男性名詞の冠詞ですが、意味合いがちょと違ってきます。
「grand」は<大きい>という意味もありますが、<偉大な>という意味もあります。
フランス語で「les Rois」と複数で表記した場合、いわゆる「東方三賢人」を指すことがあります。
「東方三賢人」とは、キリストが生まれた時に、昼間のように光り輝く星に導かれて、厩を訪れてイエスの誕生を祝福したという人たちです。
一体どこから来たのかはハッキリしていません。
でも、「東」の方であることは確かです。
フランス語の文法は置いておいて、例えば、その「三賢人のうちの一人」という意味であれば、不定冠詞を使いたくなるところです。
そのうちの一人とは一体誰でしょうか?
三賢者をネットで検索したら出ていました。
お名前は次の通りです。
- メルキオール Melchior (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)
- カスパール Casper (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)
- バルタザール Balthasar (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)
なんと、メルキオールさんは、「没薬」(もつやく)の賢者でした。
没薬とは、Wikiによると以下の通り。
没薬(もつやく)とは、ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)(英語版)の各種樹木から分泌される、赤褐色の植物性ゴム樹脂のことである[1][2]。
外国語の転写からミルラ(あるいはミル、Myrrh)とも呼ばれる[3]。
お香として用いられるほか、殺菌剤や鎮痛薬としても利用されていた貴重品のようです。
樹脂として遺体保護剤として使われていたのか、「ミイラ」の語源にもなっているって面白いですよね。
さらにこの「没薬」、<ミルラ>と別名が記されていますが、これは小惑星にも同じ名前の天体があります。
1894年にフランス人によって命名されたようなので、ノストラダムスの時代にはまだこの名の惑星はありませんでした。
実はそのあとの行、
Avan apres, Mars regner par bon heur.
のことを考えると、これはこの<惑星ミルラ>を比喩しているのではないかとも思えるのです。
まず「Mars」は<軍神マルス>から「戦争」そのものを指すという人と、「三月」を指すという人もいます。
スペルは全く同じです。
ノストラダムスは占星術家です。
そう思うと、決して単純に「三月」という意味であるというのはないかなと。
では、「戦争」でもない。
ご存知のように「Mars」は<火星>のことも指します。
ということは、「火星は幸せが統治する」という意味ではないかと思います。
さて、その前にある「Avan apres,」ですが、これも解釈が分かれるところです。
「Avan」は<前>、「apres」は<あと>。
なので、「3月」と訳した人は「三月の前後」と時間的経過を表していると解釈しています。
ちょっと話が飛びますが、今年2020年は占星学的には特別な年になります。
詳細は端折りますが、地球が南極を中心に歳差運動というのを繰り返しています。
これが地球を一周して元に戻るのに25000年かかります。
ひえ〜〜〜!!
ってことで、天空を12星座で分けた暦では、2000年以上年かけで一つの星座を巡ります。
それが今年、年末から水瓶座への移行期間が始まります。
天体は単純運動ではありませんので、「はい!今日からここです」というわけにはいきませんので、様々な天体が少しずつ動いていきます。
地球から見ると逆戻りする星もたくさんあります。
しかし今年から、いわゆる「新しい時代」に突入していきます。
そういう意味では、予言で言うところの「世紀末」。
その今年、とても逆行をする星が重なっています。
「逆行」とは、本当に反対に回るわけではなく、内惑星はその見え方から逆行しているように見え、外惑星は公転スピードが地球と違う為に、遅い電車を抜かす時にそれが逆に動いているように錯覚するのと同じような現象が起きます。
例えば「火星」は、2年2ヶ月ごとに約2ヶ月逆行します。
今年の火星の逆行は、9月10日〜11月13日まで。
そして、その後12月22日2時26分(22222・・惜しい!)「グレートコンジャンクション」と呼ばれる木星と土星の重なりが起きます。
この二つの惑星は、約20年に一度の頻度で重なりますが、木星、土星、に加えて冥王星が集まるのが320年ぶりだそうです。
Du ciel viendra un grand Roy d’effrayeur, この文は「空から恐怖の大王がやってくる」と訳されていました。
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もし、(1999年)というのを「天体の世紀末」と捉えて今年(2020年)と仮定したなら、その「9月」(sept mois)に「火星」(Mars)が「行ったり来たりした時」(Avant Apres)「幸せが統治する」(regner par bon heur)になるわけです。
残念ながら、小惑星ミルラは他の小惑星ほど有名でないので、簡単に位置計算ができるサイトが見つかりませんでした。
追記〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(計算サイトを見つけたので、計算してみました)
小惑星番号381Myrrha
火星が逆行を始める2020年 9月10日 乙女座00度23分
火星が逆行を終える2020年11月13日 乙女座20度23分
わかりやすく、1ヶ月で10度ずつ動きます。
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もしこの時代の変わり目に、地球さんが新しくなろうと自浄作用をしていると捉えるなら、コロナのおかげで空気は綺麗になるし、みんな身辺を片付けたり、人に優しくなれたり、いいこともありました。
しかし、このままでは前に進みません。
メルキオールさんは東から来ました。
お薬を持って。
今、「アビガン」を輸出しようとしているそうです。
「アビガン」を作っているのは「富士フィルム」です。
「富士」なんて、全く日本の象徴みたいな名前。
Resusciterは「蘇らせる」です。 le grand Roy d’Angolmois, Angolmoisが「mongolias」の文字の組み替えと仮定して、それをどう解釈するかです。 もしかしたら「モンゴロイド」と言う「人種」と思ってWikiを見ていました。 すると、なんと世界のほとんどの部分を大きい意味での「モンゴロイド」が 占めていることがわかりました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/モンゴロイド
ノストラダムスの生きていた時代は、アメリカ大陸が発見されてまだ年数が 経っていませんでした。
ですので、アメリカもネイティブアメリカンの区分けで、「モンゴロイド」の土地なのです。
と言うことで、大変長くなりましたが結論は
2020年の秋頃(火星が行ったり来たりする時)、 東から来た怖がっている人たちの代表である賢人の一人が、 薬を持ってモンゴロイドの人たちを蘇らせるために 空からやってくるでしょう。 その後、幸せがもたらされるでしょう。
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これでどうだ!!! ちょーポジティブ訳 「ノストラダムスの大予言」 こんな時だからこそです。 ついでに、「ノストラダムス」と言う名前ですが、ちゃんとした発音だと「ノートルダム」 と言われているようで、いわゆるラテン発音で「ノストラダミュス」と言うのではないで しょうか? さらに、ファーストネームは、「ミッシェル」。 カンのいい人は気がついたと思います。 「ミッシェル」とは「大天使ミカエル」のこと。 ノートルダムは「聖母マリア」と言う意味ですから、この二人は切っても切れないご縁です。 しかも、今年パリのノートルダム寺院が火災により焼失しました。 その正面にいるのが、「大天使ミカエル」です。 さらに正確には苗字の前に、貴族である意味をあらわす「de」があるので、 別の読み方をすると「ノートルダムの大天使ミカエル」と言う意味になります。 多分これは本名でなく、ペンネームだったのではないかと思います。 息子が名前を継いでいるようなので、「屋号」みたいなものかな? お粗末。 |