諏訪大社参拝 | 幸せな明日をさがしに

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占い師MAOが、幸せをさがして歩く記録です。

 

古くからの友人が、長野県に住んでいます。

 

友人を訪ねて、一緒に諏訪大社に行ってきました。

 

というより、連れて行ってもらいました。

 

だいぶ前に行ったような覚えがあるのですが、全く記憶にありません。

 

この日は、七五三の参拝が多く、祝詞を聞くことができました。

 

 

諏訪大社は、上社・下社それぞれが二つお社があって(上社<本宮/前宮>・下社<春宮/秋宮>)、全部で「4社を総称して諏訪大社」と言うそうです。

 

今回は、上社の前宮を除く3つをお参りしました。

 

 

最初に上社本宮に行きましたが、変わっている神社でした。

 

最初に、友人に「左側に気をつけてね」と言われました。

 

ん?左側??

 

車で行きましたので、駐車場からだと「北口」と言われる参道から入りました。

 

とても大きな鳥居があるので、こちらが表なのかと思いましたが、ここは後から作られた入り口のようです。

 

何の知識もなく、まず入ってみてびっくりしたのは、まっすぐに入れない上に、社殿が正面にない。

 

しかも社殿(本当は幣拝殿)の向いている方向がよくわからなかったので、友人に聞くと「そういえば・・・西?」

 

あとで確認すると、北西の方を向いているようです。

 

何で?

 

と思って地図をよく見れば、その方向は諏訪湖。

 

ああ、なるほど。

 

だけど、諏訪湖を望むだけなら、例えば南に望むとか、東に望むとか、一般的な神社の方向に向くことは可能です。

 

で、もっと地図を引いて見てみました。

 

拝む方向のその先にあったのは、富士山でした。

 

諏訪湖と、富士山を結ぶその線の上に神社があり、富士山に向かって拝む形になっています。

 

 

 

このお社は、本殿を持たないそうです。

 

いわゆる、普通に参拝者がお祈りする「幣拝殿」と、祈祷殿と一般には言われるような「片拝殿」しかありません。

 

この「片拝殿」は、実際に写真を見ていただくのがいいと思います。

 

 

真ん中に神職が祝詞を唱える場所がありますが、普通はその手前に祈願者が並ぶのですが、左手に席があり、正面でなく中央を向いて座っていました。

 

そして、ご神体がないそうです。

 

いわゆる、自然神。

 

ご神鏡は置いてあったように見えますが、その向こうにある、森自体を拝むと聞きました。

 

もっと興味深いのは、実は昔からあった本当の表参道は、この幣拝殿の向いている向きに沿って参道が伸びています。

 

意味がわかりますか?

 

普通は参道を入った正面に拝殿がある。

 

でも、ここは表参道から入って鳥居をくぐると、左手にずっと神様の神域を横目で見ながら歩いていき、奥まで行ってぐるっとUターンして、拝む形になります。

 

とても不思議です。

 

 

それで、私たちは北参道から入って、参拝を済ませてその後この表参道に抜ける道を行きました。

 

ここは、お寺の回廊のように屋根がついていて、これまた不思議な雰囲気です。

 

ところどころに、末社摂社があって、回廊の切れ目から外に降りてお参りができるようになっていました。

 

それで、友人に言われたのが、ここがすごいご神気だと言う事です。

 

確かに、鬱蒼と樹齢の高そうな木々が生えていました。

 

へーと思って、表参道の鳥居をくぐろうとしたその手前で、頭に激痛が。

 

うわーすごいねー!アタタタタ。

 

でも、なんでここ?

 

全く本当に理解できませんでした。

 

友人が、やっぱりと言わんばかりです。

 

ふと振り返って目に入ったのが、御柱(おんばしら)でした。

 

なるほど。

 

「御柱」の事は、ご存じのない方は調べていただけると、詳しくわかると思います。

 

私には複雑すぎて良くわかりませんが、日本の奇祭としても有名です。

 

この御柱と言われる樹齢200年ほどの大木を、諏訪大社と言われる4社それぞれの社殿の周りに4本立ててあります。

 

1〜4の番号が振ってあり、順番に触りながら回るとご利益があると言われていますが、神域にある柱が含まれるお社もあるので、全部が触れられる訳ではありません。

 

本宮から表参道を出る鳥居の手前にその御柱が立っていました。

 

なるほど。

 

お社の周りに建てられた御柱は、いわゆる「結界」の役目を果たしているのでしょう。

 

私たちはそこを出たので、何かの大きな力にさらされた形になったんだと思います。

 

だけど、今もなぜあの場所なのかがわかりません。

 

鳥居を出て、ぐるっと回り込んで駐車場の方へ戻る道すがらも、頭が痛くてなりませんでした。

 

と、友人が「だから左側って言ったでしょ」と言いました。

 

なるほど、北参道から入ると、確かに左側。

 

左側半分が、異常に質量が大きな感じを受けるのです。

 

諏訪大社自体の御由緒ははっきりしませんが、とても古く日本最古の神社の中に入るようです。

 

ちなみに、「大社」と言えば「出雲大社」ですが、ここにも出雲大社の摂社がありました。

 

出雲大社は、大国主命を「封じ込めて」いるのではないかとも言われています。

 

出雲も建物に関して、神社のルールから外れたことの多いことも知られています。

 

ここも出雲同様の大きなしめ縄がありました。

 

諏訪も、出雲も共に、その地方の大きな力を持つ神様だったということは言われています。

 

様々なサイトがありますが、諏訪大社の公式サイトを貼っておきます。

 

諏訪大社のページ

 

昔の人たちが何を考えて、どういう意味で神様を祀ったかは分かりません。

 

でも、とても長い時間大切にされて、続けられた伝統のある様々な儀式はこれからも大切に守っていかないといけないのだなとつくづく思いました。