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アメブロはしばらく残しておきます!

短い間ですが、読んでくださった方ありがとうございました。

 

何かありましたらSNSのDMか、mahauxx[@]gmail.comまでどうぞ。

 

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

 

母の日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

わたしは特別大きなことはしませんでしたが、ちょっとした贈りものをして、母と一緒に食事に出かけて、楽しい時間を過ごすことができました。

 

母の日にぴったりな曲は何かあるかなと考えていたのですが、「故郷」「思い出」「感謝」などを題材にした曲はとてもたくさんあるけれど・・いちばん最初に思いついたのは、とっても王道ですが、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」でした。

 

 

 

 

 

今でこそ「きらきら星」という名前で知られているこの曲ですが、もともとはフランスで流行していた恋の歌。原題は"Ah! vous dirai-je, maman"(ああお母さま、あなたに申しましょう)、母親に恋の悩みを打ち明けるという、淡い初恋の歌なのです。

 

モーツァルトがこの曲をつくったころは、まだ「きらきら星」としての歌詞は存在していなかったため、この曲名は後付けに過ぎないのですが、初恋のときめきや切なさがうまく表されているようで、やっぱりタイトルを見るだけでもキュンとしてしまう曲のひとつです。

 

 

小学生のときにピアノのレッスンで使用した子ども向けの楽譜で『ママ、聞いてちょうだい』と訳されていたのが忘れられなくて、今でも思わずそのタイトルを口にしてしまいます。

 

母に素直に甘えたくなってしまうような、幼いときの気持ちを思い出す曲でもあるなあと思いました。

 

 

 

生活の延長線上にあるような、音楽や美術が好きです。

 

お気に入りのワンピース着て、お茶とおしゃべりを楽しみながらカルテットを聴く、サロン・コンサートの時間がとても好き。

 

大きなコンサートホールに出かけて、オーケストラやオペラを聴くハレの日も待ち遠しいけれど・・

実際、その帰りにどこのレストランで食事をしようかとか、どんな服を着て行こうかとか、そういうことを考える方が楽しんでいるかもしれません。

 

 

そういえばわたしの恩師、音楽評論家の岡部真一郎先生は、授業のときも、『音楽の友』での連載も、いつも決まって美味しいワインの話からはじめていたような気がします。。笑

 

 

でもそうやって触れた音楽のほうがずっと覚えていられる気もするし、音楽と生活はいつもセットで記憶にあるって思っています。

 

 

フランスには「アール・ド・ヴィーブル」という言葉があります。

 

直訳は「生活美学・生活芸術」ですが、「美しく幸せに生きること」という意味もあり、建築や装飾品、食事やマナーなど、日常生活のさまざまな場面で芸術や美学を感じながら生きる、というライフスタイルを指しています。

 

17世紀〜18世紀、王室や貴族の間で生まれ、市民層ブルジョワにも広がり、いまもフランスに深く根付いたこの様式。

 

なんだかとっても格式高いもののようですが、

普段の食事や身に付けるものを、実用性や値段や手軽さだけではなく、少しだけ「自分が美しいと思うもの」を選び、身の回りに音楽やアートを絶やさないようにしてみると、ぐっと生活は豊かになるのではないかな、と思います。

 

 

わたしがそんな風に考えるようになったのも、ルネ・マルタン氏の本を読んだときから。

 

 

 

大学では音楽評論の勉強をしていたので、毎日のように楽曲分析をしたり、楽典を読み込んだりしていたので、ときには頭がクラクラして、試験でいい点を取れないと落ち込んだりして、音楽を聴くのが嫌になってしまったりもしたけれど、

 

「ああ、そんな難しく考えなくていいんだな」と、吹っ切れることができ、それ以来悩むことがあると、いつもこの本を開きます。

 

時代やジャンルだけではなく、

 

勉強を頑張りたいときの音楽、恋をしたときの音楽、友達とのおしゃべりに花を咲かせた日の音楽、疲れた夜にほっと一息つきたいときの音楽

 

そんなふうに、気分や場面に合わせて音楽を選んでいけたら、素敵ではないでしょうか。