板長と呼ばれた  ~野宿で酒を~ -2ページ目

琵琶一

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本日は琵琶一。

現在、三分の一。

今日の伊吹山

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昨日までの雪で再び真っ白に雪化粧。

伊吹山ヒルクライまで一ヶ月を切ったけどこの様子だとコース短縮かな。

白馬

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長野から峠を越えて白馬に。


目の前に真っ白な北アルプスが広がり最高。
これから日本海経由で寿司食って帰宅。

雪の通勤

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水曜の晩から降り続いた雪も今日になってようやく止んだ。我が町は世間で豪雪地と呼ばれててニュースでも60㎝の積雪と出てた。

今朝は職場まで完全圧雪のドライブ。


今週末もスキーの予定。

甲子園 決勝

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朝早い列車で家を出て高校野球の観戦。

白河越えと震災復興の歴史に立ち会うつもりが見事に強豪校の返り討ちにあう。

肩を落とし新世界に立ち寄り串かつをツマミに渇いた喉にビールを流し込む。


マー君の駒大苫小牧の準決勝での勝利以来、甲子園のアルプスで応援したチーム勝ってないなぁ。

北アルプス 紅葉山行 ③ 黄金平 停滞

夜半にテントお叩く雨粒の音で目が覚める。


やっぱり降ってきた。


朝に立って雨が止んでることを期待してシュラフを深くかぶり浅い眠りを繰り返したけど


結局夜が明けても雨降りだった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









今日は南岳小屋までなので雨が止んだら撤収して歩き出せるように


朝飯はパスタをたらふく食べた。


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パッキングをすすめながらテントの中で天気待ちをしたけど一向に止む気配なし。


ラジオの予報では今日はこれから低気圧が通過するので大荒れになるらしい。


横尾尾根に取り付くまでルートファインディングしながらガレ場の登行になるんだけど


この悪天でそれはやりたくない。


南岳まで無理して登っても強風の稜線でテントじゃ寝れないのは目に見えてるし


日程もまだ余裕があるので今日もここで停滞を決め込んだ。


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まだ午前中で時間は有り余ってるんだけど土砂降りの中、外に出歩く気にもならず


カール内の紅葉も昨日さんざん見尽くしてしまった。


マップを広げ今後の行程のイメトレをしたり、食料計画の見直しをしたりしたけど


時間はまだまだ有り余ってしまう。


湯を沸かし濃いコーヒーを啜りながら外の紅葉を眺めて暫しマッタリ。

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テントに缶詰めで手持ち無沙汰なので正午も過ぎたことだし酒盛りを始めた。


ナッツ、柿の種、いか燻、都コンブ、サラミにチョコと持参したツマミ類一式を広げ


それを肴に水割りをチビチビやる。


NHKラジオ放送の地方ニュースやクラシックなど普段聞かない番組に耳を傾け


テント居酒屋気分を満喫。


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午後に入り雨が小止みになったタイミングを見計らい小用がてらカメラ片手に散策。


屏風はやはり雲に隠れて今日は拝めない。

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この雨の冷え込みでカール内の紅葉が更に進んだような気がした。
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横尾尾根側の斜面の赤い紅葉の帯も赤みが深まったように感じた。


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晩酌の酒を残さないといけないのでテント居酒屋は一旦閉店。


雨音を聞きながら横になりお昼寝タイム。

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目が覚めて外を覗いても雨脚は強くなる一方。


今日はこれまで誰もカールを訪れてないし、この雨では下から沢を登ってくる登山者も


いないだろうから今夜も一人ビバークは半ば決定みたいなもん。


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小止みになる気配もないので意を決して外に出で再び小用タイム。



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時折石がカール斜面を転がる音がする他は雨音だけが響く静かな空間。


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昨日汲んだ6ℓの水はまだ半分以上残っていたけど明日の行動用に


残しておかないといけないので途中からコッフェルにて天水補給し


炊事の足しにすることに。


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食っちゃ寝、呑んじゃ寝の一日で全く栄養補給の必要は無いけど明日の行動の為と


食料消費して荷も減らしたかったので夕飯はタイカレーを食べた。


夏の縦走でもタイカレーの世話になったけど寒いこの季節に食べても旨かった。


昼間に呑んだけど結局晩酌でお湯割りを呑んで暖まってからシュラフに潜り込んだ。


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夜更けに雨脚が強まり時折吹く強風でテントが歪み目が覚めた。


カッパを着込んで外に出てテントを支えるペグとロープを補強したのでもう安心。


南岳の稜線に上がらずカール内で停滞して正解だった。


夜半に入り風は更に強くなり、稜線からカールに吹き降ろしてくる。


強い風が稜線を越えてくる度に、




「グゴオーッツ」




と、ジェットエンジンのまん前に立っているようなすごい轟音が響き渡る。


不規則な間隔で襲ってくる轟音と強風に悩まされこの晩は夜明けまで


浅い眠りを繰り返すことになった

北アルプス 紅葉山行 ② 黄金平

登るにつれて黄金平のカールの中心に徐々に近づいてくる。


先客はいないようで紅葉のカールの中には自分一人だけだった。




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南岳の稜線は生憎ガスに隠れて見えないけどカールの中の紅葉は見事。


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右手の斜面は一面ダケカンバに覆われ鮮やかな黄色に染まっている

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左手の斜面も鮮やか。


斜面上部の稜線で横尾本谷の右俣と左俣が仕切られている。

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モレーン周辺は色鮮やかに染まっていてルートはあの中を抜けるようについている


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振り返ると屏風の頭を随分低く見下ろすところまで登ってきた事を実感。


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紅葉のカールをバックに記念撮影

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この大岩の上に腰掛け一休み


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右手の四角い大岩の下で沢は伏流水となりモレーンに潜り流れが途切れる


その裏手から紅葉の中に潜るように続くルートを歩いて行く
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何度も止まってはシャッターを押していて、なかなか進まない。
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今日は終始、屏風を眺めながらの山歩き         この辺りはまだピーク間際
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四角い大岩の上から横尾尾根
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視線を下げて行くと徐々に緑がかってくる斜面


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モレーンの紅葉の中に入ると真っ赤なナナカマドが次々に現れる

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足元のハイマツの中に残る踏み跡を辿り進んで行く

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手前の3つのナナカマドは全て色が違う


同じ場所だけど奥から臙脂、赤、橙でそれぞれが個性を主張してるよう


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真っ赤なナナカマドと屏風
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ここのナナカマドは蛍光オレンジで狂ったような色を出していた


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紅葉の中を抜けるとカールのお椀が見えてきた

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横尾尾根も随分とひらけて見えてきた

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カールのお椀の中


大きな岩を乗り越えて進むのでなかなか距離が稼げなかった


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お椀の底には微かに雪が残っていた


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いつに間にか右手の横尾尾根の斜面に帯のようなガスがかかり始めた


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お椀の上部に登ってきても大岩を敷き詰めたようなところが続き思ったほど進まない。


時計を見ると15時前でそろそろ今日の寝床のことを考えないといけない。


予定では氷河公園ルートから南岳小屋に入りテン泊のつもりだったけど正直厳しい。


横尾尾根への取り付きもガスに隠れて時間がかかりそうだし稜線に出てから日没を迎えると


大変なので無理せず今晩は黄金平でビバークすることに決めた。

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お椀の上部の大岩の傍にテント1張り分のスペースを見つけたのでザックを置いて


明るいうちにモレーン下の伏流水まで水汲みに行く。


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横尾尾根には帯のようなガスが現れては消えの繰り返し。



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さっき登ってきた時とはちょっと違ったルートを選んで行く。


少しでも紅葉の濃いところを選んで分け入る。


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屏風の頭の辺りにもガスが少しずつかかり始めた。


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こちらのナナカマドはところどころ斑目に色が薄い。


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さっきより斜面寄りを歩いているのでダケカンバの黄色い黄葉がより鮮やかに見える。


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この紅葉の隙間を抜けて行くと伏流水に出る。


色鮮やかな紅葉に隠れているけど足元は低いハイマツ帯に覆われていて


その中に涸れ沢が網目のように通っている。


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岩の合間から湧き出す伏流水を汲む                  6ℓの水を確保


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後は紅葉を眺めながらザックの場所に戻るのみ
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ダケカンバの立ち木が紅葉の海に浮かぶ島のように見えた
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今日はこれで屏風も見納め
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紅葉の中を分け入り登っていく


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本谷橋を出てから途中で下山者と一人すれ違っただけでその後は誰一人会ってない。


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この紅葉を独り占めしてるだけでお腹一杯だった。
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カールの中では紅葉を眺めると言うより紅葉の中に潜り一体になったような感覚だった。
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気が付くと雲が低く垂れ込め一日中見えていた屏風の頭も雲に隠れてしまった。


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カールで出会った黄色い花2種         


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昇ってきたガスで横尾尾根も隠れてしまった


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ザックをデポした場所まで戻ると小石を拾って地面を均しスペースを作り何とかテントを設営。


ガスが出た割りに天気ももってくれて明るいうちに寝床も確保できたのでようやく一安心。


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大岩の上に腰掛け麓から湧き昇ってくるガスを眺める。


横尾尾根裾のすぐそこに見える真っ赤な斜面が今にもガスに呑み込まれそうだった。


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お椀の上の大岩傍のビバーク地は横尾尾根が真正面に見える。


裏を返せば氷河公園ルートを歩く登山者からは丸見えということだ。


この時間になっても自分の他は誰も来ないという事はどうやら一人ビバーク決定のようだ。


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日が暮れても心配した雨は降らなかったので外でラジオを聞きながら晩酌。


小屋のテン場じゃないので缶ビールは無いけどカールの伏流水で作った


ウイスキーの水割りが疲れた身体に滲みた。


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夕食は重荷に耐えて担ぎ上げた練り物、根菜を投入したおでんでカールの中で屋台開き。


夜も更け冷えてくるとお湯割りをチビチビやりながら熱々おでんをつつき身体を温める。


夜のカールに岩の転がる音や獣の足音が響く度にドキッとする。


他人の迷惑を気にする必要も無いのでラジオのボリュームを上げお湯割りを呑み続け


かなり酔いがまわったところでシュラフに潜り込んだ。


ラジオの予報だと明日は天気下り坂だ。


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夜叉ヶ池 ニッコウキスゲに会いに

冬の豪雪の影響で遅れていたけど、7月に入りようやく夜叉ヶ池の山開きとなったので


3日の日曜に早速登ってきた。


ニッコウキスゲがお目当てだけど例年のピークは6月中旬なので果たして出会えるか?








林道を飛ばして岐阜側の駐車場に11時に乗り付けるとさすがに満杯。


準備をしてザックを背負って歩き始めると早速登山道傍に満開のコアジサイ。


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暫く急登を繰り返し標高を上げるとアップダウンも落ち着きブナの木立の中を


歩くようになる。


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根曲がりのブナ


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遠くに目指す夜叉の壁が見えてくる


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夜叉ヶ池を訪れるのは昨年の紅葉以来で初夏の訪問は初めてだけど


ブナの緑が眩しいくらい鮮やかでキレイだった。


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ブナの大木


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タニウツギのピンクの花


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谷に残った残雪の横を抜け右手に夜叉壁と昇龍の滝を眺めながら


ゆっくり歩く。

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終盤のクサリ場の辺りから下山してくる団体さんと何組かすれ違う。


やはり花の季節の山は人が多い。


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すれ違いを待ちながらアザミを眺める。


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左手の夜叉ヶ丸の斜面を見上げると一面黄色いニッコウキスゲに覆われていた。
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クサリ場を登って行くと沿道にもニッコウキスゲが姿を見せ始めた。


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白いオオバギボウシはまだ蕾が目立った。


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夜叉ヶ池の畔に咲く白い花


キレイだったけど名前がわからない


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クサリ場を登りきった池手前に咲くニッコウキスゲとトラノオ


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池の畔は団体さんで一杯なので岐阜側の登山道脇に腰掛けアンパンの昼食。


蒸し暑くなると思っていたけど谷底から吹き上げる風のお陰で涼しく心地よかった。
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お花畑を眺めながらのんびり過ごす。


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夜叉丸への登り途中から左手の斜面を見下ろす。


急な斜面にはキスゲの花が一杯。


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夜叉ヶ池を振り返る。


右の岩壁が夜叉壁で三周ヶ岳は左後方のピーク。


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夜叉丸が近くなると笹が目立ってきたのでピークを踏まず引き返した。


池まで下っても騒がしいのでここでザックを下ろし暫しお花畑を眺めた。


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稜線を境に岐阜側の斜面はどこもキスゲに覆われていた


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池へ下る途中から夜叉丸への登りを振り返る。


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池を見下ろすイイ場所にも咲いていた。


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夜叉壁の頭へ登る途中で出会ったササユリ。


ほんのり紅潮したようにも見えた。

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夜叉丸へ続く登山道を振りかえる。


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ここにもお花畑を発見。


ちょっと三周ヶ岳の方を見てから後で立ち寄ることにする。


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夜叉壁裏手から眺めた三周ヶ岳方面。


この時間から往復するにはやや遠い。


遠めに見ても藪コギが多そうなルートだけど黄色いお花畑も点在してるように見えた。


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夜叉壁の頭のお花畑。


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黄色い花の先には歩いてきた谷が続く。


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信州の高原で出会ったキスゲと違って夜叉ヶ池のキスゲはどれも急斜面に


へばり付くように咲いてるのでなかなか近くで眺められない。


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登山道の分岐には団体さんが集合して予定を協議していた。


途中で追い抜くのも大変なので早足で横をすり抜けお先に下ることにした。


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トラノオ


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沿道で満開のこの白い花を見つけて、思わず溜め息が出てしまった。


しかし名前がわからない。

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ブナの大木にお別れをして下山。


駐車場には4時に到着。


結局山の上で花を1時間半くらい花を眺めてのんびりしてしまった。


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北アルプス 紅葉山行 ① 上高地~横尾本谷右俣

10月連休前。


自宅を深夜に出て車で下道を飛ばし新穂高の駐車場に乗り付けたのが朝。


バス亭前から抜戸岳の方を見上げると青空が眩しい。


ここから路線バスに乗り平湯のターミナルへ移動。

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平湯のターミナルからシャトルバスに乗り換え上高地に入ったのが10時。


いつも混んでいるターミナル前のベンチは人影疎ら。


やはり観光地は平日がいい。


頭を雲で隠した穂高を眺めながら梓川沿いをゆっくり歩く。


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河童橋を過ぎ小梨平で一服。


時間も余っているので煙草にコーヒーで晴れ待ちをしたけど


結局、奥穂を拝むことは出来なかった。

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森を抜け川沿いの道に出ると明神岳が見え始める。


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明神館の辺りでは紅葉がようやく始まったばかり。


この黄葉でも随分色づいている部類でまだまだこれからと言ったところ。


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徳沢に向かう途中で見上げた明神岳。


日が陰ることが多かったけど寒くもなく暑くもなくで快適。


途中で上着を脱いでウールの長袖だけで歩いたけど丁度よかった。


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緑豊かな徳沢のテン場は平日で紅葉シーズン前と言うこともあり静かなもの。


ここのサイトでテントを張りたいなぁと前を通る度に思うけど未だにご縁がない。


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写真を撮ったりキノコや花を観察しながらのんびり歩いてきたけど横尾には


14時過ぎに着いてしまった。


今日はここまでなのでのんびり寝床をこしらえたりして過ごすことにする。


横尾も紅葉はまだまだで唯一橋の袂のこの木だけが黄色く色づいていた。


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遠くに見える南岳あたりの山肌は微かに色づいているのがわかる。


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開けたテン場からは明神、前穂の眺めがいい。


この日のサイトはテント20張り位でお隣さんの声も気になることもなく寂しくもなく


程よい混み加減だった。


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早々とテントを張り横尾山荘でビールを仕入れラジオを聞きながら晩酌。


日が暮れてくるとキンキンに冷えたビールがやや厳しくなってくる。


夕飯に温かいパスタを食べ〆にウイスキーのお湯割りを飲んでシュラフに入った。


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モルゲンロートに染まる前穂。


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日が昇り屏風岩が徐々に明かるくなってくる。


谷底の横尾はまだ夜明け前。

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この時期の朝はやはり寒い。


でも横尾は草地のサイトで北海道のキャンプ場並みに寝心地が良く朝まで熟睡。


朝食を食べ熱い紅茶を飲み撤収をすすめる。


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出発前に山荘前で記念撮影。


歩き始めはメリノウールのアンダーシャツにキャプリーン3を羽織った。
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橋を渡りまずは本谷橋を目指し歩き始める。


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しばらく歩いて行くと左手の木立の間から屏風岩デーンと顔を出す。


いい角度で朝陽が当たっていて彫りが強調されカッコいい。


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真正面から見上げる。


圧倒されそう。


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屏風の取り付き斜面の紅葉は7分方の色づき。


明後日あたりがピークという感じか。


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本谷橋手前まで来ると北穂の東斜面がデーンと正面に見えてきた。


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朝陽も随分高く昇り見上げる屏風が眩しかった。


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本谷橋を渡った対岸の川原は休憩の登山者でごった返していた。


休憩をしてから登山者の流れから離れて横尾本谷に入る。


念願のバリエーションルート初挑戦。


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ブッシュの中に残る獣道のような踏み跡をトレースしていく。


これが正しいルートなのか半信半疑で分け入って行くと赤ペンキのマーキングが


見つかりようやく安堵。


何とかルートに乗っかることはできたようだ。


ネットで情報入手してたけどマーキングにはちょっと驚いた。


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あとはブッシュの中に残る踏み後をロストしないようトレース。


しばらくは横尾谷左岸斜面の藪コギが続く。


この日は日が昇るにつれて気温も上がり汗だくなのに距離がなかなか稼げずウンザリ。


秋でこの状態なので夏なんて無理だと思った。


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先人が残したフィックスロープが現れる。


川原に下る為に張られたこのロープを間違えて登ってしまいルートをロストしそうになり


時間を無駄にしてしまった。


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横尾谷に下りるとゴーロ歩きとなる。


途中に崩落箇所があり右岸に渡って暫く進み涸沢と分かれる本谷出合手前で


再び左岸を歩くようになる。


不明瞭ながらも所々にマーキングがあるけど増水時だと渡渉も怖いので自分で


ルートを探りながら歩けるところを進むという感じだった。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










左を見上げると屏風の頭がすぐソコに。


色づいた中腹の木立の中から涸沢に向かう登山者たちの声が次々と洩れ聞こえてくる。

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横尾本谷出合で涸沢と別れ本谷の遡上が始まる。


谷奥には南岳が聳えている。


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本谷に入ってしばらく登ったところで振り返ると屏風の頭が同じ目線に見えた。


紅葉に染まった山肌は油絵を見るようだった。




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南岳も随分近くに見えるようになってきた。


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頭に潅木が生えたケーキのような大岩のところは右の草付きを歩く。


他の方のレポでも頻繁に登場するこのルートでは有名な岩。


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ルート上には所々にこうしたケルンが積まれていて見付けると何だかホッとする。


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涸沢から眺める屏風の頭もイイけど、この角度から眺める姿もイイと思った。

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二俣から本谷左俣を見る。


途中で大きく崩落してるように見えるがこちらを遡行すると


大キレットの下に行き着く。


キレット~北穂池~左俣のレポをどこかで見たことがあるけどかなり険しい。


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黄金平を目指し右俣の遡行を続ける。


左俣に比べこちらの沢の方が水量が多く左岸をずっと歩いた。


追随者もいないので、このルートでは誰にも会わないと思っていたら上流から


下って来た年配の方と沢を挟んですれ違った。


本当は先の情報を聞きたかったけど沢を挟んでいたので挨拶だけ交わした。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










何度も屏風を振り返っては見てるのでなかなか進まない。


手前の川原が二俣。


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ここ数日続く晴天のお陰で沢の水量は少なく流れに沿ってゴーロ歩き。


沢登り気分でゆっくり登って行く。

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ルート上のブッシュ、潅木は青々としていて全く紅葉してないけど目線を上げてみると


斜面の上部は疎らに色づいていた。


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屏風の山腹から涸沢にかけての山肌は遠めに見ても鮮やかに色づいてるのがわかる程。


恐らく涸沢は今頃、紅葉のピークを迎えているんだろう。


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今日のルート最大の?唯一の?難所の大岩までやって来た。


大岩が谷筋お塞いでいて両側の斜面もブッシュに覆われている。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~







ここにも先達が残してくれたフィックスロープがあるのでこれを頼りに重いザックを背に


大岩の下まで何とか這い上がる。


高さ2、5m位の大岩にもロープが残されてるんだけどテン泊装備のザックを背負ったままだと


自力では何度やっても登れなかった。


右手の斜面を高巻こうとブッシュの中に分け入ってみたけどこちらも途中から勾配が強くなり


進退窮まり大岩のところに戻る。


諦めてザックだけ先に大岩の上に抱え上げようとしても非力なもんで後一歩のところでダメ。


そんなことを繰り返しているうちに手元が狂いザックを谷底に落としてしまった。


腕の間をすり抜けたザックが転がりながら谷底の岩にグシャリと当たって止まる。


スローモーションのような光景を眺め呆然となってしまった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








ザックはフレームがちょっと歪んだ程度だったけど精神的にちょっと参ってしまった。


人間じゃなくザックが身代わりになってくれて良かった。


でも次は自分が落ちるかもしれない。


そう考えると無理せず安全第一でいこうと頭を切り替え、ザックの中身を出して大岩の上に


1つずつ載せていき軽くなったザックを抱え上げてから最後に空身で岩の上に登りようやくクリア。


ザックの中身を出して岩場をクリアするなんて生まれて初めてで他の登山客の目があったら


まずやらないだろうけど背に腹はかえられない位、この時は切羽詰っていた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~











大岩の上に腰掛けるとドッと疲れと安堵に襲われる。


ザックに荷物を詰めながら眺めた屏風の頭がさっきより大きく見えるのは気のせいか?


いつの間にか屏風の頭と同じ高さまで登ってきてしまっていた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~







大岩を越えると流れで沢筋から追われるように右手のブッシュの中を歩く。


渡渉して沢筋通しで行けなくもない様子だけどブッシュの中に踏み跡が残っていたので


こちらをトレースした。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~







この辺りまで登ってくると標高も高くなり山肌の木々も随分色づいてきた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








ブッシュを出て沢筋に戻り登って行くと行く手に岩を積み上げたダムのようなものが見えてくる。


事前に入手した情報だと恐らくあれが沢の詰め上がりでいよいよ黄金平は間近。


ここまで来ると谷が両側から狭まっていて沢沿いを歩くしかないんだけど水量が少なくて良かった。


このルートは悪天時や増水時は怖くて入れないと感じた。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









振り返ると屏風の頭を見下ろす標高まで登って来たことに気が付く。


こうやって何度も振り返っては屏風にウットリして歩いてきた。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~



そして、その都度写真を撮るもんだからなかなか前に進まない。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








いよいよ詰め上がりが近づく。


ここは沢沿いの大きな岩を乗り越えるように行く。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










そしてようやく詰め上がりに着く。


滝の右手を登って行くとブッシュの中に踏み跡があったのでそれをトレース。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~





ブッシュの中を進んで行くといきなり色づいたナナカマドのお出迎え。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








ブッシュから出て沢の流れに戻る。


中央右の舞台のように平らな大岩が詰め上がりを越えたところ。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









入り口のナナカマドでこれ位の色づき。


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左手の斜面も鮮やかに染まっている。


でも、ここいらはまだまだ序の口。


この奥で、どんな紅葉に出会えるか考えるとワクワクしてしまう。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~







とうとう紅葉の黄金平まで登ってきてしまった。



板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~
















奥のダケカンバの一角は黄、手前のナナカマドは朱に。






こちらは右手の斜面。


手前に見えるブッシュの中に踏み跡が残っていたのでそれをトレースして進む。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








踏み跡と涸れ沢が入り混じってて歩き易いルートを探しながら進む。


細いながらも沢もまだ流れているのでこれを目印に進めばまず間違いない。














ここで見た紅葉はこれまで自分が知らない色ばかり。


蛍光色に近い黄色や朱色に染まっていた。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









こちらは右手の斜面でダケカンバが目立つ。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~





ズームで見ると僅かな標高の差で段階的に色づきが違うのがわかる。


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右斜面は横尾尾根へと繋がる。
板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









進むにつれて黄金平のカールは開けてきて紅葉のモレーンが近づいてくる。




板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~




あの中を歩けるんだ。。。。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~
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北アルプス ダイヤモンドコース縦走 ⑰ 槍ヶ岳~上高地 下山

結局、朝になっても強風は吹き大きな雨粒がフライシートをものすごい勢いで


叩き続けていた。


3時に目が覚めたけど天気が悪すぎるので再びシュラフに入り二度寝。


4時過ぎに強い便意に襲われ再び目覚めあので、諦めてカッパを着込み完全武装で


テントを出てトイレ往復。


横殴りの雨と吹き飛ばされそうな風と格闘しながらテントに生還すると皆さん様子を


伺っていたのか続々とテントを出てトイレに向かっていく。


熱いコーヒーで目を覚まし朝食を食べてから撤収に取りかかる。


まずはテント内の装備類をスタッフバックに区分けし、特大ゴミ袋を内側に重ねたザックの中に


パッキング。


次いで完全武装で行動体勢の状態で外に出てテントを特大ゴミ袋に入れザックの下段気室に


ねじ込み撤収完了。


雨の撤収は初めてだったけど5分程で作戦終了できた。


今日は当初の予定では南岳まで稜線を縦走して氷河公園ルートを天狗原に下り槍沢から


横尾経由で上高地に下山するつもりだった。


山荘の中で雨宿りをしながら天候の様子を見たけど全く回復する兆候も見られないしテレビの


予報では2,3日は天気が崩れるようだったので諦めて真っ直ぐ上高地に下山することにした。





雨脚が弱まったタイミングを見計らい見知らぬグループの最後尾について山荘前の


九十九折れを下り始めた。


殺生ヒュッテの横を通過しひたすら足元と前の登山者の背中だけを見て下り続け


濁流と化した槍沢の水場の木陰で小休止。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










天狗原分岐まで下ってきて槍沢を隔てた天狗原方向を眺めてみると


山肌のいたるところから滝が現れ白い流れを描いている。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










とにかく槍沢ロッジまでは飛ばしに飛ばして下ってしまおう。


他の登山者も同じ考えなのか皆さん黙々と休憩なしで下っていく。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










槍沢も随分下のほうまで下り赤沢山が正面に見える辺りまで来ると雨脚も


幾分弱まってきた。



板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










槍沢の水流は増し、途中の枝沢の渡渉でも流れに足を取られそうな箇所もあったけど


概ね危険も無く下って来た。


この日の豪雨で三俣蓮華から縦走中の高齢女性が道迷い遭難し2週間後に湯俣川で


発見されたのを後日のニュースで知った。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









大曲まで下って来たところで雨も小止みになったので休憩する登山者が目立った。


立山から黒部源流を縦走し西鎌尾根から槍に歩いたせいもあるけど槍から上高地の


ルートの人の多さには疲れてしまった。


そして中国、韓国のグループが多い事とは別に、すれ違う登山者に道を譲って挨拶をしても


返してくれないことが余りに多くてカルチャーショックを受けた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









赤沢山の麓を梓川の流れを右に見ながら足早に歩き槍沢ロッジに到着。


既に雨宿りの先客で軒下や食堂は一杯で立ったまま行動食と水を口に放り込み行動再開。


同じようなペースの兄さん達と抜きつ抜かれつ静かな競争をしている間に横尾に出る。


ここも槍沢ロッジと同じ状態だったのでトイレだけ借りて先を急ぐ。


横尾まで来たら半ば下界に下りたも同じで挨拶を交わすこともなく歩く。


横尾からは足の速いクライマーさんの団体に混じり限界に近いスピードで


黙々と足を前に運びあっという間に小梨平に到着してしまった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









お盆で小梨平は大混雑だったけど何とか滑り込みで空きスペースを見つけテントを張り


管理場の温泉で高天原以来の汗を流しサッパリ。


風呂上りで前にある小梨平食堂に飛び込みゲソ揚げをつまみに生ビールを喉に流し込み


ようやく下山したことを実感。


久しぶりに食べた生野菜のサラダが旨かった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










売店でビール、ウイスキーに魚の缶詰を仕入れテントに帰って本格的に下山祝い


の一人宴会に突入した。


最後に残っていた寿司太郎で祝いのちらし寿司を作りさかな缶をつまみに長かった


山旅を思い出しながら酒を飲み続けた。


久しぶりに食べたさかな缶が旨かった。


さばの味噌煮、さんま醤油煮の缶詰の旨さを再認識させられた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









翌朝はうす曇で時折パラつくことはあったが雨に濡れることはなかった。


荷物を全てテントの外に広げ昨日の土砂降りで濡れたものを天日干しする。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~







管理棟の傍の梓川に近いサイトでお隣はファミリーだった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








通行人の視線も気にせずテントの前に露店を広げ衣類関係が乾いたところで


テントを干しながらパッキングをすすめた。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~









なんやかんや山旅の余韻に浸りながらのんびり撤収をしていたので小梨平を出たのは


正午前になってしまった。


穂高はあいにく雲に隠れ最後に山にお別れをすることは出来なかった。



板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










河童橋まで下ってくると観光客の喧騒で現実世界に引き戻された。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~








梓川沿道で旅の終わりの記念撮影を済ませバスターミナルに向かった。


ここから新島々までバスに揺られた訳だけど約2週間ぶりの文明の乗り物に


あろう事か軽く車酔いしてしまった。


久々に浴びるクーラーの送風にも参ってしまいバス車内でフラフラ状態で座っていた。

板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~










新島々では駅前に炎天下並ばされ倒れそうになったけど松電では何とか


座席を確保できた。


昔お世話になった井の頭線の車両を懐かしみながら電車に揺られて沿線の風景を


眺めているうちに車酔いも治まった。


山の予報では2,3日崩れると言っていた天気も松本盆地に入ると雨雲もなくなり


夏らしい青空が広がった。


板長と呼ばれた   ~野宿で酒を~




松本駅に着くと無性にファーストフードが食べたくなりマックとどっちにするか迷った挙句


松屋に飛び込み牛丼を食べてしまった。


駅ビルで土産を買ったりしたりで家路の列車に乗ったのは4時過ぎ。


この日は諏訪湖花火大会の開催日で駅改札は大混雑で反対方向に向かう列車は満員だった。


18切符利用で鈍行に揺られ揺られ中央本線を西に向かう。


電車の電灯の明かりが目にチカチカし、途中乗車してくる高校生が物珍しく感じ観察してしまう。


名古屋で乗り換えラッシュ時間帯の東海道本線に乗る頃になってようやく文明を思い出し


社会復帰することが出来た。


帰宅は8時過ぎで家に入るなり日焼けの黒さを両親に驚かれてしまった。






昨年、蝶ヶ岳で長期縦走途中のソロ女性に出会い、自分もいつかこんな山旅がしたいなぁと

感じたのがキッカケで自己流で調べ準備を進めイザ立山~上高地を歩いてみたのだけど、

いやー、辛くて苦しかったけど素晴らしい山に出会えた忘れられない山旅になった。