住宅は個人の持ち物です。
内部には、人間が営むところのありとあらゆる要素が含まれると言っても過言ではないでしょう。
だからこそ、一つ一つの空間は、より慎重に魂を注ぎ込む必要があると思います。
私たち設計者は
『設計は住宅に始まって住宅に終わる』とよく言ったりします。
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトは、シカゴに沢山の住宅を設計しました。
そのいくつかを私も見学した事がありますが、やはり
“巨匠の貫禄”でした。
さて、私は、組織事務所に就職してまず与えられた仕事は、生涯学習センターでした。
と言っても、卒業したての者が何が出来るでしょうか、上司の邪魔をしなければまだまっしな方でしょうか、私の場合は、大いに邪魔をしていたかもしれません。
そして、ようやく責任者としてでプロジェクトをさせてもらった第一号は
“大阪府営住宅”でした。
だから、私の設計は
“住宅設計”から始まったと思っています。
そしてここのところ、多いのが住宅設計のプロジェクトです。

さて、上の図、
中国の建築物は階高が高くて、中間階を設けるのに好都合である話を以前にしましたが、今回のプロジェクトもそうで、中間階を設ける事にしました。
今考えているのは、どんな美しい階段にしようかと、構造図とにらめっこしている最中です。
そして、この年代になって思うのは、本格的に自邸を設計しようかという事です。