私にとって、銭形警部の声で、最も印象的に残っているのは、映画『ルパン三世カリオストロの城』だ。

むろん、本作中、最後のあたりのクラリスに対する名言だけでなく、偽札現場を不二子がスクープするシーン、ルパンとの共同作戦など、セリフだけでなく、大胆な行動、いずれも鮮明に脳裏に焼きついている。
という事で、久しぶりに映画『ルパン三世カリオストロの城』を思い出した。
と言っても、実のところ、これほどの名作は、中国の友人に紹介せずにはいられまいと、ほんの数ヶ月前に観たばかりだ。
本作は宮崎駿が監督しているだけの事もあり、全編通じてスピード感あふれる構成で、暇なときがないほどの秀作である。
事実、多くの日本映画のゆっくりとした進展に気の短い中国人がしびれをきらしているのを目の当たりにする中、この映画のスピード感は非常に心地が良いみたいで、友人が画面にかぶりついて観る姿も銭形警部の存在感に負けじ劣らず印象的だった。
納谷悟朗氏のご冥福をお祈りいたします。







