訪日三日目のアクティビティは、第九コンサートだった。日本の年末と言えば第九、オーケストラもコーラスもやっている身としては見逃せないコンサートだと思った。今回の旅行が決まった時に、色々な第九コンサートを探したのだけど、殆どがもう少し年末が近づいて来てからの公演だったのだけど、日本フィルハーモニー交響楽団の公演は13、14日の週末にやっているという事だったので、早速チケットを押さえた。公演会場はサントリーホールというのも良い。

 

私は東京都民だったけれど、東京区内はあまり移動したことがなく、サントリーホールがどこにあるのかもしらなかったし、公共交通機関を使って行く道筋も、全く知らなかったので、ウェブサイトで検索、両親宅のある山の方から電車にガタゴトと揺られていった。都内に出るのに都合の良い電車ありきのスケジュールだったので、ホールには少々早く着く予定だったのだけど、午後二時からの公演の前に軽食を食べたほうが良いだろうと、JR線から地下鉄線の乗り継ぎ駅の駅ビルで、10分ほど時間を潰した。

 

さて、目的地の駅に到着、指定された出口まで、延々と思う程歩かされた、そして、地下鉄の駅から地上に出てからもそれなりに歩き、サントリーホールに到着したのは、開演時間の10~15分位前と、ロビーにいるお客さんもちらほらという感じだった。そして、ホールに入り、お手洗いに行き、自分の席を探して、席に着くと、ちょうど開演を知らせるチャイムが鳴った所で、プログラムを読もうかなと思った時には公演が始まった。そういえば、ちょっと早めにホール近くの駅に当チャックするけど、そこから徒歩の時間を含めると、ちょうどキッチリの到着だと(日本旅行の前の計画段階で)予定を立てていたのをすっかり忘れていたのだった。

 

日本行の飛行機にもギリギリに乗り、今回の公演でもぎりぎりの到着になってしまった。

 

 
プログラムはウェーバーの歌劇オベロンの序曲で幕開けの後、第九交響曲の全楽章の演奏となった。
 
私がチケットを押さえた時には、舞台から見て左側の二階席の数席しか空いていなかったので、そこを取ったのだけど、ここは、バイオリンセクションの真後ろで、指揮者の方も、私がアマオケで見ているような角度でしっかり見えた。この2階席のチケットを押さえた時は、Sで出なかったことを少々残念に思ったのだけど、かえってこの席でよかったと思った。音を聞くのはもちろんだけど、指揮者の振りやバイオリンの奏者さんをしっかり見ることが出来た。
 
結構、身をの乗り出して聞いてしまい、ついつい、左手の運指や、右手のボウイングの真似してしまいそうになってしまった。
 

 

演奏後のカーテンコール時は、写真撮影可とのことだった。

 

カーテンコール中はバイオリン奏者さん達が、次の演奏曲っぽい楽譜を楽譜台に乗せているのが見えたので、アンコールがると思ったのだけど、アンコールはなし。ちょっと残念だった。

 

しかし、念願の第九が聞けて大満足だった。

 

 

今回の訪日のメインの用事はミュージカル鑑賞なのだけど、そのほかに色々なコンサートのチケットも取ることが出来た。そして、ちょうど、前回の訪日の際に参加視させていただいた弾き合い会さんが、またもや、私の訪日中に開催されるとのことで、参加させてもらうことにした。
 
さて、この時期、エリーゼ音楽祭が近いという事で、それの予行練習の為の特別弾き合い会だったのだけど、エリーゼに参加しない人も何人か参加するので、エリーゼ不参加組として参加させてもらった。
 
会場は都内の(何と市が経営そうだ)リサイタルホールで、会場に入って「うあ~立派」と思った。そして、ピアノはFAZOLIのフルコン。このリサイタルホールでFAZOLIが入ったと(主催者さんのブログから)知った時は「いいなぁ、いいなぁ、いいなぁ」と思っていた。それが、こんなに早くこのピアノを弾けるチャンスが来るとは、、。
 

 

皆さん、エリーゼの予行練習で、結構な数の方が当日の衣装を着けての演奏だった。そして、これも、本番に近づけるためんに、出演番号、氏名、曲名などのアナウンスも(主催者さんが)入れていた。私は、不参加組だから、アナウンスは入らないだろうと思ったのだけど、不参加組にもアナウンスは入り、少々こそばかった。

 

さて、私の演奏は、、。いつもは間違えないところで間違えたりが多発。そしてFAZOLIのピアノはとても反応が良く、私のちょっとのミスが耳に聞こえる大事故につながった。私はもちろん楽譜を置いて演奏したのだけど、楽譜があまり頭に入ってこない。弾き合い会は、日本到着の翌日の午前中で、その日は、朝の2時に目が覚めてしまって、この大量のミスは時差ぼけのせいにしようと思いながらの演奏だった。

 

自分が弾いている時は感じなかったのだけど、他の方の演奏を聴いていた時は、キラキラする高音、ずっしりする低音とFAZOLIの音色を楽しむことも出来た。他の参加者さん達は、自分の演奏する曲が、あまりよく聞こえなかったと仰っていた方が結構いたのだけど、観客席ではとてもよく聞こえた。FAZOLIのピアノなのか、このホールの音響なのか、ピアノの出す音は弾き手より、観客に向かって放たれていたようだ。

 
さて、弾き合い会が終わった後はロイヤ〇ホストでの昼食となった。私はこのファミリーレストランに行くのは初めてで「日本ファミレスは美味しいのだよなぁ」と、こちらも楽しみにしていた。
 
私が注文したのは、冬の限定メニューだというオムレツのデミグラスソースがけと、カニのグラタンのセット。
 

 
そして、参加者の皆さんたちとも、とても楽しいおしゃべりが出来た。前回のレストランでは予約が1時間半までしか入れられないという事で、お食事をして、即解散といった感覚で、ちょっと残念だったのだけど、今回は皆さんとたっぷりとおしゃべり出来た。前の弾き合い会の時には、あまりお話出来なかった人達もいたし、今回「初めまして」の方も沢山いらした。
 
おしゃべりは、盛り上がり、それでも、周りにそんなに迷惑なほどだとは思わなかったのだけど、あからさまに不機嫌なおばあさんが、その人の帰り際に「もうちょっと静かにしてください」と言われてしまった。それなりに、がやがやした店内だったし、このおばあさんがモンスタークレイマーの類だと思うのだけど。
さて、さて、訪日旅行に旅立つ当日になった。
 
今回は、日本出張に行っている旦那と入れ違いになり、空港までの足はウ〇バーを使うことにした。アメリカでは、ウ〇バーは本当に配車サービスで、運転手はプロのタクシー運転手ではなく、素人。そのため、タクシーと比べると、お値段もとても安い。今まで、私はウ〇バーを使ったことがなかったので、始めて使用した。
 
その他に、今回の旅で初めてしたのが、事前のオンラインチェックイン。24時間前からできますと、航空会社からお知らせが来たので、出発の前日に済ませた。まあ、荷物を預けなければならないので、結局カウンターに寄らなくてはいけないのだけど、チェックインを済ませている列の方が短いだろうと考えた。
 
さて、出発当日の朝になると、航空会社から「本日のフライトに遅延が発生しています」というお知らせが来た。我々の住む町の空港はあまり大きくないので、国際線と言えど、一時間前に空港に到着していれば大丈夫だろうと、ウ〇バーでの配車の予約は、元の出発時刻より一時間15分から20分位にしておいた。まあ、そのままでもよいかなと思ったのだけど、空港で30分待つより、家で待った方が良いだろうと、ウ〇バーの予約の時間を30分遅らせた。それでも、空港には新しい出発時間の1時間45分前にはつく。
 
さて、出発の時間になり、ウ〇バーに乗り込む。配車を頼んだ時に空港と、利用する航空会社を指定してはいた。すると、運転手さんは、今朝もう一組、私が乗る飛行機に乗るというお客さんを乗せたらしい。たしかに、ウ〇バーでは「空港には出発時間の3時間前に着くのをお勧めします」と出て来ていたので、それに従った人たちなのだろう。
 
さて、空港に着くと、チェックインカウンターがどこだか分からない。日本までの直通便を日に一便運航している、この航空会社のカウンターは小さくて、道案内などもなく、分からなかった。近くにいる空港の従業員を捕まえカウンターの位置を聞くと、すぐそこだったのだけど、カウンダー前は無人。もしかしたら、乗り遅れた?と心配になった。しかし、カウンターに行くと、カウンターのお姉ちゃんに「遅いです」と言われることもなく手続きを済ませてくれた。
 
そして、持ち物検査なども無事済ませて、ゲートに着くと、もう殆どの人が舞っている。ちょっとお腹がすいたので(ちょうど、お昼ごろ出発)前日に日系スーパーで買っておいたおにぎりを食べることにした。
 

 
コンビニおにぎりを食べるのなんて、何十年ぶり。一日冷蔵庫に入れておいたせいもあるのか、 ご飯がボロボロこぼれてしまって困った。
 
さて、ゲートでは乗機のアナウンスが入っている。そろそろ、出発だ。

家の旦那は、自称大阪出身にも関わらず、江戸っ子の「宵越しの金は持たない」とのごとく、貯金とか貯蓄などという事には全く興味がない。私は、一般から見ればケチな方で、数百円でも無駄なると数日はヤキモキするけれど、旦那は面倒がお金で済ませられるなら払ってしまえと、結構無頓着なところがある。我が家の二人のお財布は別々なのだけど、私の貯蓄や投資の話になると「俺が全部使ってあげるから、どんどんこちらに回せばよい」と、冗談だか本気だか分からないコメントをする(私の返事は、もちろん「あげない、自分で貯めなさい」と、とても冷たい)

 

そんな旦那なのだけど、何故か意味不明なコインを沢山ため込んでいる。何かの記念コイン等なら趣味として収集してるのだろうと思うけれど、そういう訳でもない。アメリカがこんなにキャッシュレスに(私はほぼ現金を使わずに生活している)なる前に、お店でもらったおつりの小銭をお財布に入れて使うことをせずに、そのまま放置、そのコインが溜まったものだ。

 

私は、そのコインを集めて銀行に持っていき、私の口座に入れていたりしていたのだけど、何故か私の捕獲(?)を免れた、袋に一杯のコインが見つかった(といっても、別に隠されている訳ではなく、普通にアクセスする、ちょっと貴重品を入れるような引き出しに入っていた)

 

他にどのような貴重品があるのかと、その引き出しをゴソゴソと引っ掻き回してみると、結構な枚数の日本円の一万円札が見つかった。旦那は、結構な頻度で、日本に出張に行くのだけど、その都度、ドルから円に両替をするのは面倒だと、日本円を、常に手元に置いておいていると言っていたのだけど、日本に行くときにそこから取り出している様子もない。

 

これは「へそくり」だと、断定した私は、今回の訪日の為の当座の現金資金用に、その中の数枚の一万円札を拝借、というか没収することにした。

 

 

私が属するアマチュアオーケストラで使用する楽譜は、1)オケが前に使ったことのある楽譜、2)レンタル楽譜、3)IMSLP、から使っている。オケの図書館にある楽譜やレンタル楽譜では、殆どの団員は配布される楽譜をそのまま使っているのだけど、私は書き込みが多いし、私にしか分からないような書き込み(日本語でドレミ等)もあるので、必ずコピーして使っている。
 
そしてコピーする際には、演奏中のページめくりもしやすいように、休みのある小節で譜めくりが出来る様に考えてページ数を計算してコピーしている。譜面台には、三ページ位は入るので、めくりずらいページが続く時は三ページ続きで製本することも多い。
 
今回の(12月の)公演会向けては、楽譜が配られた(公演まで一か月を切っていた)直後にコピー、製本をした。
 

 
三枚見開きのページも幾つかあるのだけど、リハーサルで使用すると、三ページ目が譜面台の向こう側に垂れてしまって見ずらい。今まで、三ページ目開きを作ったこともあったけれど、こんな不便はなかった。
 
おかしいなぁと思っていたのだけど、三ページ目を付ける所を間違っていたことに気が付いた。今回は三ページ見開きの二ページ目と三ページ目をテープで留めてしまったのだけど、今までは一ページ目と二ページを留めていたのだった。私は、楽譜をバインダーに綴じているのだけど、今までの様に一ページ目と二ページ目を留めると、バインダーを譜面台からずれていても、一ページ目の後ろにも結構バインダーが支えてくれる。でも、今回の様に二ページ目と三ページ目を留めてしまうと、三ページ目の後ろには、ほぼ丸々バインダーの支えがない。その上、二ページ目を真ん中にバインダーを広げると、開いた一ページ目の方のバインダの重みで楽譜が台から落ちてしまったりもする。
 
「そうだ~。これだから一ページ目と二ページ目を留めることにしていたんだった」と思ったけれど、今回の公演はもう差し迫っていて、いまさら、製本をやり直すのは面倒くさい。緊急処置として、三ページ目の裏側に厚紙を張って、ページが後ろに垂れてしまうのを防ぐことにした。
 

 

これだと、二ページ目は譜面台の真ん中よりちょっと右寄り、三ページ目はほぼ譜面台から落ちている配置になって、見づらいけれど、それは我慢することにする。