私がバイオリンのレッスンを再開したのは三年程前で、コロナの非常事態が解けた少々後だった。その時は、先生を探すのに苦労して、ようやく見つけたのがS先生だった。S先生は、元プロのオーケストラ団員だったこともあり、演奏の腕は確か(だと思う)けれど、教師としての能力は結構たりないとろこがあった。しかし、先生もだんだんに学習し、教え方も良くなってきた。それでも、私が何か出来ないテクニックがあると(説明は頭で理解できるけれど、理解したように体を動かすことが出来ない)直ぐに「じゃあ、いいや」と諦めてしまうのは、ずっと変わらなかった。
これでは、私の上達も(元々遅いのが、もっと)遅れてしまうと、テクニックをじっくりと教えてもらえるように、オンラインでK先生とレッスンを始めることにした。K先生のレッスンでは、当初テクニックのみ(エチュード等)を教えてもらうつもりで、K先生の所で習得したテクニックをS先生とやっている曲に使える様になれば良いだろうと思っていたのだけど、S先生の指導がとても良かったので、曲も見てもらうことにした。まあ、テクニックを曲の中で使える様にならないといけないので、その方向性は間違っていないと思う。
そこで、S先生とのレッスンは辞めるつもりだったのだけど「辞めます」と言えないまま、ずるずると来てしまった。そんな二人体制に加えて、アマオケも始めてしまい、練習も結構大変になり「今回はあまり練習してなくて、、」と言いながらレッスンに行ったこともしばしばあった。それでも、バイオリンの腕が上がってきているのを、自分でも自覚があるし、最近は「まあ、当分はこのままでもよいか」と思い始めていた。
しかし、今になって舞い込んだのが、S先生が2~3か月(国外の)実家に帰らなけれぼいけないというニュースだった。子供の生徒さんをそんなに長期にわたり放っておいては今までやってきたことが無になるだろうと、子供のレッスンはオンラインで続けるそうだけど、大人は自分で練習を続けるだろうとレッスンは一旦休止するとのこと。そして、帰国する時期は未定とのことで、次のレッスンの日程は立てないままで先日のレッスンを終えた。
もし、質問などがあれば単発でレッスンをしても良いよとは言っていたけれど、私はほぼ、レッスンをお願いしないだろう。今のところは、これで最後という決心には至っていないけれど、ピッタリするレッスン時間がなければ、レッスン時間が合わないという事で辞めることになる方向性かなと考えている。
私が所属するママさんコーラス団では、年に一度か二度、定期演奏会を開くらしく「次の定期演奏会は10月になります」というお知らせを随分早くから知らされていた。そして、少々前には、会場が押さえられたと、日時のお知らせが来ていたのだけど、私は「決まったんだ」と思ったところで、自分の予定帳に書き込むのを忘れていた。
そして、数週間が過ぎ「定期公演が近づいているので、極力練習に参加するように」というお知らせが何度か来た(こんなお知らせが出ないと練習に参加しない会員がいること自体が問題だと思うけど)それでも練習に来ない会員がいるのか、練習にそれなりに出席している会員にも焦りを生ませるためなのか「定期公演までの練習日はこれだけしかありません」というお知らせも届いた。
練習日は二週間おきに定期的にあるのだけど、私は、数か月先の練習日しか自分の予定表には入れていないこともあるし、練習日の変更などもあったので、この際、定期公演までの練習日が、きちんと予定表に入っているかを確認したほうが良いだろうと思い、自分の予定表とお知らせに書かれている日時を確認してみた。
すると、練習日は正しく記入されていたのだけど、公演が予定に入っていなかった。そして、予定に入っていなかったが為に、何も用事が週末だと思い、先日、ロスカボスへのダイビング旅行を入れてしまった週末と重なっていることに気が付いた。
演奏会の予定をきちんと記入しておけば、旅行の予定は入れなかったのだけど、後の祭り。旅行の予約は取り消し不可だし、飛行機や宿の手配だけでなく、ダイビングツアーの予約もしてしまっている。
合唱の定期公演には出る気満々でいたのだけど、仕方がない。「公演は旅行の予定と重なってしまっているので欠席します」と報告した(流石に、旅行をダブルブッキングしてしまったとは言えなかった)何たる失態を犯してしまった。
二年程前になるけれど、私のメイルアカウントがハッキングされ、ちょうどその時にファイナンシャルプランナーに添付していた個人情報満載の書類を見られてしまった。そのハッカーは愉快犯だったようで、実害はなかったのだけど、私の名義で銀行口座を開かれていたり、クレジットカードやローンの申し込みをされてしまい、一社一社に「それは私ではありません」と連絡をするのに、随分時間と手間を取られた。
アメリカでは、クレジットカードやローンを申し込み、お金を引き出して、支払いは本人に回すというがよくあるので、自分の名前でローンなどを申し込んだ時に「本当にご本人ですよね」と確認をしてくれるように手配するサービスがある。月に数ドルか数十ドルのモニタリング料を取るのだけど、AAA(JASのアメリカ版)では会員に無料でそのサービスを提供しているというので、一年前くらいに登録しておいた。しかし、無料サービスだからなのか、あまり信頼性がないのか、確認の連絡は(私自身がクレジットカードを申し込んだ時にでも)来たことがない。やはりクレジットヒストリー(一人の人が持っているクレジットカードやローンリストで、残高や、支払いの遅延がないかなどの情報が載っている)をこまめにチェックして気を付けないといけないなぁと思っていた。
そんななか、先日、聞いたことないクレジットカード会社から「今回はお申込みありがとうございました。しかし、本人情報が足りないので、本人確認書類を送ってください」という手紙が届いた。また、なりすまし詐欺にあったとヒヤリとして、今度は、何社に「私ではありません」と連絡しなくてはならないのか、と思い、クレジットヒストリーを取り寄せた(なりすまし犯が私名義で開いたクレジットカードやローン口座は私の手元に連絡が届くより早くより、ヒストリーに掲載される)前回は、私が気が付いていないところでも口座が開かれていたのを発見して、いち早く対応し出来たけど、今回は、全く怪しい掲載はなかった。
なりすまし犯だったら、たった一つだけ口座を開くとは考えずらい。手元に届いた身に覚えのないクレジットカード会社からの手紙を、よくよく見てみると、あて名は私が前の旦那と結婚していた時に使っていた名前で、もう10年以上も使っていない名前になっているし、申し込んだのは格安航空券の販売サイトでのポイントが貯まるカードっだった。このサイトは、よく利用するのだけど、アカウントを作ったのは10年以上前の違った名前を使っていた時だったのので、アカウントの名前は直さないままつかっている。そして、この手紙を受け取る数日前には、そのサイトで将来の旅行での航空券の値段チェックをしていた。
サイトには名前や住所などの少々の個人情報は保存してあるけれど、今回の手紙で要求されていた個人情報までは保管していない(飛行機のチケットを買う時は、そこまで要求されない)もしかしたら、サイト上で色々と検索している時に、知らず知らずのうちに誤って「クレジットカード申し込み」のアイコンでもクリックしてしまったのかもしれない。
なりすまし詐欺に掛かったと思うより、こちらの説明の方が気分も楽だし、そう思い込むことにした。

