私は、バイオリンの弦交換は一年を目安に行っている。現在のバイオリンを購入して、一年は、購入当時の弦をそのまま使っていた。そして、次に使ったのがトーマスティークのドミナントプロ(Dominant Pro)だった。これは、とあるブロ友さんが自分のバイオリンの製造年と国を入れると、チャットGTPが、お勧めの弦を教えてくれるというので、私も利用してみて、チャットGTPのお勧めだと使い始めたのだけど、使用して3か月位経つと、弦が指板に触れている辺りに切れ目が見え始めた。
 
音はそれなりに気に入っていたドミナントプロは少々お安めの弦だからと、同じトーマスティーク社で、音の性質が同じくらいだけど、ドミナントよりは高級になるロンド(Rondo)に張り替えてみた。
 
 
私自身は、可もなく不可もなくといった感じでロンドを使っていたのだけど、少々前のバイオリンレッスンで、先生が、弦が古くなって音がキーキーしている感じがすると言っていた。その時は、ロンドを使い始めて3~4か月ほどだったので、まさか交換が必要なほど劣化しているとは考えづらっくて使い続けていた。
 
しかし、私もだんだんキーキー音が気になるようになってきた。そんな時に、ブロ友さんが、弦の交換は高くつくから、古い弦を使い続けていたのだけど、いい加減ストレスが溜まるので、新しい弦に交換してストレスもなくなったと投稿していらして、そういえば、私もこのキーキー音が結構ストレスになっていると気づき、弦を交換することにした。ロンドを使い始めてからは半年弱になるけれど、トーマスティークは弦の寿命が短いのかもしれないと考えた。
 
そこで、今度は、製造元の乗り換えをすることにした。私が、前のバイオリンの時に気に入って使っていたのがダダリオのKaplan Vivoだったのだけど、前の楽器は少々丸い音が出る楽器で、今の楽器の方が随分明るい華やかな音が出る。ダダリオによると、丸い音の楽器にはVivo、明るい音の楽器にはAmoがフィットするとのことで、今回はAmoを試すことにした。
 
今までは、ずっと、どのブランドの弦でも普通のテンションを使っていたけど、日ごろ、特に高音になると弦をしっかり押さえきれていない感覚があったり、なんだか音がかすれてしまっている気がしたりしたので、今回は軽めのテンションを使用してみることにした(自分の技量不足を弦で補っているという罪悪感があるけど)それに、テンションが軽い方が(私の好みの)暖かい音がするとも聞いた。
 
 
 

四本の弦を全て一緒に取り換えてしまうと、違うブランドや違うテンションの差がよくわからないと思ったので、とりあえず、E線のみを変えてみた。ちなみに、KaplanはAmoもVivoもE線はボールエンドのみ。私は、ループエンドにしか使用できないアジャスターしか持っていないのだけど、幸いファインチューニングペグにしているので、そこまで支障はないだろうと、アジャスターを外した。

 
RondoとKaplan Amoを実際弾き比べてみる。
 

 

録音してしまうと、音が違うのはあまり分からないけれど、実際に耳で聞いた感じだと、Amoの方がまろやかさがある。そして、テンションを軽くしたからだろうか、前よりも弓が弦をしっかりととらえていて、音がしっかりと出せている気がする。現在取り組んでいる、ザイツの学生協奏曲5番では、E線とA線の重音を細かい(16分)音符で弾き続ける箇所があるのだけど、今までは両方の弦を捉えられずに、四苦八苦していたのが、すっかり弾きやすくなった。

 

Kaplanは(VivoもAmoも)お値段的にはDominant Proくらいで、Rondoよりも安い。でも、品質は(私が分かるほど)落ちるわけではないので、やっぱり、今の楽器もKaplanで行くことになるのかなと思っている(ただトーマスティークにした時は、A線とD線が他よりも良い音が出ると感じていたので、ゆくゆくはブランドをミックスすることになるのかもしれないけど)

ここ数年、シーズンチケットを購入しているブロードウェイミュージカルのアメリカ巡業のシーズンは秋に始まり、夏に終わるのだけど、毎年、10月頃に一つ二つの演目があった後は、翌年の3月とか4月辺りまで公演がない。その半年間、劇場が閉まっているという訳ではなく、年末年始のホリデーの特別公演などを行っている。特別公演はミュージカルの事もあるけれど、バレエとか、ダンスとか、コンサートとかになり、私が購入しているシーズンチケットのパッケージには含まれていないし、個別にチケットを買う程、興味のある公演も少ないので、11月~2月くらいは劇場に訪れることなく過ごすことになる。

 

今年度のスケジュールでは、何故か、10月に二つの公演が固まっていた。二週間前に、今シーズン初のミュージカル観劇を終えたと思ったら、もう、二つ目の出し物の日程となった。

 

今回の公演は「&Juliet(ジュリエット)」という題名で、ロミオとジュリエット由来の物語だろうと思われた。

 
 
劇場に到着して、少し時間的余裕があったので、スマホで検索をしてみると「ロミオとジュリエットのジュリエットが、もし、最後に自殺をしずに生き残っり、自分の人生を歩んだら、、、という物語」とあった。題名の「&Juliet」は「Romeo &Juliet」からRomioを取ったも度だったようだ。
 
話の大筋としたら、ジュリエットが人(ロミオ)の為でなく、親の言いなりでなく、自己を貫いていくという、とても陳腐なあらすじで、劇中で歌われる曲は90年代のアメリカのヒット曲の替え歌という、あまりにも予算が掛かっていない内容だったけれど、ドタバタ劇のコントだと思えば、面白かった。
 
それにしても、今回の公演では、メインキャストの歌がとてもよかった。それも、今回の公演の主役のジュリエット役の女の子は、高校を卒業したばかりだという。アメリカには、高校生ミュージカルに与える賞があるらしいのだけど、その女優賞に何度もノミネートされ、最終的には一度受賞した子らしい。
 
この先は、来年の春先まで、ミュージカルはお預けになる。ちょっと、つまらないなぁと思っている。

 

今年の春先辺りから、二人の先生とオンラインでピアノレッスンをしていた。その時は、別に先生が二人欲しいと思ったわけではなかったのだけど、どちらの先生とも同時期に体験レッスンをして、どちらの先生からも習うことはあるかなとレッスンを続けてみることにしたのだった。でも、数か月たち、秋口になって、一人の先生とのレッスンでは、あまり自分の身になることも少ないので、レッスンを辞めて、それ以来、一人の先生とのレッスン体勢になっている。

 

その先生のお教室では、年末の12月に発表会を行うという。それが少々変わっていて、私の様に遠方で普通に行った発表会だと来れない生徒がいるからなのか、会場を押さえたりするのには、手間もお金もかかるからなのか、生徒それぞれが自分の演奏を動画に撮り、皆(遠方者はオンラインで参加)で先生宅で画面で動画を見るという発表会だそうだ。

 

そういう事なら私も参加できると、手を挙げて、発表会で弾く曲はベトソナの悲愴の第二楽章にしたい(悲愴の2楽章は好きな曲で、数年前に自分で取り組んだのだけど、何となく上手くいかなくて途中で放り投げていた曲で、発表会があるとなれば、真面目に取り組むだろうと思った)と伝えると、かぶる人もいないし、私がみっともないくらいの演奏が出来るレベルだろうとOKが出た。曲を決めた当初は、年末まで、まだまだ時間があるとのんびりしていたのだけど、12月初旬の発表会までに、先生に送るとなると、11月いっぱいには動画を撮っておかないといけない。レッスンは一か月に二度のペースなので、こんなにのんびりしている暇はないと、ここ数週間ギアを入れ直した。

 

まだまだ、感性という訳ではないし、所々で危なっかしい箇所が出現するけれど、もう一か月ほどで、最終段階にしなければならない。とりあえず、今の演奏がどんなものか、この一か月で、どのあたりを中心的に練習しなければならないのかを見極める為にも動画を撮ってみた。

 

 

ところで、この曲には「Pathetique」と題名が付いている。ベートベンだし、ドイツ語なのだろうかと思うけれど、英語にも同じ単語がある「Pathetic」というのだけど、これは感情としての悲しみというより、あまりにも能力が低すぎて話にならない人とかみじめな状態とかをさす言葉で、とても印象が悪い単語。Pathetic という題名だけど、Pathetic (救いようがないくらい酷い、みじめな)演奏にならないようにしなければ。

私がアメリカの大学進学を決めたのには幾つかの理由があるのだけど、その一つが、大学で何を学びたいかが分からなかったことがある。そのころの日本では、大学に入る前に行きたい学部を決めて、入学した後に学部を変えるのはとても大変だと聞いていた。でも、アメリカの大学では(その時も、今でも)入学後の学部変更は比較的簡単で、私は、とりあえず、フランス語学部で入学することにした。

 

アメリカ留学をするのだから、英語の勉強は言わずもがなだと思っていたので、英文科とか英語学科というのは違うと感じていた。そして、そのころは色々な言語を習得したいと思っていた(渡米して分かったのは、私は語学が好きなわけではなく、語学の習得の才能もあまりないということ)そこで、英語の次に学ぶ言葉として、英語が通じないと言われているフランスへ行った時にフランス語が出来たほうが良いだろうと、フランス語を学ぶことにしたのだった。

 

一応、フランス語学部に入学した私だったけれど、自分が学びたいと思う分野が見つかったら、そちらの学部に移り、フランス語は副専攻にするつもりだった。しかし、色々と紆余曲折の末、自分が学ぼうと思った学部から学士号を一つ、そして、フランス語でも学士号を一つ取る運びとなった。

 

でも、大学卒業後は、フランス語を使う機会は殆どなく、南カリフォルニアに移住すると、周りにはスペイン語があふれていた。南カリフォルニアには中南米からの移民が多く、その多くの人たちがスペイン語だけで生活している。私の前の職では、スペイン語が母国語の人たちと接することが多く、そういう場合は通訳が付くのだけど、通訳を聞いていると、それなりの数の単語を覚えてしまった。しかし、それは、私が仕事で使う分野のスペイン語なので、生活にはあまり役に立たないものばかり。日常生活で使うような単語は、挨拶と数(それも、Uno, Dos, Tres位)しか分からない。

 

最近は、スマホやネットで、それなりの翻訳は出来るので、日常生活でスペイン語が必要になったら(お掃除屋さんや庭師さんなどは英語が出来ない)その都度、翻訳アプリを使えばよいやと思っていたのだけど、先日、メキシコに旅行に行って、やはりスペイン語がもう少し出来たほうが良いなぁと感じた。

 

そういう時に便利なのは近所の短大なのだけど、短大のクラスとなると、試験があったりするので大変だ。そこで、思いついたのがN〇Kの語学講座。N〇Kの見逃し配信アプリでスペイン語講座を探すと、ついこの間始まった番組を発見した。早速、見逃し配信で見てみたのだけど、日本人講師の方も、スペイン語ネイティブさん達も、楽しそうに会話をしていて、一応、スペイン語と日本語訳の字幕は出るけれど、全くついていけない。

 

最近はオンラインで、語学講座があったりするようだけど、そういうのを探してみようかなと思っている。でも、こんなに語学のセンスのない人間が、果たしてどれだけ使えるスペイン語が出来る様になるのかも未知数だ。

数年前になるけれど、ピアノや弦楽器のアンサンブルを一緒にしていた友人が、アンサンブル仲間を探すネットサイトがあると教えてくれた。そのウェブでは、会員登録をすると、他の会員さんのプロフィール(在住地域、演奏する楽器の種類やレベルなど)を見ることが出来て、一緒にアンサンブルをしたいと思う相手がいれば、連絡が取れるというマッチングアプリのようなことが出来るという。少々前までは、会費が少々かかったのだけど、無料会員枠が出来たというので、私も早速登録した。

 

友人は、ウェブサイトを通して何人かにコンタクトを取って一緒にアンサンブルを下と言っていたけれど、私は登録した時にちょろちょろと他のメンバーさんのプロフィールをちらりと見たけれど、誰にも連絡を取ることなく、登録したことさえ忘れていたのだけど、数週間前に、このサイトで私の事を知ったという方から、ピアノの連弾または2台のピアノをやらないかと連絡があった。

 

その方は、最近ニューヨークから引っ越してきたとのことで、ニューヨークでは連弾やアンサンブルをする仲間がいたのだけど、引っ越しをして以来、音楽活動からは全く遠ざかってしまって、アンサンブルがしたい熱があふれてしまって仕方がないという事だった。早速、日時、場所を決めて、集まることにした。

 

さて、約束した当日、約束の時間より30分も早く我が家に到着した彼女は、持参したバックから続々とピアノの連弾の楽譜を取り出した。

 

とりあえず、モーツアルトの連弾辺りからと、二人で一緒に弾き始めたのだけど(どの曲も前に弾いたことがあったような彼女は)私が初めてだからとテンポを落とすこともなくインテンポで弾きだす。私は聞いたこともない曲だし、楽譜を見るのも初めて。自分がメロディーパートを弾くところを中心に、とにかく音符を追った。

 

譜面が比較的簡単だったモーツアルトはともかく、音符の多いバッハや、ちょっとひねりのある和音やキーが入るロマン派の曲は、拍を数えながら、一番重要なメロディーパートだけは逃さないように弾き進めた。

 

結局、一時間半ほど、ひたすら音符を追いかけ続けた。久々に大量の音符を追いかけて疲れたけれど、楽しい時間だった。

 

次回の日時の約束はしていないのだけど、彼女がやりたいという幾つかの曲を選んで、それぞれのパートを決めた。

 

私は、多分プロフィールに「ピアノが2台あるので、2台のピアノもできます」というような事を書いていたのだと思う。そのせいなのか、その方は2台のピアノをやるのにとてもこだわっていたようで、2台のピアノの楽譜はないのかと何度も聞かれ。でも、私自身、2台のピアノはやりたいなぁと思いながら機会がなくて、楽譜を手に入れるという所まで達していなかった。何か、2台で弾く醍醐味が味わえるけど、譜読みがあまり大変でない曲はないかなぁ、と考え始めている。