数年前になるけれど、ピアノや弦楽器のアンサンブルを一緒にしていた友人が、アンサンブル仲間を探すネットサイトがあると教えてくれた。そのウェブでは、会員登録をすると、他の会員さんのプロフィール(在住地域、演奏する楽器の種類やレベルなど)を見ることが出来て、一緒にアンサンブルをしたいと思う相手がいれば、連絡が取れるというマッチングアプリのようなことが出来るという。少々前までは、会費が少々かかったのだけど、無料会員枠が出来たというので、私も早速登録した。
友人は、ウェブサイトを通して何人かにコンタクトを取って一緒にアンサンブルを下と言っていたけれど、私は登録した時にちょろちょろと他のメンバーさんのプロフィールをちらりと見たけれど、誰にも連絡を取ることなく、登録したことさえ忘れていたのだけど、数週間前に、このサイトで私の事を知ったという方から、ピアノの連弾または2台のピアノをやらないかと連絡があった。
その方は、最近ニューヨークから引っ越してきたとのことで、ニューヨークでは連弾やアンサンブルをする仲間がいたのだけど、引っ越しをして以来、音楽活動からは全く遠ざかってしまって、アンサンブルがしたい熱があふれてしまって仕方がないという事だった。早速、日時、場所を決めて、集まることにした。
さて、約束した当日、約束の時間より30分も早く我が家に到着した彼女は、持参したバックから続々とピアノの連弾の楽譜を取り出した。
とりあえず、モーツアルトの連弾辺りからと、二人で一緒に弾き始めたのだけど(どの曲も前に弾いたことがあったような彼女は)私が初めてだからとテンポを落とすこともなくインテンポで弾きだす。私は聞いたこともない曲だし、楽譜を見るのも初めて。自分がメロディーパートを弾くところを中心に、とにかく音符を追った。
譜面が比較的簡単だったモーツアルトはともかく、音符の多いバッハや、ちょっとひねりのある和音やキーが入るロマン派の曲は、拍を数えながら、一番重要なメロディーパートだけは逃さないように弾き進めた。
結局、一時間半ほど、ひたすら音符を追いかけ続けた。久々に大量の音符を追いかけて疲れたけれど、楽しい時間だった。
次回の日時の約束はしていないのだけど、彼女がやりたいという幾つかの曲を選んで、それぞれのパートを決めた。
私は、多分プロフィールに「ピアノが2台あるので、2台のピアノもできます」というような事を書いていたのだと思う。そのせいなのか、その方は2台のピアノをやるのにとてもこだわっていたようで、2台のピアノの楽譜はないのかと何度も聞かれ。でも、私自身、2台のピアノはやりたいなぁと思いながら機会がなくて、楽譜を手に入れるという所まで達していなかった。何か、2台で弾く醍醐味が味わえるけど、譜読みがあまり大変でない曲はないかなぁ、と考え始めている。