バッシュ用バスターランチャー論争、40年にしてようやく決着。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 エルガイム』40周年を記念してか、本日より、プレバンのサイトにおいて、HGエルガイムシリーズ1/144バッシュの予約が始まりました。例によって、早々に完売御礼でしたが…。

 バッシュと言えば、まず思い出されるのが「バスターランチャー論争」です。バッシュの設定画に描かれたバスターランチャーは、元々は準備稿だったそうですが、当時のサンライズのスタッフ間のやり取りが上手く行ってなかった所為か、そのままアニメに登場する事になってしまいました。一方、旧キットのバッシュに付属していたバスターランチャーは、エルガイムMk.IIの持っている物と同じだった為に、ファンの間からはブーイングが巻き起こってしまいました。それで永野氏が「あのバスターランチャー(準備稿)はペンタゴナ・ワールドには存在しない物で、何かの間違いでTV画面に出てしまった」との釈明を行なうに至りました。それでもファンの疑念は拭えず、結局、1988年頃にB-CLUBからアモンデュール・スタックの頭部とバインダーとのセットとして、簡易インジェクションキットという形で商品化されるに至りました。

発売当時の定価は¥1,800でしたが、例によって、駿●屋では今や¥15,000前後ものプレ値に…お主もワルよのぅ、ブハハハハハ。もっとも、今回のHG版バッシュのキット化により、その価値も暴落する事でしょうが。

 HI-METAL R版のバッシュが手にしていたのも、この準備稿版バスターランチャーでしたし、やはりバッシュと言えばこのタイプのバスターランチャーだよな、というのがファンの共通認識でした。

 そして今回のインジェクションキット化に至ったワケですが、当の永野氏のデザインが、この40年の間に『エルガイム』のバッシュから『F.S.S.』のバッシュ・ザ・ブラックナイト、そして『ゴティックメード』のダッカス・ザ・ブラックナイトへと進化して行く中で、このHG版バッシュ(正確には準備稿版バスターランチャー)のインジェクションキット化を待ち望んでいた人は、果たしてどれだけ生き残っているでしょう…。今回買い漁っていたのは、主に転売屋共ぐらいでしょうしね。