本日は、話のタネにと、「劇種(タネだけに)」こと『ガンダムSEED FREEDOM』を観に行ってきました。
思えば、制作発表から実に18年の歳月が流れ、待てど暮らせど正式な発表が無かった為に、企画がポシャってしまったのかと思ってたモンですから、3年前にあらためて制作が発表された時は「うせやろ!?」としか思えませんでしたよ…。
ホントは、『水星』の時と同様、予備知識無しで観に行きたかったのですが、この情報化社会(死語)においてはそういうワケにも行かず、どっかから「ズゴックが出るよー」などとネタバレの声も聞こえてきたりして…。
で、その感想ですが、「こんな事(戦争)はいい加減に終わらせなくてはいけないんだ!」と言いながらドンパチを続けるという、往年の「SEED節」が復活したな、というのが第一印象でした。
今回の敵勢力であるファウンデーションにラクスを奪われてしまい、弱気になって泣き言を述べてしまうキラに対してアスランが殴り掛かるシーンでは、「キラってこんなヘタレなヤツだったっけか…?」と疑問に思ってしまいました。まあ、そうしないと話が進みませんからね。
この18年の間に、キャラデザイナーの平井久司氏の絵柄もすっかり変わってしまい、女性キャラがみんなおちょぼ口になってしまったのが違和感がありました。メイリンなんか、すっかりオバチャンになっちまって…(泣)。
新キャラのアグネスは、CVが桑島法子氏だというのでまた死んじゃうんだろうな、と思われていたのですが、今回は死んでこそいませんが、それなりに酷い目に遭うハメに。まあ、キラに振られたからってファウンデーション側についてしまうのも悪いんですが。フレイ様はそんな女じゃなかったってえのに…。
そしてラクスのパイロットスーツ…かつての魔乳ちゃんやミーア以上にバインボインになってましたが、あの着物っぽい普段着の時はそんなにバインボインでは無いってえのに、着痩せしてしまったのか?
そして先述のズゴック。てっきり、イモータルジャスティスに乗って登場するのかと思われていたアスランが乗っていたとはビックリでしたが、その中からジャスティスが出てきたのにはもっとビックリ!! 『トライ』第1話で、ドムの中からビルドバーニングガンダムが出てきたのを思い出してしまいましたよ。
とにかく、これがホントに亡き両澤千晶氏の作りたかった劇場版だったのかどうかは分かりませんが、これで『SEED』サーガもようやく一区切り、ってトコですね。
ところで、先日の冬コミで、とある年配の読者の人から「ギャグ本は無いの?」と言われた事がありました。そう、当サークルは今でこそ宇宙世紀世界のMSのデザイン&解説本を発行しているのですが、その昔は『きらまんが大和』という『SEED』+『あずまんが大王』のギャグ本を発行していたのです。
劇場版が早目に制作されていれば続編を発行する予定だったのですが、劇場版の制作が凍結されてしまった事を受け、その続編の発行も無期延期となってしまいました…。だからって、今回の劇場版を機に企画が復活する、なんて事も現時点ではありませんが。