原作者へのリスペクト無き映像化作品に対してその存在意義を問う。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

有栖川まおの愛が止まらないR

「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 漫画『セクシー田中さん』のドラマ化を巡る問題で、原作者の芦原妃名子氏自殺にまで追い込まれてしまった事が波紋を呼んでいます。

 話によると、ドラマ化に際して脚本家による大幅な内容の改変があったそうで、それに対して芦原氏が急遽終盤の第9・10話の脚本を書く羽目になったという事で、その心情は察するに余りある物があります。

 私自身はこの漫画も読んだ事が無ければドラマも観た事は無いのですが、これは決して私と無関係な話ではありません。何しろ、あの『きまぐれオレンジ★ロード』もまた、アニメ化、なかんずく映画化に際して、脚本家による大幅な内容の改変があったのですから。原作者のまつもと泉先生は、生前、この劇場版に対して「この映画の内容は全然違う」と苦言を呈していましたが、その言葉に対して、この映画の監督は「原作者に対するこの扱いは、今では考えられない」と後悔の念をにじませていました。しかし、これに対するこの映画の脚本家による弁明も反論も寡聞にして聞いた事がありませんし、この劇場版『オレンジ★ロード』以降も原作者軽視」の映像化作品が作られ続けているのは今でも何ら変わりありません。脚本家が好き勝手にキャラを動かしたければ、「原作レ●プ」なんかせずに、自分で一から作品を作ればいいんですよ…。