Winkの19thシングル『咲き誇れ愛しさよ』がリリースされてから、本日で丁度30年となります。
この曲は『夜はぐ』こと『夜にはぐれて ~Where Were You Last Night~』と並んで凄くカッコ良い曲で(歌詞の内容も同様に凄く切ないんですが)、それもその筈、作詞:大黒摩季、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけしという、現在の倉木麻衣様にも通じるビーイング系の曲(葉山氏は『ぐろまい』等の編曲も手掛けてました)だったのでした。
資生堂の化粧水「プルミエ」のCMソングとして使用された事もあり、ジャケットのショートにカットした鈴木さんと相田さんの姿も話題を呼びました。それまでWinkと言えば、ソバージュの掛かったロングヘア、またはそれをアップに纏めたヘアスタイルという印象が強かったのですが…。
シングル売上枚数も、前作『結婚しようね』(当時、よく『結婚しようよ』と誤植されてましたっけ…)の7.5万枚に比べて、『夜はぐ』 の29.1万枚をも上回る33.6万枚と大躍進を果たし、Wink活動後期の曲としては、久し振りにオリコントップ10入りとなりました。さすがに、当時台頭してきた小室ファミリー程ではありませんでしたが…。trfの『EZ DO DANCE』なんか、『Vガンダム』のガンイージ(GUN EZ)として取り入れられる程でしたからねぇ。
先述の『結婚しようね』が、何だかとっ散らかった印象の楽曲だった事の反省を教訓に、この路線で行けば良かったものを、その後のシングル『いつまでも好きでいたくて』は何故かフォーク路線に進んだり(これはこれで、元フォークルの「トノバン」こと加藤和彦による作曲だったりして味がある曲なんですが)と迷走を続ける事になってしまい、これ以降のシングルの売上は10万枚に届かなくなり、Winkの活動はフェードアウトするハメになってしまったのでした…(泣)。