今週の『水星』、先週の地球でのニュースを見たノレアが、遂にスペーシアンへの怒りを爆発させて、ルブリス・ソーンに乗り込んで、パーメットの反応に苦しみながらもガンヴォルヴァを操りながら、「スペーシアンを皆殺しにしてやる!!」とばかりに、「反吐が出る…!」と忌み嫌っていたアスティカシア学園の建物を破壊しまくるのでした。その光景に恐怖する、地球寮メンバーを始めとする学生達。
一方、シャディクの野望を止める為、再び宇宙へと出たグエルは、ダリルバルデに搭乗して、シャディクの駆るギャン…もといミカエリス（これも相変わらずアチコチの店で売れ残ってますね…）との一騎打ちに。その会話の中でシャディクは、グエルが父ヴィムを殺してしまった事を詰るのでした。そして、その会話を通信で偶然耳にしてしまったラウダ。「兄さんが、父さんを…!?」。
そして、暴走したノレアを止める為に、亡きソフィの乗機だったルブリス・ウルに搭乗したエラン5号…って、ファラクトはどうした。
またチュチュも、MSに乗ってこの騒ぎを止めようとするのですが、デミトレーナーは倉庫ごと破壊されてしまったので、セセリアが自分達のMSデミバーディングを貸してやると申し出る事に。案外いい奴だったんだな…。その調整役として、ノレアに監禁されていたニカもようやく地球寮に戻ってきたのでした。チュチュもマルタンも、そんなニカに対して「話は後で聞く」と、学園の被害の拡大を食い止める為に、デミバーディングを出撃させる事を優先させるのでした。
エラン5号は、帰る場所を失って絶望していたノレアに対して、「隣に居てやる!」と告白めいた事を口にしてノレアの暴走を止めるのですが、一足遅く、ノレアのルブリス・ソーンは、動きを止めた所をビームによって貫かれてしまうハメに…。絶望したエラン5号は、宇宙へと飛び出してしまうのでした。
そして『逆シャア』のアムロとシャアの如くお互いを責めながら衝突するグエルとシャディク。グエルはダリルバルデを破壊されながらも救助され、シャディクはミカエリスをダルマにされ、宇宙議会連合のMSに囲まれて、その身柄を拘束される事に。そんなシャディクに対して、解放されたサリウスは、「愚かな息子よ…」と呟くのでした。ホントに愚かだよな…。
そして肝心の主役であるスレッタはというと、プロスペラとミオリネの事が気になって授業も上の空になっていた所をペトラに詰られ、そこへノレアの攻撃によって学園の建物が崩壊する中、負傷した学生をペトラと共に背負って避難するのですが、哀れ、ペトラは瓦礫の下敷きとなってしまったのでした。ラウダとのデートの計画をペラペラとスレッタに話した事が死亡フラグとなっちまったな…。
そしてスレッタが無事だった事を喜ぶ地球寮メンバー達（家畜達も無事でした）ですが、スレッタは喜びもせず、瓦礫の下敷きになった学生達を救助する為に手伝ってほしいと呟くのでした。「やめなさい!」で人の心を失ってしまったと思われていたスレッタも、近しい人の死を目の当たりにした事で、ようやく命の重さという物を理解したようです。
とにかく、アスティカシア学園が崩壊した事によって、決闘も、ホルダーの地位も、そして（株）ガンダムも、全部意味の無い物になってしまいましたね…。
ところで、『はじめの一歩』の森川ジョージ先生が、今更ながらに『Gガンダム』にハマっている事が話題となっています。そこには、29年前、何だかんだ言いつつも観続けては段々好きになって行った私自身の姿がありました。コレを認められないで、何が「全肯定」だよ、と某氏に言ってやりたい気分です。