2019年5月11日(土)の授業レポート | 漫才塾

漫才塾

大阪で開講中「漫才塾」の講義模様やイベントのレポートです

年号が令和になり、怒涛の10連休!

 

みなさん、どのように過ごされましたか?

 

漫才塾の塾生の中には、海外旅行を満喫してきた人もいた模様。

 

まとまった休みは、なかなかとれないので、普段できないことにチャレンジすると、ネタや引き出しが増えそうですね。

 

さて本日は、漫才塾ネトラジの収録がありました。

男塾のおふたりが、リスナーからのお便りに答えています。

 

こちらのURLから

http://manradi.seesaa.net/article/465639378.html

お聞きいただくことができますので、ぜひどうぞ!!

 

それでは授業レポートにまいりましょう~!

 

大滝塾長が、常々口にしていることがあります。

それは笑わせる側にも余裕が必要ということ。

 

健康、愛情、お金のみっつがそろっていると、心にゆとりが生まれます。

 

そういったマインドで楽しみながら芸を披露した方が、うけやすいかもしれないですね。

 

「最近、ちょっと余裕をなくしがちかも…?」と思った人は、上記の三要素の中で足りないものはないかぜひチェックを!

さて今回の授業では興味深い試みが。

 

前に出た塾生に対して、他の塾生が様々な質問を投げかけるというもの。

 

塾生同士は月に数回しか会わない人もいるため、それほど相手のことを深いところまで知る時間がないことも。

 

しかしこういった場があれば、普段はなかなか尋ねにくいことを、ズバリぶつけることができます。

 

過去に関する質問を受け、これまでに得た教訓を語る塾生もいれば…

 

自身の感情表現に関して答える塾生もおり、

 

 

また、これまでに語らなかった経歴を答える塾生もおり、

おや? 写真左側のジゴロー爺さんが悪代官のようにニヤリ…。何か思うところがあったのでしょうか(笑)。

 

この質問企画、大いに盛り上がりました!

 

相手の本質に迫る質問をできる人は、他の人が知らない情報にたどり着きやすくなります。

 

「その人のことをわかっているようで、実はまだ知らないことだらけ」というのも、よくある話。

 

長年の付き合いでも「この人にはこんな意外な一面があったの!?」と、ビックリすることもあるでしょう。

 

 

本日は私、高田豪も講義をさせていただきました。

以前、一度語らせていただいた「笑いとポジショニング」についてさらに深掘り!

 

何事においてもポジショニングは大切。

 

かなり昔の話で恐縮ですが、日本の格闘家がグレイシー柔術を使うブラジル人と戦った際に、最初は連戦連敗。

 

理由は戦う上で有名なポジショニングへの意識の差。

 

柔術家はマウントポジションをとって戦うことの優位性を熟知していたのです。

 

人が生きていく上でも、ポジション取りを意識する場面が。

 

あなたも日常で「マウンティングされた」と、気分を害することがあるかと思います。

 

マウンティングは上のポジションをとる行為。

 

動物同士でもよく行われます。実は熾烈なポジション争いを、みんな普段から繰り広げているのです。

 

 

では、お笑いにおけるポジショニングとは何か?

 

それを考える上で私がおすすめしているのは、「あえて二極化して考える」です。

 

強者ポジション↔弱者ポジション

 

賢者ポジション↔愚者ポジション

 

多弁ポジション↔無口ポジション

 

などに自分を当てはめた際に、どこへ位置するのかを確認。

 

多くの場合、両極に針が振り切れているというよりは、間のポジションのはず。

 

また状況によって、ポジショニングチェンジするケースもあるでしょう。

 

ツッコミとボケにしても、普段はボケのダウンダウンの松本さんが一瞬、ツッコミ側に回ることもよく見る光景。

 

人は感覚で動きがちなので、なんとなくのポジショニング取りが実は多め。

 

ポジショニングとは戦略です。

 

みなさんも様々な状況での自分の立ち位置を、改めてじっくり考えてみてはいかがでしょうか?

 

久々に顔を出してくれた、まとばっくすは凹凸でいうと凹ポジションを得意とするのだとか。

人前に出て何かやりたいという人は、凸タイプが多数。

 

受け止める力がある凹タイプが、重宝されます。

 

全員が凸ばかりでは、衝突ばかりで成り立ちません。

 

たくさんのポジションがありますので、いろいろ試してみてフィットする場所を見つけましょう!

 

                                   写真・文 高田 豪