今年は天災続きで油断できない日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしですか?
梅雨が明けたと思ったら、いきなりの38度越え!
灼熱の太陽にやられないよう、小まめに水分補給をしてくださいね♪
さて本日は漫才塾のネットラジオ「クチビルから散弾銃」の収録がありました。
ゲストはあやみンの大先輩である原田おさむさん!
こちらの↓URLからお聞きいただくことができます!!
原田さんの著書である「ピン芸人ですが、パチンコ店員やっています」についても語ってくれています。
私も読ませていただきましたが、経験者にしか書けない臨場感たっぷりの内容♪
ときにはホロリとくる場面もあります。
まだお読みでない方はぜひお買い求めくださいませ。
まずは私、高田豪の講義からスタート。
本日語らせていただいたのはアドリブについて。
お笑い芸人は機転が求められます。
アドリブ力の強い人は、臨機応変な対応が得意!
ネタであれば、あらかじめ考えた言葉を発すればOKです。
しかし街でのロケ、ライブでの平場、大喜利などは、その場で面白いフレーズを考えなければいけません。
ではアドリブ力をアップさせるにはどうすべきか?
以前、爆笑問題の太田光さんに、テレビカメラが密着するという企画がありました。
瞬時のアドリブで、速射砲のようなボケを繰り出す印象の強い太田さん。
そんな彼が、収録直前にひとりの時間を設けてスタジオの隅で「う~ん……」と、考え事をしている姿が映し出されました。
本来であれば見せたくない裏側なのでしょうが、太田さんはきっとシミュレーションをしていたはず。
お笑い芸人が咄嗟に繰り出した言葉に見える何割かは、あらかじめ用意してある可能性が大です。
脳内にある無数の選択肢から瞬時に、そのとき笑いがとれる言葉を選び出すのがプロ。
芸人が持つ瞬発力はそこも含みます。
一流の人ほど、これから起こる状況を想定して備えています。
全くのノープランで本番に臨むのは無謀といわざるをえません。
ただし用意していたと悟られるのも下手な証拠。さもその場で思いついたかのように、サラリと口にするのが理想的でしょう。
さて、ここからは真っ赤な太陽を連想させる帽子をかぶった大滝塾長の講義。
今回は笑いの価値についてをたっぷり語りました。
お笑いというのは、とてつもない力を持っています。
塾長は「癌から生還したのは笑いの力によるもの」と明言。笑うことによってナチュラルキラー細胞が活性化し、免疫力が高まります。ずっと笑っていれば病院知らずの薬いらず。こんなにお金のかからない健康法は他に存在しません。
「笑いのプロほど、芸を見て笑顔になる」と塾長。
先日、お亡くなりになった桂歌丸さんが「泣かせる怒らせるは簡単で、笑わせるのが一番難しい」という言葉を残されています。
観客が「こいつはいけ好かないから、笑わないでおこう」と思った瞬間、笑いは起こらなくなります。それほど笑いはデリケート。
塾長は「お金を払って見にきたのだから、わざわざ構えなくても良い。良い部分にフォーカスして笑った方が良い循環が起きるし自分も楽しい」と言いました。
確かに塾生のネタ見せで、最も笑っているのは塾長かもしれません。
最後に塾長は「もっともっと行動して欲しい!」というメッセージを送りました。
舞台に立つ回数が増えるほど、さらに面白くなる方法が見つかります。最初から完成している人など皆無です。
笑いをガンガン取っている自分をイメージしながら、積極的に舞台経験を積み重ねましょう。
今回、稲田さんが漫談を披露してくれました!
これまでに様々な舞台を踏んできた彼。漫談のキャリアはまだスタートしたばかりですが、これからどんどんネタを作り続けていくことでしょう。今後が楽しみです!!
てへペロ2は、明日大事な舞台があるそうです。
その前の最終チェックといったところでしょうか。
改善点を洗い出すことにより、本番前の微調整が可能になります。
このように漫才塾のネタ見せの場は、幅広い活用方法があります。
塾生のみなさんはこの環境を、精一杯利用しましょう!!
写真・文 高田 豪
漫才塾では新塾生を募集しております。プロ志望の方だけでなく、『今やっている仕事に生かしたい!』など、様々な面でスキルアップを目指される方を対象にした授業を行っております。
和気藹々とした楽しい授業が毎回、繰り広げられております。
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よろしくお願い申し上げます。