おはようございます。
奈良市の社労士 行政書士の村林です。
本日はあいにくの雨です。
少し時間にゆとりがありますので、
行政書士の登録について振り返ってみたいと思います。
そろそろこの時期、行政書士の合格発表があって
合格された方はこの後、どうしようかと悩まれていたりするのではないかと思います。
私に関していえば、行政書士の合格だけで即登録には踏み切れませんでした。
行政書士の合格発表が一月末にあってそれからどうしようかと三か月くらい悩んで
「やっぱり無理!」
となって四月末に社労士取ろうと勉強を始めました。
行政書士の登録も、社労士に合格したことがわかって初めてできたことでした。
そもそも行政書士が独立開業型の資格だなんて合格するまで知らなかったし、
合格して初めて求人がほとんどないことも知ったし…
(行政書士とったらどこかに務めようかとしか思っていなかったから)
「なんつう使えへん資格や。」と落胆したのを覚えています。
それに比べて社労士は求人もたくさんあるし、
最悪どこかに務められるだろう
というあま~い判断から社労士の勉強を始めたのですが…
一年行政書士をやってみた今
行政書士一本でやっていくのは並大抵のことではないと
真剣にそう思います。
一本でやっておられる先生をみると、本当に尊敬しかありません。
それくらい大変なことです。
いくら行政書士社労士を持っていても、使えないと同じ。
それらの資格を使って仕事をしていくのは
むちゃくちゃ難しい。
試験は確かに難しかったけれど(特に社労士は本当に難しかった。)
試験に合格することよりも、その資格で食べていくことの方が何倍も何十倍も大変です。
資格をとったら終わりじゃなくて、
資格をとって初めてスタートラインに立てる
それがようやくわかりはじめた今日この頃です。
資格をとるのは、ある程度の学力があって勉強すればだれでもできます。
勉強してもとれないのは勉強の仕方が悪いか、
足りていないかのどちらか。
そんなもん自分でなんとかできる範囲です。
でも、そこから先はいくら学力が高くても、
いくら勉強しても
それが仕事には直結しません。
資格があるから当然に高い報酬を得て仕事をできると思うのは大間違いです。
資格があるからこそできる商売だけど、
仕事がないとその資格をキープしていくこともできません。
合格された方の夢を壊すようですが
大変な世界ですよ、ここは。
ですが、その何倍も何十倍も面白い世界が広がっているのも事実。
お客さんの「ありがとう」は心にしみます。
結局は開いてみないと何があるかわからない世界の扉を開くかどうか
これに尽きるんでしょうね。