会社は生きている。 | 万葉コモン行政書士事務所

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人と人とのつながりを大切にする事務所です。

こんばんは。

奈良市の社労士、行政書士の村林です。

 

もうすぐ月曜、ということで

労働者にとっては気分のふさぐ時間帯ですね。

 

そんな今日は職場環境のお話です。

 

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職場の作業効率を下げてしまう要因の一つに人間関係があります。

 

よいチームワーク

 

よい人間関係の所ならば仕事もスムーズに運び

 

個々の能力が最大限に活かされ、組織にとって良いバックがえられます。

 

各々の持つ力が合わさり、より大きな相乗効果をもたらすからです。

 

 

しかしこれがよくない人間関係

 

ヒビの入った環境であればどうでしょう。

 

作業効率は格段にさがり、

 

提供できる成果が目減りしてしまいます。

 

いくら業務の効率化を図り、

 

作業工程を減らしても

 

人間が関わる以上、その人間の間で何らかのやり取りが生まれるわけで

 

その人間たちの間がうまくまわらなければ

 

マイナスの効果は思わぬところにまで波及してしまうものです。

 

経営者の方はそれぞれの労働者の間での

個々の人間関係を把握するまではできないかもしれません。

 

ですが、ある程度は、労働者間の人間関係を意識して

 

うまく回っていなさそうなところあれば

 

よく観察し、ヒアリングなども織り交ぜながら

 

配置換えや編成を変えるなどの工夫を凝らすべきです。

 

 

ジョブローテーションなんていう言葉もありますが

 

仕事を移動するのではなく、

人間を移動させることに意義があると私は考えています。

 

 

もちろんいろいろな部署に行っていろんな仕事を経験し、

 

一人一人の業務の幅を拡大させることも大切ですが

 

 

それよりも、

 

人を移動させることで、

 

固まってしまった人間関係をほぐし、

 

新しい人間同士の、新しい相乗効果を期待するほうが

 

より変化に対応できる、強い組織を作れる

力のもとになる!と、私は思うのです。

 

 

どんなところにもご意見番はいますし、

そんな方たちの力が必要な場面もあります。

 

ですがそのご意見番が力を持ちすぎていると

 

労働者が委縮し、発言さえできなくなってしまうという側面も否定できません。

 

経営者以外の方に権力が集中してしまうことを避けるためにも

 

適度な配置換えは随時行っていく必要があると思います。

 

 

組織を活性化させることは経営にとって重要なポイントです。

 

会社は生きています。

 

生き物は生き物である以上、活性化されなければなりません。

 

成長が止まってしまっては利潤はあげられません。

 

流動的で変化に富み、風通しがよく、活性化された良い職場環境を形成するためにも

 

職場の人間観察は経営者の方にとって必須だといえるでしょう。