こんにちは、Eimiです。
今日は、村の広域農道のことをお話します。
これです。これが広域農道です。
普通の道です。
ただ農道というだけあって、耕運機、トラクターなどの作業車が良く通ります。
作業車は、ものすごく遅いので気をつけなければいけません。
それだけのことで、皆さん、この道を『魔法の道』と呼んでいます。
この道は、わが村の地味な谷山の入口から始まって、信号もなく、人も車もなく、スルーっと一本道で、なんと隣の市に繋がっているのです。
普通に行けば25~30分です。
それが、まあどんなにゆっくり走っても15分ですから~
ただ、やはりずっとこんな道です。
まあ、この道の不思議をお話します。
1つは、自動販売機です。
この風景の中に突然現れます。
ちょっと、それを写すのは辞めました。
いったいだれが使うのかよく分からない自動販売機なのですが、噂では、この道を歩いている方がいるらしく、そういう方が利用するのではないか、と言われています。
本当に、トンネルを抜けると何故か自動販売機が現れます。
そもそも誰が歩いているのか、という話ですが、追及するとコワいので、その辺、やめておきます。
さて、もうひとつ、これは本物なので、写すのはもっとごめんなさいです。
この道の向こうですね、
何があるのか、というと、道があります。
この先は上に橋が架かっていて、その向こうの話になります。
これです。これ、上も道になっています。
お寺に向かう道です。
さて、問題は、この向こう側です。
いやー、話すのもちょっと、はばかられますが、この道、このさきに行くと、水たまりがあるのです。
ハイ、いつも水たまりができているのです。
晴れても、です。
わたしはここを通る度に『オカルト道路』と呼んで、絶対に水たまりを踏まないよう、避けて走ります。
中央車線を越えますが、踏むよりはマシですから~
何故水たまりができるのか。
不明です。
つい最近、気にしたどなたかの意見があったのか、道路はきれいに舗装し直されました。
それはそれは美しく、何の凹みもありません。
良かったーって?
いえいえ、そんなこと思いませんよ。
わたしと娘は二人、
「絶対、無駄になるよ。おんなじことになるって」
「うーん。まあ、恐怖のオカルト道路だからねえ」
と話していました。
果たして、結果は、ですね……
まったく変わません。
三日後には、濡れ始めました。
一週間後には元通りです。
何故か一部だけがぐっしょりと濡れるのです。
そして、道路の傾斜に従って滴ります。
ぐっしょりと濡れている場所の上を走ることは出来ません。
わたしは。
主人は違います。
「なんともないわい。霊だというなら、今まで生まれてきたものはすべて出て来るぞ。何万、何百万、何億もの霊があっちにもこっちにも。」
だ、そうです
まあ、そう考えてもいいですが。
わたし、そいつがぐっしょり滴る前のあの場所で、かつて大きなイノシシが死んでいたの、見てますからー
だから、始めは水ではなくって血だったことも、よく覚えています
だから、わたしは、絶対に踏みません。
まだ濡れているというなら、まだあそこにいるのかもしれないじゃないですか。
そんなことも分かっていて、行けません。踏めませんよ。避けます。絶対に
亡くなったあとまで踏まなくても……
とか思います。
まあ、ここは、
とにかく動物が多いのです。
山を開いて道を通していますから、始めのころは、沢山沢山動物が轢かれていました。
不幸ですよね。
向こうも、見たことのない大きな光るものがどんどん走って来るので、どうしていいのかわからなかったのではないかと思います。
こっちも、とにかくたくさん出るのです。どうやって回避したらいいのかって、ドキドキして走っていました。
夜になると、わたしも沢山見ました。
イノシシ、タヌキ、ウサギ、イタチ、ネズミ、モグラ、シカ、サル、ネコ。何でも現れます。
ヘッドライトに向かってくるのです。
わざわざ飛び出してくるのです。特にネコは必ずそうです。
シカは、威張っていて、道路の真ん中に大挙で現れ、じっとこっちを見つめます。
全然動きません。
今でこそ、あまり出なくなりました。
この道路の開通によって、沢山の命の犠牲があったことを、「ちゃんと覚えていなさい。人間よ」
と、言われているのかもしれません。
そう。思うので、わたしは、この水たまりの上は絶対に走りません。
ただ、この道はやはり多く利用します。大変便利ですから。
わたしたちの生活は、多くの犠牲の上に成り立っているのだと、考えずにはいられませんね。
栗です。
この広域農道で沢山の栗を見つけました。
とりあえず、秋の訪れです。
生きているものを食べ、命を戴くわたしたちは、この地球上で最強の存在です。
だからこそ、もっと、多くの命に感謝して生きて行かなければいけないのだろうと、あの水たまりを見る度、思い知らされますね。
うちでは、金木犀の甘い香りで一杯です。
有難いですね。
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