【未完成の感性】というライブイベントをやっていました。
昔書いた詩を見つけました。
まさに
【未完成の感性】というタイトルにふさわしい詩達でした。
ちょっと恥ずかしいけど、
載せます。
+++++
青紫の空と雲の白のコントラスト
ビルとビルの間の狭い空
かじかむ両手をポケットに突っ込んで
駅前の雑踏を掻き分ける
足早に過ぎ去る人々に
僕はどんな風に映ってますか
冷え切った部屋で目覚め
「おはよう、今日も寒いね」と言える相手がいる
そんな些細な幸せを
ずっと大事にしてきたのに
息を吐いた
白く消えてった
きっと僕もそう
今日は一段と冷え込むらしいね
君は寒い思いしてないかな
ビルとビルの間の狭い空
かじかむ両手をポケットに突っ込んで
駅前の雑踏を掻き分ける
足早に過ぎ去る人々に
僕はどんな風に映ってますか
冷え切った部屋で目覚め
「おはよう、今日も寒いね」と言える相手がいる
そんな些細な幸せを
ずっと大事にしてきたのに
息を吐いた
白く消えてった
きっと僕もそう
今日は一段と冷え込むらしいね
君は寒い思いしてないかな
「ほら、雪だよ」
夕焼けが街を染める頃
世界は白く姿を変えた
人々は空を見上げ
子どもたちは歓声を上げた
君も見ているかな
君にとって、初めての雪
ほら、見てごらん
君が生まれた世界はこんなにも美しい世界だよ
夕焼けが街を染める頃
世界は白く姿を変えた
人々は空を見上げ
子どもたちは歓声を上げた
君も見ているかな
君にとって、初めての雪
ほら、見てごらん
君が生まれた世界はこんなにも美しい世界だよ
+++++
手を振った君が笑っていた あの桜並木を今
雪の降る中 一人歩く
君の好きな歌 口ずさみながら
変わった街並み
いつの間にかできたショッピングモールと
改装された最寄り駅
僕を嫌いだった僕を見つけた
世界の終わりみたいな顔してた
君を傷つけることしかできなかった
そんな僕を僕は傷つけた
それでも君は笑った
「またね」って言って手を振った
卒業式の日
あれから僕は少しだけ大人になった
君は元気ですか
今でもたまに君に電話したくなります
雪の降る中 一人歩く
君の好きな歌 口ずさみながら
変わった街並み
いつの間にかできたショッピングモールと
改装された最寄り駅
僕を嫌いだった僕を見つけた
世界の終わりみたいな顔してた
君を傷つけることしかできなかった
そんな僕を僕は傷つけた
それでも君は笑った
「またね」って言って手を振った
卒業式の日
あれから僕は少しだけ大人になった
君は元気ですか
今でもたまに君に電話したくなります
世界の終わりみたいな顔の僕よ
あの時を生きてくれてありがとう
僕はそれなりにやってます
世界はそんなに悪いもんじゃないぞ
いつもの電車に揺られる
見慣れた景色の中に新しく塗り替えられた風景
きっと僕もこの街と同じ
少しずつ変わっている
ねぇ 君の好きな歌 いつか僕の子どもにも教えていいかな
あの時を生きてくれてありがとう
僕はそれなりにやってます
世界はそんなに悪いもんじゃないぞ
いつもの電車に揺られる
見慣れた景色の中に新しく塗り替えられた風景
きっと僕もこの街と同じ
少しずつ変わっている
ねぇ 君の好きな歌 いつか僕の子どもにも教えていいかな
+++++
「感情のない綺麗なものに涙を流すのは大人になったからなんだって」
あの日 雨が落ちる海を見ながら
君はそう言って 泣いた
その横顔が あまりに美しくて
ゆっくりと十一月の風が吹いて
君は唐突に「海に行きたい」と言った
外は雨 少し肌寒いけど
僕は車を走らせた
美しいものに涙を流す理由が大人になったからというのなら
その涙は何で出来ているの?
君は何を思い涙し そして
何故そんなにもギリギリの瞳(め)で笑うの?
ゆらり ゆらり
君はずっと波に見入っていて
すぐに消えてしまうその儚さは
君の笑顔とよく似ていた
あの日 雨が落ちる海を見ながら
君はそう言って 泣いた
その横顔が あまりに美しくて
ゆっくりと十一月の風が吹いて
君は唐突に「海に行きたい」と言った
外は雨 少し肌寒いけど
僕は車を走らせた
美しいものに涙を流す理由が大人になったからというのなら
その涙は何で出来ているの?
君は何を思い涙し そして
何故そんなにもギリギリの瞳(め)で笑うの?
ゆらり ゆらり
君はずっと波に見入っていて
すぐに消えてしまうその儚さは
君の笑顔とよく似ていた
ねぇ また夏にこの海へ来ようか
いつか 子どもも連れて
そして 手を繋いで 写真を撮ろう
なんて夢物語 君は笑ってくれるかな
「感情のない綺麗なものに涙を流すのは大人になったからなんだって」
あの雨の日そう言った君は また少し大人になった
そんな君に いつでも笑えるような僕であるように と
君が笑っていられますように と
いつか 子どもも連れて
そして 手を繋いで 写真を撮ろう
なんて夢物語 君は笑ってくれるかな
「感情のない綺麗なものに涙を流すのは大人になったからなんだって」
あの雨の日そう言った君は また少し大人になった
そんな君に いつでも笑えるような僕であるように と
君が笑っていられますように と
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あーやっぱ恥ずかしい。
ちなみに9年前の詩です。
でもこの頃の私の感性というか
言葉の選び方というか
とても好きです。
どの詩にも子どもが出てくることを突っ込まれて
当時離婚裁判中だった私にとって
娘の存在がとても大きかったんだろうな、と
今でも思います。
よかったら感想等いただけたら嬉しいです。
皆さま、おはようございます。
今日も皆さまにとって
私にとって
穏やかでいい一日になりますように。
行ってらっしゃい♪