謝罪ってズルいよね。 | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

保護室生活、31日目。

謝罪ってズルいなぁ、
って思います。

だって、
謝られたら
許すしかないじゃないですか。

心から謝罪された(ように見えた) ら
それでも許さない!
とはなかなか言えないと思うんです。

何故こんなことを考えたのかというと
去年の1月、
離婚する直前に、
母が当時住んでいた街に来たんです。
(実家と当時住んでいた街は1000キロ離れています)

一緒に昼ごはん食べようって言われて
元夫に子どもたちを任せて
久しぶりに母と会ったんです。

『今回こうやって会いに来たのはね、まにゃにちゃんと謝りたくて。
    小さい頃、ほったらかしにしてごめんね、って。』

それから出てくる出てくる母の身の上話。

私は相槌を打ちながらも、
複雑な気持ちになっていました。

「私は、そんな簡単に母を許せない。」
「でも母はこんなにも謝っている。」
「許さないって言っていいものだろうか。」
「謝られたら許すしかないじゃないか。」
「母はズルい。」

私は母にそこまで酷い仕打ちを受けたわけでもなければ
日常的に虐待があったのかというとNOだと思います。

だけど私にとって母は絶対的な存在で
逆らうなんて出来なかったし
それは大人になった今でもそうです。

母に謝られたら、許すしかない。

それでも私はその時
「急に言われてもすぐに許す気にはなれない」
と勇気を振り絞って伝えました。

帰り際、
母に抱き締められました。

『小さい頃にもっとこうしてあげてればよかったのにね』

と母は言っていました。

私はやっぱり、
複雑な気持ちを抱えたままでした。





帰宅して、
元夫に、こう言われました。

『お前らはいいよな。
    そういう家族ごっこしてりゃ幸せだもんな。』

と。

【家族ごっこ】という言い方はどうかと思いますが、
元夫の言いたいことは分かるような気がしました。

元夫は私のことが原因で
元義両親との仲が険悪になっていました。

離婚しろとうるさい元義両親から
何とか私を庇おうとしてくれていました。

それなのに。

私はその直後(10日後くらい)、
解離して息子を殺そうとしたのかもしれなくて
警察と児童相談所を巻き込んで離婚し
子どもたちは児童相談所に一時保護されました。





私は
謝っても謝っても許されないことをしました。

反省しているかどうかは
態度で示していくしかないのだと思います。

私が子どもたちとまた一緒に暮らせるようになるまでのステップとして、
子どもたちのいる隣の市町村での一人暮らし、
を元夫から提案されています。

普通に仕事して
きちんとした生活ができてることを示していくしかないんです。





形だけの謝罪なんて意味がない。

相手のことを思うなら、
きちっと態度で示していかなければ。

謝罪した気になって
許された気になって
また同じこと繰り返したら
全く意味がない。

私は、謝っても許されないことをした。

だからその謝罪の気持ちを
態度で示していこう。

『今のまにゃなら大丈夫』

って、
思ってもらえるように。








皆様、
おはようございます。