いろいろ、話しました。
20分くらい、時間を作ってくれました。
病気との向き合い方について、
「双極性障害って言われたの10年ぶりくらいなんですよ。
だから、病気とどう向き合っていけばいいのかなってまだ模索してるような感じです。
前の病院では、パーソナリティ障害がメインだと言われていたし…」
と言うと主治医は、
「今でも上手に病気と向き合えていると思いますよ。
パーソナリティ障害と診断されていたってことは、それだけ周りを振り回していたっていうこと。
家族と一緒にいた頃は、
家事に育児に仕事にと追われて、自分だけで精一杯だったから手に負えない状態だった。
今は家事も育児も仕事からも開放されて、自分だけの問題でよかった。
だけど無理に仕事をしたから、今回2回も大量服薬してしまう状態になった。
まにゃさんは、双極性障害だけど、解離性障害でもあるし、
パーソナリティの問題もあるのかもしれないし、ベースは発達障害だから、複雑に絡み合っていて難しいよ」
と答えてくれました。
なるほどなぁ。
「最近解離は起きてないんですよ。
離人感も感じないし。
その代わりに鬱がやってきたって感じで」
と言うと主治医は、
「解離って、ストレスに直面した時に起こるものだから、
実家にいた時は何かから逃避していたのかもしれないね。
私はそれが仕事だったと思うけど」
と。
仕事のしんどさ、
うまくいかないもどかしさ、
そんないろいろから逃避するために解離が起きてたのか。
それと向き合うことになって、
鬱状態になっているのか。
なるほど。
と納得しました。
「目標が出来たんです。
やっぱり、子どもたちと一緒に暮らしたいから、
○○県に戻りたいと。
それで、前夫から提案されたんです。
児童相談所やら警察やら行政やらを巻き込んでの離婚だったので、
はいじゃあ戻ってきていいよ、とは言えない。
私が家族の近くで一人暮らしして、
きちんと生活できてることを証明して、
戻っても大丈夫だって、周りに認めてもらわなきゃいけない。
だから、一人暮らしするっていう目標ができました。
働かなきゃ生活できないから、
介護の資格(介護職員初任者研修)を取ろうと思って、
資料請求しました。
できることから一つずつ、やっていこうと思います」
と言うと、
「目標を持つのはいいことだね。
でも、仕事はA型作業所くらいに抑えたほうが長く続けられると思うな。
それと、こっちでも一人暮らししてみるとか。
いきなり一人暮らしで放り出すのは、ちょっと不安があるかな。
それにしても、元旦那さん、よくまにゃさんを支えてくれているね。
私だったら、もう関わらないでくれって縁切っちゃいそうだけど。
それも、まにゃさんが子どもたちにきちんと愛情を注いでいたことを理解してくれているからなんでしょうね。」
と話してくれました。
薬について、
相談しました。
減らせるなら減らしたい、と言う話をすると
「この間エビリファイを30ミリから24ミリに減らしたら急に落ちてしまったから、
まだちょっとエビリファイは減らせないな。
ジプレキサを変えてみましょうか。
今まで気分安定剤を使ったことは?」
と聞かれたので
「以前双極性障害と言われていた頃は、
デパケンとセロクエルが主な処方でした。」
と答えました。
「じゃあジプレキサを10ミリから7.5ミリに減らして、
デパケンRを200ミリから始めてみましょうか」
という話になりました。
今の処方は、
エビリファイ
朝昼食後3ミリずつ
就寝前24ミリ
ジプレキサ7.5ミリ 夕食後
デパケンR200ミリ 夕食後
レンドルミン 就寝前
ワイパックス2錠 就寝前
になりました。
「いつ頃退院できそうですか?」
という質問に対しては、
「まにゃさんは死にたい気持ちは根底にある人だから、
全く死にたいと思わなくなるまでっていうのはちょっと現実的じゃないのよね。
死にたいって思いながらも、何とか自分をコントロールできるようになるまで、
今は少しずつ気持ちも戻ってきつつあると思うから、
もう少しかな。」
その他もいろいろ話をしたと思うのだけれど
思い出せるのはこれくらい。
元夫に支えてもらっている、という考え、
目から鱗でした。
そんな風に考えたこともなかった。
でも確かに、
普通なら縁が切れちゃっても仕方のないようなことなのに、
こうやって真摯に対応してくれるっていうのは、
元夫の優しさでもあり、
私がきちんと子育てしていたから、
なんだと思えました。
主治医と話をすると、
とてもスッキリします。
さすがプロだな〜
って感心します。
今まで、いろんな主治医と話をしてきたけれど、
ここまで私が話していて気分がよくなる主治医は、初めてです。
病状がよくなっているか、は
別問題だけれど…
両親は、
かつて私が18の頃に通って入院もしていた、
昔の主治医がいる病院に、転院させたいらしい。
その主治医と出会って、
私は劇的によくなったから。
その主治医は、
波動のようなものを感じて、
この薬はこの人に合わない、とか
そういった判断をする医師で
使う薬も漢方メイン。
解離と感情の起伏が激しすぎた私は、
その主治医の処方の元、
劇的によくなった経験があります。
だから、転院させたいらしい。
私は、何とも言えません。
今の主治医の処方が間違っているとも思えないし
相性が悪いとも思わないし
でも、
両親がそこまで言うなら…
という気持ちもあります。
どうした方がいいのかなぁ。
答えは出ません。
今日は
いいこと、たくさんありました。
何より、
主治医とたくさん話せたこと。
ローズヒップティーが美味しかったこと。
(インスタントだけど)
好きな音楽が聴けること。
小説が面白かったこと。
(やっと読み終えました)
夕食も、
おかずは完食できたこと。
憂鬱だと思わずに1日を過ごせたこと。
今日も、いい1日でした。
明日は、夕方から、
1泊2日で外泊してきます。