私は、精神科にかかる=一生薬を飲み続ける、わけではないと思っています。
2004年に15歳で精神科を初診後、2011年頃まで毎日薬を飲んでいました。
当初の診断は「神経症」
それから「適応障害」「統合失調感情障害」「双極性障害」「解離性障害」「パーソナリティ障害」etc、診断はコロコロ変わりました。
初診当時は不眠とうつ状態、自傷行為と、とても辛い毎日を送っていました。
でも、2011年頃、ふと思いました。
当時は生活保護でした。
離婚したてで当時3歳の長女は児童養護施設に入所していました。
(この辺の経緯もいずれ書いていきます)
障害者手帳も18歳の頃から持っていました。
私は、病気を理由に「頑張ること」から逃げているだけなんじゃないか? と。
大量服薬・自傷行為を繰り返しては精神科に入退院を繰り返していました。
悪性症候群にもなったことがあります。
そこでふと立ち止まって考えてみた時、「薬をやめてみよう」と思いました。
医師に伝えた上で断薬しました。
精神科への通院も一旦やめました。
でもやっぱり不安感や抑うつ感が強く、半年ほどたった頃
転勤になり離れた土地にいた、お世話になった以前の主治医の元を訪ねました。
その先生から、自宅から通える病院の医師を紹介してもらいました。
その主治医には2012年から2017年まで、5年ほどお世話になりました。
その間投薬治療はほとんどありませんでした。
妊娠中とても不安定になった時、2週間程飲んでいただけです。
その主治医は私の「薬を飲みたくない」という意思を尊重してくれました。
私にとって、
薬を飲むこと=自分は病気なのだと暗示すること
であったからかもしれません。
障害者手帳は持っていたし、通院も必要としていました。
だけど、当時の私にとって薬は必要じゃなかった。
ただそれだけのことなんだと思います。
発達障害の診断をしてくれたのもこの主治医です。
今となっては、私の状態をコントロールするのが上手なとてもいい医師だったんだなと思います。
私はその後、2017年(昨年)夏に、措置入院することとなりました。
(この経緯もいずれ書きたいと思いますが)
それからは薬を飲んでいます。
現在の処方は、
エビリファイ3mg 朝昼食後
エビリファイ24mg 就寝前
ブロチゾラム(レンドルミン)0.25 就寝前
ロラゼパム(ワイパックス)0.5×2 就寝前
です。
現在の処方になって約3週間。
実家に帰ってきて環境が変わったことが大きいと思いますが、落ち着いて生活できています。
そのうち薬も減らしてもらおうと思っています。
今私は薬を飲んでるからといって自分が病気だという思い込みからは開放された気がしています。
病気だから、と理由付けをしてしまうと、私の場合は頑張れなくなりました。
自分の状態が悪いのは病気が悪化しているからだ、と、自分を変える努力をしなくなりました。
理解してくれない周りが悪い
子どもがやんちゃなのが悪い
引っ越して環境が変わったのが悪い
と、自分の状態に自分で責任を取るという当たり前のことが出来なくなっていました。
でも今は違います。
自分の精神状態は、自分の責任。
病気(障害)はあるけれど、それも自分。
自分の機嫌は自分で取る。
自分がいかにいい気分でいられるかで日々の毎日が変わってくるということに、改めて気づきました。
精神科にかかるということは、一生薬を飲み続けなければいけない、わけではないと思っています。
困っているなら診断を受ければいいと思います。
困っているなら薬を飲めばいいと思います。
精神科にかかることでメリット(障害者手帳を受けることのメリット)があるならば、かかればいいと思います。
私はASDの診断を受けて、人生変わりました。
今までの生きづらさに納得がいき、対処法も学べました。
措置入院して「統合失調感情障害」の診断を受けました。
そのおかげで障害者手帳は2級になり、福祉サービスを受けることができました。
障害年金も申請中です。
自分に合う薬(エビリファイ)を見つけることが出来ました。
今回障害者雇用で働けることとなりました。
これも、精神科にかかっているからです。
困っているなら診断を受ければいい。
困らないならそのままでいい。
と、私は思います。
精神科に対するハードルが、少しでも低くなればいいなと思います。
困っている人が、困らなくなればいいな、と思います。
明日は通院日です。
実家に帰ってきて、転院して2回目の受診です。
今の主治医は発達障害にも理解のある、いい先生のような気がします。
しばらく処方はこのままだと思います。
今は、薬を飲むことに抵抗はありません。
エビリファイの薬代が高いのがネックだけれど、落ち着いて生活できればそれでいいです。
何が書きたいのかよく分からなくなってきましたが。
自分の精神状態は自分の責任。
明日も穏やかに過ごせますように。
(うつ病・うつ状態の方は頑張りたくても頑張れないので、ゆっくり休養してください。
私はうつ病ではありません。
うつ病・うつ状態の方は頑張らないでください。)