6月2日(金)、その日は 朝から雨、
交通機関は乱れに乱れ、チケットを泣く泣く手放した方や ギリギリまで粘った方々の 悲喜こもごもはTwitterでも散見され、本当にお気の毒に思った。
そんな中、私は車で宮城を目指していた。
悪天候下の移動手段を自家用車にしたことは、果たして正解だったのか?
ワイパーは、間欠→通常→高速と切り替えたりしたけど、終始、安全運転でハンドルを握り、なんとか無事に到着
幸いにも開場時刻より、かなり早めに着いたので、周辺をうろうろする余裕もあった。
この看板を見るといつもほっとする。
コンサート
雨の中、続々と到着する同士達。
みな、万障繰り合わせて、ここに つどったんだなぁと思うと熱いものが込み上げて来た。
家を出る時は綺麗にセットしたであろう髪は、長旅で乱れ、湿気で広がり、悪天候で衣服も濡れていた。
それでも、GIFTトートはすっぽりとビニールバッグで守られている。
私も、トートバッグが届いたら、あんなふうに大事に使おう!!と心に誓いながら会場列に並ぶ。
(SOIの配信で羽生さんが使っているのを見てから注文したからね、この時はまだ、手元には届いて無かったのよアフターパンフと同時発送を希望したので届いたのはつい先日
)
とにかく、今、無事にセキスイハイムスーパーアリーナの前にいることに感謝した。
感謝といえば┅

雨宿りする場所も、限られていたので、本当に助かった。
座席にも感謝
羽生さんが楽しそうにしてるだけで、おばちゃんはそりゃもう嬉しいんだよ。
前置きが長くなってしまったので、具体的な感想は少しだけ。
オープニングのソロパートの羽生さん スピンは圧巻だった。
キャメルスピン、腕でリズム取ってるし、シットスピンしながら体を上下させてるし、最後イリュージョンスピンって、いったいどんな体幹してるの。


映画館の大画面で堪能した。
大画面で見たらね、本当に壮大なスピンだったのよ。
羽生さんが、風車になってエネルギーを発してるみたいな。
彼の熱量をひしひしと感じるスピンだった。

スピンといえば、if...
暗転中にアラビアン始めて、前奏が始まったキャメルスピンで回ってる振付が、凄く好き
パッとライトが当たった時にふわっと浮かび上がったシルエットが美しすぎて
折って開いていく指先から間違いなくキラキラ光るものが見えたよね
そのあとの90°方向を変えながら爪を噛むような振付のところも好き
教習所のクランクをうまく抜けられない未熟な自分にイラついてるような絶望してるような・・・
変な例えでごめんいや、そうではないな。
目の前に続く道がいくつかあった時の迷いとかを表現してるのかな?
今の私、if...を語りだしたらきっと止まらない
とにかく振付は全部好き。
本当に大好き
好きすぎて、語るの無理無理無理・・・
なので省略
大雨のことなどすっかり忘れて 羽生さんの素晴らしいスケートに夢心地だった。
とても幸せな時間だった。
しかし、 季節外れの台風の影響を少なからず関東でも受けていたことは 帰宅時に思い知ることとなる。
高速道路は一部区間通行止め、一般道に降りてからも冠水して通れないところが何ヵ所かあり、緊張が走る。
散歩で利用する近所の道も崖が崩れて未だ復旧していない。もしもあの夜、近道してその道を通っていたら危なかった。
いろんな意味で無事に生還できてよかったと思う。
少々大げさな言い方をすれば
notte stellateで羽生さんがおっしゃった言葉を今再び反芻している。
羽生さん、ありがとうございます。
同じ時代に生きて、あなたのスケートをまた観れたことに心から感謝したし、また見たいと思った。
新潟と神戸も行きます。

一公演ずつだけど、とても楽しみ。