読書の夏 その2 「夢へ翔けて」 | みそさざいのブログ

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ゆづ友さんに教えて頂いた本を読んだよ

 

 

アフリカの内戦で3歳の時に両親を亡くし、壮絶な幼児期を懸命に生きる女の子がいた

彼女の名はミケーラ

(映画「ファーストポジション」のミケーラといったなら、知っている人もいるかな?)

 

幼いミケーラは、ある時、1枚の写真にくぎ付けになる。

強風で飛ばされた雑誌が、偶然にも孤児院の鉄柵に辿りついたから

 

砂ぼこりの中、初めて見た写真

そこには、チュチュをまとった美しいポーズの女性がいた

バレエという言葉さえ知らないミケーラは、自分もいつかこの人のようにつま先で踊りたいと思った

そして、それが孤児院でみじめな生活をしていた彼女の生きる希望になっていく。

 

4歳の時、

彼女に差し伸べられた里親の愛という縁、

その人は彼女を守り慈しみ、夢だったバレエも習わせてくれた。

里親の夫妻にはミケーラを含めて9人の里子がいたけど、もちろん、どの子どもも大切に育てている。

 

夢を叶えたいという強い想いが彼女に良縁を引き寄せたのかもしれないと思ったよ。

その出会いは本当に幸運だったし、彼女の人生を変えてくれたから。

 

例えば、

どんなジャンルでもその夢の実現のために学校教育をおろそかにすることは多少はあるのかな?と思うけど、

里親になってくれた父親は教育にも熱心で

「明日、タクシーにひかれたとしたら、もう二度とバレエはできない。教育を受けてなかったら、そのあとどうするんだ」・・・と言った。

 

私は自分の子育てでさえ四苦八苦しているから・・・

孤児を引き取り、無償の愛をささげる里親の存在に感服。

そして、我が子の夢を叶えるために、私もまた頑張らなければと再確認したわよ。

息子たちの夢などは、ごくありふれたものだけどね

 

この本は児童書、けど、大人が読んでも、いろいろな視点で考えさせられるエピソードがたくさんあり、非常に読み応えのある本だった。

 

また、

バレリーナの夢を追うようになったミケーラに差別という壁が立ちはだかることがあったけど

苦境に立った時のお母様の助言が素晴らしく、その愛情の深さとサポート、それにこたえるミケーラのひたむきさと強さは読んでいて心が洗われるようだった。

 

2012年、彼女はオランダ国立バレエ団のオーデションを受け、合格する。

オランダ国立バレエ団といえば、世界でトップクラスのバレエ団である。

 

さらに、アメリカの新聞による「18歳以下の18人、年間最優秀ティーン」にも選ばれた。

受賞者には、パキスタン人権活動家のマララさんらがいたそうだ。

 

自分が幸運であることに気づいたミケーラは、ある時、母親にどうして養子を迎えたのか?と尋ねる。

自分達は恵まれていた。恵まれているということは責任がともなうということ、それが答えだった。

 

でも、ミケーラは母親の言葉に悩んでしまう。

恵まれているというのなら、自分もまた恵まれているのだから

責任って・・・?

母親のいう責任とは分かち合うという意味だったけど

ならば、自分は何を分かち合うべきか、何をすべきなのか!?

それを考えた。

 

母親の助言の後、しばらくして、自分には自伝を書く責任があるとことに気づくのである

まだ、17歳だった。

 

 

この本は、家族の支えと本人の血のにじむような努力でバレリーナという夢を叶えた少女の物語。

ノンフィクション、養母と共著の自伝である

12か国で翻訳販売され、世界中の人々に読まれているそうだ。

ミケーラはこの本の出版によって多くの子どもたちと夢や希望を分かち合うことができたよね。

 

「夢へ翔けて」の 出版社の動画がありましたので感謝してお借りします

 

この本は全然知らなかったのけど

教えてくださったゆづ友さんに感謝。

 

そして、私は親だから、

子どもを信じて好きなことを好きなだけ習わせてやるって、なかなかできないことだけど、

可能性を信じるって本当に尊いことなんだなぁ、

子どもを一人前にさせるまでは親は大変だけど、がんばろう

そんなふうにも思ったよ。

 

 

 

 

ところで、

昨夜の22時ごろの南の空

こちらでは、肉眼で見えるのはこれがぐらいかな

 

ここに星座線を入れると・・・

火星と土星の間に射手座がある

 

しばらくの間は、ほぼ同じようにに見えるし、

8時ごろまでなら西の低空に金星も見えるはず

お時間のある方はぜひ見てみてね。