花は咲く | みそさざいのブログ

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このブログは素人の日記です(*v.v)
羽生選手の大ファンで選手として人として尊敬しています
大好きです
満月新月にも記事を書いておりましたが、そちらは今は休んでおります。
プロ転向以降、ブログの更新は少なくなりましたが現在も継続応援中です。

昨日までの私は、「花は咲く」と聞くと、NHK杯のエキシビションオープニングを思い出していました。
リンクに浮かぶ見事なプロジェクションマッピング。
青白いガーベラが切ないほどに美しくて・・・・
白いガーベラを持って一生懸命に滑る子どもたちが いとおしくて・・・
でも、あの時 聞いた あのメロディは とっても悲しいしらべでした。
最先端の映像技術で リンクいっぱいに 色鮮やかな花を咲かせることはできても、
なんでかな?明るい気持ちは湧いてこなかった。
落ち着いた色の衣装で静かに滑る 子どもたちのスケートはとっても良かったけど、
鎮魂の舞だと思って見ていたからでしょうね。

そして、悲しいピアノの旋律と共にリンクに浮かび上がるモザイクアートの画像に涙したんだっけ。
スケーター達が白い花を持ち、静かに舞うという切なくなるようなエキシビションフィナーレ。
最後にリンクに現れた「ありがとう」の文字。
それさえ、その時の私には悲しい言葉に感じました。

あれから、1年7か月。

今日見た結弦さんの「花は咲く」は、とっても温かな印象でした。
指田さんの透明感のある歌声が、歌詞の意味を今再び考えさせてくれたし、
窓から差し込む自然光の、そのナチュラルな演出に、安らぎを感じました。
結弦さんの神々しいほどに美しいスケートからたくさんの希望のメッセージを感じたし、
後半のカラフルだけど淡~い照明が明るい未来を想起させるのに とても、効果的でした。
冷たい氷の上で、温かい血の通った優しいスケートを見ることができて、今日も幸せな気持ちで満ち足りています。
けれど、彼が抱く、最初と最後のお花が違っていましたね。
「叶えたい夢もあった~♫」の歌詞と共に、額に押し戴くガーベラの花は、茎が折れていました。


ブロ友Oさんの記事で知りました。
TV LIFE エンタメニュース
に「花は咲く」についての結弦さんのコメントがあります。

TV LIFE エンタメニュース
http://www.tvlife.jp/2014/06/25/23740より、字部分、引用させて頂いております。


「これまで自分は被災地に対して何ができたのだろうと、ずっと思っていました。」

ソチの金メダル会見の時から、言ってたものね。
「金メダリストになったけれど、自分1人が頑張ったからと言って復興に直接つながるわけではないので、すごい無力感を感じるし、何もできていないんだなと思います」
「一生懸命やって金メダルを取れたのはありますけど、やはりここからまた五輪の金メダリストという人になれたからこそ、スタートなんじゃないかなと思います。ここから復興にできることがあるんじゃないかなと・・・・」
あの時から、もしかしたら、その前からずっと考えていたのかもしれませんね。

今回のこのプロジェクトのように、自らのスケートで表現することを通して復興支援ができることは
現役選手として、最良の方法なのではないでしょうか。


こうやって 少しでも被災地のためになる活動ができるのであれば どんどんしていきたいと思って
  い た ので、  すごくいいきっかけになると思い 引き受けました。
  滑っていて一番感じたのは、震災はあったんだということをしっかり実感してほしいということです。
  これを見た方々が、少しでも震災があったこと、たくさんの犠牲があったことを思い出して、
  ここからまた何ができるのかを考えるきっ かけにしてほしいです。
  過去と今と、最終的には未来、震災をからめてだけではなく、自分自身の人生観の中で考える
  きっかけ に なってくれればいいなと思います。
  僕の中では、ずっと被災地について考えていくことが大きな使命だと思っています」

過去と今と未来・・・・・、
あのガーベラの意味が改めてわかったような気がします。

とても、素敵な振付でした。
奈々美先生ありがとうございます。

そして、やっぱり、被災地について考えていくことが大きな使命だと思っているんですね。
19歳の青年が発するにはとてつもなく重い言葉だと思います。
前記事のコメント欄で頂いた言葉ですが、
駆け抜けるように 急いで大人に成らざるを得
なかった『羽生結弦』と云う人の立派な言葉ですね。



まあまあ忙しい日が続くのでので、ブログは書かないつもりでしたが、
心揺さぶられることがあると、やはり書きたくなります。
最後までお読みいただき ありがとうございました。

前記事のお返事は遅くなるかもしれませんし、今回はコメント欄閉じました。