満月の正確な時刻は16時42分です。
満月は「達成の日」と「完了の日」を意味します。
満月の夜、宵闇に神々しく浮かぶ月には、不思議な力があるのかもしれません。
達成させたこと、完了させたいこと、そのエネルギーを満月に解放することができると いわれています。
そして、本日4月14日は、火星と地球が接近します。
地球は365日で太陽のまわりを回っているけれど、火星は687日かけて太陽のまわりを回っています。
火星よりも内側をまわる地球が火星に追いついて、火星を追い越すときが接近の時で、
この2つの惑星は780日ごとに、接近を繰り返します。
(この780日が火星と地球の会合周期です。)
作図してみました。(実際は火星の軌道は楕円軌道です。)

今回の接近、今夜、是非見ておきたいのは、満月を明日に控えた月と火星のコラボレーション。
雲がかからなければ、火星はマイナス1,4等の明るさでオレンジ色に輝くでしょう。
そして、火星の下の方向には、おとめ座のスピカが青白く見えるはずです。
月齢14日の丸い月と、この2天体の眺めが楽しみです。

Stella theater4月14日より ↑ スピカ(火星の下の星)
本日、月は17時半ごろに東の空から昇り、4時半ごろ西の空に沈みます。
ほぼ、一晩中見えていますから、お時間のある方は、どうぞ今宵の空を見上げてみてくだい。
下の画像は、昨晩、午前1時頃の月です。

実は・・・・
昨晩、21時半ごろの月は、月暈がかかっていてとても神秘的だったんですよ。
やがて、月暈の上部分(3分の1ぐらい)が7色に変化して・・・まるで虹のようでした。
私には初めての見る光景だったのに、残念ながら、外出中。
その時、カメラを持っていなかったので、その美しい光景を撮影することはできませんでした。
急いで帰宅して、それをカメラにおさめようとしましたが、22時頃からは雲がかかってしまい、
月暈どころか、月さえも厚い雲に隠れてしまいました。
雲が晴れた深夜、再び姿を現した月は、それはそれは、美しかったです。
以前の記事でもリンクさせていただきましたが、
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトウェブサイト
トップページの右下のMOVIESをクリックして、火星探検を選択してみてください。
夜空ではオレンジ色の点にしか見えない火星の詳細な地形を見ることが出来ます。
お時間のある方は、よろしかったら覗いてみてください。
それ以外の天体も迫力満点です。
最後までお読み頂いた天体好きの皆さん、ありがとうございました。